採光

（サイコウ）

採光とは、室外の自然光を窓やその他の開口部を通して建物内部に取り入れることを指します。これにより室内に自然の光が確保されます。

建築基準法では、住宅の居室においては、特定の床面積に対する一定比率以上の採光に有効な開口部の面積を確保することが求められています。ただし、この比率は地域や建物の用途、部屋の機能によって異なる場合があり、最新の法令やガイドラインを参照することが重要です。採光は直射日光だけでなく、間接的な自然光も含まれ、北側の窓からの光も採光に寄与すると考えられます。採光面積の要件は、部屋の用途やサイズ、窓のサイズによって変わる可能性がありますが、通常、納戸やトイレ、浴室、洗面室などの非居室は採光要件の対象外とされます。

住宅密集地で自然光が限られている場合、天窓やライトコートのような設計により採光を向上させる工夫がなされることがあります。さらに、日光の調節にはカーテン、ブラインド、反射ガラスなどが用いられることが一般的です。