修繕積立金
(シュウゼンツミタテキン)
修繕積立金は、マンションなどの区分所有建物の維持・保全のために設けられた資金です。日常の小さな修繕は通常、管理費から支払われますが、一時的に多額の費用が必要となる大規模な修繕に備えるため、管理費とは別に毎月積み立てられます。
この資金は、マンションの管理組合によって管理され、外壁の補修、塗り替え、電気系統の修理など大規模修繕工事の際に使用されます。管理組合は、各区分所有者から一定額を徴収してこれをプールしています。マンションが売却される際には、売主と買主の間で、引渡し日を基準に修繕積立金の清算が行われます。売主の負担は引渡し日の前日まで、買主の負担は引渡し日以降となります。ただし、これまでに支払われた修繕積立金は、個別の所有者に直接返還されるものではなく、物件のメンテナンスと修繕のための共有資金として引き続き使用されます。
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