極度額
(キョクドガク)
極度額とは、根抵当権が不特定の債権を担保する仕組みであり、その担保額には上限が存在します。この上限額は「担保限度額」と呼ばれ、根抵当権の設定契約時に定められます。
債権者(根抵当権者)は、設定された担保限度額、すなわち極度額の範囲内であれば、元本、利息、遅延損害金全てについて他の債権者に優先して弁済を受ける権利を有します。ただし、一度定められた極度額は、利害関係人の同意がなければ変更できません。
根抵当権によって担保される債権の弁済上限額は、根抵当権の目的不動産により保証され、根抵当権者はこの極度額を限度に、元本や利息、損害賠償金に対する優先弁済権を行使することが可能です。
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