アフターサービス

（アフターサービス）

アフターサービスは、製品やサービスの購入後、消費者に対して提供されるサポートのことで、住宅の分野では特に重要視されます。これには、建物や設備の不具合に対し、売主の負担で無償補修を行うものを指し、保証期間内に発生した一定の不具合に対応します。内容と保証期間は売主によって異なりますが、新築住宅の場合、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、構造上の重要部分や雨水の浸入を防止する部分に対しては、売主は引き渡しから10年間の瑕疵担保責任（現在は契約不適合責任と呼ばれます）を負います。

アフターサービスは、瑕疵の有無にかかわらず提供され、例えばガス配管の破損や機械式駐車場の機能不良など、部位や設備ごとに定められた保証期間があります。また、リフォームを行った場合にも、住宅メーカーによって独自の点検やメンテナンス基準が設けられていることがあります。このようなアフターサービスは、法的な義務ではなくメーカーや販売会社が顧客満足度を高めるために自主的に行っているサービスであり、業界や団体によってガイドラインが設けられています。大手住宅メーカーでは、10～20年といった長期保証を実施しているケースが一般的です。