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実家を売却して後悔?残して後悔?いま売るメリットデメリットは?

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実家を売却して後悔?残して後悔?いま売るメリットデメリットは?

思い出が詰まった実家は、そう簡単に手放せるものではないでしょう。

本当に売却しても良いのか、後悔するのではないかと悩むのも無理はありません。実際に、思い切って実家を売却してから「売らなければよかった……」と後悔しても、あとから実家を取り戻すのは困難です。

そこで本ページは、実家を売るかどうか悩まれているあなたが、最終的にどうすべきか判断しやすくなる情報を集めました。

実家を売却するのか、ほかの手段にするのか、あるいは残すのか、どの決断が1番後悔が少ないか一緒に確認していきましょう。

実家を売却して後悔した事例

実家を売却することは大きな決断であり、その後に後悔の念を抱く人が少なくありません。理由があり売却を選択したものの、時間がたつにつれて「あのとき売らなければよかった」と感じる人も多いようです。

まずは実家を売却して後悔した人の実際の声を見ていきましょう。

安い価格で手放してしまって

実家を売却した際に、想定よりも安い売却価格となり後悔した声がありました。理由には、次のようなものがあります。

  • 周辺の相場を認識していなかった
  • なかなか売れずに焦ってしまった
  • 信頼や実績のある不動産会社に依頼しなかった

不動産の売却は人生のうちで何度も起こることではありません。そのため、周辺の相場を把握しきれないまま、不動産会社に言われるままに売却してしまった、などの可能性があります。

また、特に次のようなケースでは、なかなか売れないことに焦ってしまい、低価格での売却を承諾してしまいやすくなります。

  • 相続が発生して実家を売却した場合に、相続税の申告期限が迫っている
  • 実家を売却したお金を両親の介護費用に充てるために売却を急いでいる


売却時に実家にあったモノを手放しすぎて

実家の売却時、ほとんどの場合は自分で家の中のものを片付けることが多いでしょう。両親が残したものは、どれも思い出があり捨てづらいとの意見もあります。

しかし、あまりに残されたものが多いと「いっそのことすべて捨てよう」と考えたり、清掃業者に依頼してすべて引き取ってもらったりという方法を取ることもあります。

このような場合は、あとから実家にあった思い出の品が何も手元になく、手放しすぎたことを後悔するケースもあります。

親の一周忌前に売却して

昨年8月に親が亡くなったのですが、亡くなった後1年が過ぎる前の今月実家を売却してしまいました 買主からとにかく早く売って欲しいという要望があった為です 初盆、一周忌の法要は済ませています

しかし、今になって、初盆を迎える前に売却してしまった事を大変後悔しています 両親共に親の介護は、自分なりにしっかりやったので、それに対しては後悔はないのですが、売却に関しては間違った事をしてしまったと辛い思いをしています

いくら買主から懇願されたとはいえ、初盆、一周忌前に手放してしまったのはやはり間違っていましたでしょうか?

引用:Yahoo!知恵袋

実家が空き家になることが明確で、管理するのが難しい場合は、早々に売却を不動産会社に依頼することもよくあります。実家に限らず不動産売買では、売り手と買い手のタイミングが一致しなければならないため、いつ買い手が現れるか予想できません。

そのため、一周忌よりも前に売却が決定し、一周忌の法要の際にはすでに実家がない、といったケースも十分に考えられます。

タイミングを逃してしまうと、次に買い手が現れるのはいつかわかりません。

しかし、世間では「亡くなって1年もたたないのに実家を売却した」と不義理のように言われたり、自身がそのように思ってしまったりするケースがよくあるようです。

寂しさと罪悪感で

住んでいた年数に関わらず、自分が生まれ育った実家が他人の手に渡るのは寂しいと感じる人が多いでしょう。

また、実家が先祖代々の土地であれば、なおさら次のような感情に悩んでしまう人が多いようです。

  • 本当に実家を活用できる方法はなかっただろうか
  • 先祖代々の土地を自分の代で終わらせてしまった
  • 自分がなんとかして住めばよかったのではないだろうか

