見積書

（ミツモリショ）

取引条件や費用の概要を示す見積書は、取引を行うかどうかを判断するための重要な文書であり、取引の過程で証拠ともなり得ます。見積書には宛先、発行者の名称、取引内容、費用の内訳とその根拠、履行期限などが記載されるべきです。工事や不動産の賃貸借契約においても、契約前に見積書を提供することは一般的です。取引過程は、見積もりから始まり、契約、納品、検収、代金請求、支払い、領収書の交付へと進みます。

住宅の建築やリフォームの際には、見積書を用いて建築費用を確認し、複数の業者から見積もりを取ることがあります。初期段階では概算見積書が提供され、その後の詳細な設計や選択される設備に基づいて、最終的な見積書が提出されます。見積書の形式は業者によって異なり、建物本体の工事費用と附帯設備や地盤改良費などが分けて表示されることが一般的です。設備の明細や費用が詳細に記載されていることもあれば、総額で表示されていることもあります。そのため、契約前に見積書の内容を確認し、理解することが非常に重要です。