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リノベーションをしたマンションが売れないって本当?4つの売却方法を解説

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リノベーションをしたマンションが売れないって本当?4つの売却方法を解説

築年数の経ったマンションは傷みが目立ったり、いまのライフスタイルと合わなかったりして、リノベーションを行うことがあります。ところが、リノベーションをしたマンションは、売れないという意見もあります。

本当にリノベーションをしたマンションは売れないのでしょうか。どうして売れないといわれているのか、その理由を確かめる必要があります。そして、リノベーションをしたマンションを、効率よく売却する方法を確かめてください。

リノベーションをしたマンションが売れないって本当?

「リノベーションしたマンションは売れない」といわれることがあります。確かにリノベーションをしたにもかかわらず、なかなか売却できないことはあります。しかし、リノベーションをしたことで、売れなくなっているとは限りません。リノベーションをしたこと以外に、売れない理由があるかもしれないのです。まずは、リノベーションをしたマンションが売れにくくなっている、本当の理由を探ってみましょう。

リノベーションをしたマンションが売れない理由

リノベーションをして、資産価値が向上したマンションが売れないのであれば、何かしらの理由があるはずです。買い手がつかない原因として、考えられる理由を紹介します。該当する項目がないか、チェックしてみましょう。

リノベーションの内容が購入希望者のニーズに合っていない

リノベーションの内容が購入希望者のニーズに合っていない、資産価値を高めるどころか、不必要な工事をしてしまっているおそれがあります。個性的なデザインや大胆な間取りは、購入希望者を減らしてしまうおそれがあります。リノベーションを行うのであれば、なるべくシンプルな内装を心がけ、万人受けする仕様やレイアウトにすることをおすすめします。

リノベーションをした費用で価格が高くなっている

リノベーションにかかった費用を上乗せして売り出している場合、近隣の類似するマンションに比べて、購入希望者から割高な印象を持たれていることがあります。人は好条件のマンションをなるべく安く購入したいと考えるため、候補から外れてしまっているかもしれません。また、マンションの価格が上がることで予算に合わず、そもそも不動産会社が紹介物件から外しているおそれもあります。

築年数の古さで購入希望者の二の足を踏んでいる

内装や設備を新築マンションのようにきれいにしても、残念ながら築年数までは変えられません。耐震性を重視する購入希望者は、築年数が古いことで二の足を踏んでいるのかもしれません。ちなみに、建築確認済証交付日が1981年5月31日以前のマンションを「旧耐震」といい、現行の「新耐震」と区別されることがあります。もし、耐震補強工事が実施されている場合は、その旨をアピールして安心してもらいましょう。

旧耐震基準と新耐震基準の違い
耐震基準 建築確認済証交付日 耐震性
旧耐震基準 1981年5月31日以前 震度5程度の地震でも倒壊や損傷しない
新耐震基準 1981年6月1日以降 震度6強程度の地震でも倒壊や損傷しない

立地などマンションそのものの魅力が弱い

リノベーションの有無ではなく、そもそもマンションの立地や条件などの魅力が弱いこともあります。マンションは一戸建てに比べると、購入時に利便性を重視されることが多いです。最寄駅から遠く、スーパーや学校、公共施設が近隣にないような立地だと需要が低く、売却に苦労するかもしれません。人によって購入するマンションの重視するポイントが異なります。利便性以外のメリットをアピールポイントにして、売却を進めましょう。

自分でリノベーションをしたいニーズが高いのかも

自分の好みやライフスタイルに合わせて、リノベーションをしたいと考えている人は少なくありません。なるべく購入費用を抑えて、リノベーション費用に充てたいと考えている購入希望者にとっては、すでに手が入れられた物件は魅力を感じないでしょう。もし一部リノベーションをする場合でも、たとえばトイレなど好みが出にくい箇所を改装することをおすすめします。

競合になるマンションが多すぎる

不動産の売れ行きは、需要と供給が大きく影響します。需要が少ないタイミングにもかかわらず、類似するマンションが多く売りに出ていて供給が多い場合は、リノベーションをしていたとしても思うように売却できないことがあります。

可能であれば、マンションの需要が高まる2~3月に焦点を合わせます。1月から物件探しをはじめる購入希望者に向けて、12月ごろから売却の準備を進めてください。もし時期的に難しい場合は、需要が落ち込む8月よりも、需要が多くなる9~10月にタイミングを合わせましょう。