実家の売却が税金面や手間ひまなど合理的な判断であっても、実際に家族が大切にしてきた実家を手放すことには寂しさや罪の意識を感じてしまいがちです。

「あのとき」実家を売却せずに残したことによる後悔事例

実家を売却した人の後悔とは反対に、売却せず所有し続けていることで後悔している人も多くいます。つづいて、実家を売却せずに後悔している人の声を見ていきます。

売りたいのに売れない

実際に実家を手放したい、と考えても、すぐに希望価格で売却できるかどうかはわかりません。実家を希望価格で売却できない要因は次のようなことが考えられます。

  • 相場の価格に対して、売却価格を高く設定している
  • 実家の立地や建物の状態が悪い
  • 人口減少地域のため、そもそも買い手がつきにくい

特に人口減少地域では住宅の需要が少ないため、立派な古民家や、かなり建物の状態が良い建物であるなど、よほどの特長がないと、すぐに買い手はつかないでしょう。

また、建物の状態が悪く、大規模な修繕が必要な場合も買い手は購入をためらいがちです。

実家の名義人が認知症になって

近年、増加傾向にあるのが名義人である両親が認知症になっていて、実家を売却できないケースです。

認知症は本人の意思能力がない状態のため、いざ売却をしようと思っても、合意が得られません。

不動産の売却は原則、名義人の合意が必要になるので、たとえ普段から介護をしており、口座を管理していた実子でも、勝手に手続きは進められないのです。

一般的に、認知症は介護期間が長引きがちです。長く施設に入居する場合も多く、実家を売って介護資金に充てる場合には「法定後見人」など、法的に後見人と認められる手続きを踏む必要があります。

将来的に両親がどのような状態になるかは誰も予想できないため、事前にできる準備を進めておきましょう。

空き家になったけど売る時間がなくて

実家から離れた場所で暮らしていると、片付けや手続きのたびに、何時間もかけて移動しなければならず、売却までに相当な時間や労力がかかります

実家の売却は、期限が決まっているわけではないので必ずしも急いで行う必要はありません。そのため、時間がなく後回しになってしまうケースもよくあります。

兄弟間などで連携して進められれば良いですが、1人で売却を進める場合は時間に追われて疲弊してしまうことも考えられます。

売却を手伝ってくれる親族がいない

実家の売却には、次のような準備が必要です。

  • 不動産会社と相談し、物件価格を設定をする
  • 実家に残された不用品を整理する
  • 税金対策について調べたり、税理士に相談したりする

特に実家に残された不用品の整理は、実際に自分で中身を確かめて判断しなければなりません。

長年暮らしてきた実家には、大量の物が保管されていることも多く、1人で行うには負担が大きいといえます。

手伝ってくれる兄弟や親族がいなければ、片づけるのに人一倍の時間がかかるでしょう。

いま売っても売らなくても、デメリットはある!後悔を最小限にするには?

実家は思い入れがあることも多く、売却してもしなくても後悔が残ることもあります。売却にはタイミングも関わるため、どちらを選択しても、まったく後悔しないことは難しいでしょう。

そこで、実家を売却する場合としない場合のメリットやデメリットを解説します。後悔を最小限にできる、最善の方法を選択しましょう。

いま売却するデメリット

実家をいま、売却するデメリットは次のとおりです。

  • 相場価格よりも安く売ってしまう
  • 実家を手放す寂しさや罪悪感を覚える可能性がある
  • 売却のための不用品の処分などに費用がかかる可能性がある

実家をすぐに売る場合、十分な市場調査を行う時間を確保できず、適切な価格設定が難しくなります。

例えば不動産の売却は、複数の不動産会社に査定を依頼して比較するのが一般的ですが、時間的な制約があると十分な比較ができず、偏った価格設定をするリスクがあります。

売却を急ぐことで買主が値引きを要求しやすくなるため、有利な条件を引き出すことが難しくなることも考えられるでしょう。

また、実家を売却するときは、室内を片づける必要がありますが、業者に依頼する場合、物が多い状態のままだと処分費が高くなります。業者は、物の量に応じて費用を決定しているためです。

実家の不用品が多く、整理を業者に依頼する場合は20〜100万円の費用がかかります。実家の売却は無事にできても、売却のための費用が100万円単位でかかり、大きな出費となることがあるのです。

さらに、業者による整理では、思い出の品や重要な書類など、本来は残しておきたいものまで誤って処分されてしまうリスクがあります。

後悔だけ?売ることで得られるメリット

つづいて、実家を売却することで得られるメリットについて解説します。

  • 建物や土地を管理しなくて済む
  • 固定資産税や火災保険料などの維持費がかからずに済む
  • まとまった資金が手元に入る
  • 空き家の場合は、近隣トラブルを回避できる

実家の売却は、大きな費用がかかる可能性があるなどのデメリットもありますが、やはり維持管理の手間が不要になることがメリットです。空き家となった実家は活用していなくとも、庭の草木の手入れや家の空気の入れ替えなどの手入れが必要です。

実際に筆者の伯父も、実家から車で1時間の距離に住みながら、毎週末に実家の手入れのために実家へ通っており、負担が大きいと話していました

また、空き家となっていても火災のリスクがあるため火災保険に加入しなければならなかったり、固定資産税の支払いが毎年あったりと費用がかかり続けます。

実家を手放し手間や費用の負担から解放されて、売却によりある程度まとまった資金が得られる売却も検討に入れても良いのではないでしょうか。

いま売却しないデメリット

では、実家を売却せずに所有し続けるデメリットについても見ていきましょう。

  • 今後も自分で実家を管理しなければならず手間となる
  • 固定資産税や火災保険料などの維持費がかかる
  • 地震などの災害で倒壊や、火災、不法侵入などのリスクにさらされる

実家を売却せずに所有し続ける場合には、定期的に実家の手入れを行い、固定資産税や火災保険などの維持管理費を負担する必要があります。

2023年12月13日には、空き家に関する法改正が行われました。管理が行き届かない「特定空き家」に認定されると、固定資産税の軽減措置を受けられなくなり、これまでより何倍も高い税金を支払う必要が出てきます。そのため、適切な維持管理はこれまで以上に欠かせません。

また、ほとんど人の出入りのない空き家となった実家では、老朽化が進みやすくなります。災害による倒壊や、不法侵入などに遭うリスクも高まります。

めったに人が来ないことを良いことに、勝手に住んでいたなどの事件も起きており、注意が必要です。

実家があることで得られるメリット

実家を所有し続けるデメリットとは反対に、所有し続けることで得られるメリットもあります。

  • 実家を売らずに賃貸に出すことで、所有したまま維持費を稼げる
  • 子や孫がリフォームして住める可能性がある
  • 実家を残していることへの安心感が得られる

実家を賃貸に出すことで、手放すことなく賃料収入を得られる可能性があります。

最近では「古民家」が注目されており、古民家カフェや古民家宿を開業したい人など、居住用以外でも借り手がつく可能性があるでしょう。

このほか、自身は住む予定がなくても、子や孫が将来的に引き継いで住む可能性があります。実際に住むまでの維持管理は行う必要があるでしょう。

しかし、親族が引き続き実家に住むならば、「実家がなくなる」ということはないため、安心感を得られます。

実家売却の判断を誤ったと後悔しないためには

大切な思い出の残る実家は、売る場合も売らない場合も、それぞれメリットとデメリットがあります。

売却すると決めた場合は、できるだけ高値で売るために、複数の優良な不動産会社に相談するのがおすすめです。高値で売却できれば、「今、売却の判断をして良かった」と安心できるでしょう。

売却するか判断に迷っている場合でも、まずはいくらで売れるのか知っておくことが大切です。

不動産の価格は日々変動しています。人口減少などの理由で、どんどん売れる可能性が低くなる地域もあれば、企業の誘致などで需要が高まり不動産価格が上昇する地域もあります。

そのような時代の変化があっても、現在の売却価格の相場がわかっていれば、いざというときにすぐに売却に踏み切れるでしょう。実家売却は人生で1度、あるかないかの出来事です。

大切な実家の売却に関して、判断を誤ったと後悔しないために、まずはリビンマッチのような不動産の一括査定サイトを利用して、実家の売却価格の相場を確認しておきましょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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