リノベーションをしたマンションを売る4つの方法

リノベーションをしたマンションが売れず悩んでいる人のために、なるべくスムーズに売却する方法を紹介します。もし半年経っても買い手がつかない場合は、早めに実践してみましょう。

ターゲットに合った売り出し方をする

マンションを早期に売却するには、リノベーションをしたマンションに合ったターゲットを見極め、売り出し方も考える必要があります。たとえば、3LDKや4LDKなど部屋数が多い場合はファミリー向け、1LDKや2LDKであればシニアや若いふたり暮らしなど、部屋のタイプによってターゲットが異なります。

人によってマンションに求める要素が異なるため、ファミリー層であれば幼稚園や小中学校が近いことをアピールし、シニアであればクリニックや総合病院などが近くにあることをメリットとして紹介しましょう。

ホームステージングで生活イメージを見せる

最近ではホームステージングで、マンションを魅力的に見せる手法を活用するケースが増えています。ホームステージングとは家具やインテリア、観葉植物などで飾りつけをして、家をモデルルームのような空間にすることです。内覧に訪れた人は実際の暮らしをイメージしやすくなり、またマンションをより素敵に見せてくれる効果があります。ホームステージングによって売却にかかる時間が短くなり、売却価格もアップしたというデータもあります。

自分でホームステージングを行う方法もありますが、難しい場合は専門業者へ相談しましょう。部屋の広さや家具レンタルの有無、期間、依頼先によって費用は変わりますが、10~40万円が一般的な相場です。不動産会社によってはホームステージングの専門会社と提携していたり、紹介していたりすることがあります。まずはホームステージングを実施するかどうかも含めて、不動産会社に相談してみましょう。

価格を下げて購入希望者の注目を集める

3カ月経っても内覧者が少ないと感じるときは、マンションの価格を下げてみましょう。売り出し価格にリノベーションにかかった費用を上乗せしているため、近隣のマンションに比べて割高な印象を持たれているかもしれません。リノベーションをしているマンションは購入後にリフォームをする必要がなく、すぐに入居できるメリットがあります。多少高くても購入を検討する人はあらわれるでしょう。

値下げする価格は不動産会社の担当者に相談し、値下げ後に自由に見学のできるオープンルームを実施するなど宣伝広告が効果的にあらわれるようにしてみてください。

複数の不動産会社に相談をする

リノベーションしたマンションの売却を1社にだけ依頼している場合は、複数の不動産会社に相談し、専任媒介契約(または専属専任媒介契約)から一般媒介契約への切り替えも視野に入れてみましょう。複数の担当者の意見を聞くことで、有益な情報を得られる可能性があり、広告や販売の窓口が広がることで早期売却も期待できます。

専任媒介契約の契約期間は、通常3カ月です。専任媒介契約が満了するタイミングで、ほかの不動産会社へも相談してみましょう。

これはNG!売れないリノベーションマンションの間違った販売戦略

最後にリノベーションをしたマンションが売れないからといって、絶対にやってはいけない販売戦略を紹介します。間違った販売戦略を採ってしまうと、想像以上に安く売ってしまうなど、不満を残す結果になってしまうおそれがあるので注意しましょう。

必要以上に価格を下げてしまう

早く売却したいからといって極端に値下げをしてしまうと、売り急いでいることが伝わってしまい、かえって購入希望者から警戒されてしまうことがあります。値下げをする場合は不動産会社の担当者と相談し、近隣マンションの成約事例や売れ行きを考慮し、効果的な値下げ幅になるようにしましょう。

売却を不動産会社に任せきりにしてしまう

マンションを売り出してからの期間が長くなると、不動産会社に任せきりにしてしまう人は少なくありません。しかし、販売活動に対して、無関心な様子を見せないように注意しましょう。担当者もなるべく熱心な売主の期待に応えたいと思うものです。販売の報告を受けたらそのたびに相談し、どうしたら早期売却ができるのか話し合うようにしてください。

売るときは不動産会社を選ぶことが重要

マンションの売却をするときに、不動産会社を比較してから選んでいるでしょうか。比較することなく近所の不動産会社や、よく知られている大手の不動産会社と媒介契約を結ぶ人は少なくありません。しかし、不動産会社によってマンション売却の戦略が異なるのですから、よく比較して選ばなければ売却はスムーズに進みません。

複数の不動産会社を比較するために、一括査定サイトのリビンマッチをご利用ください。マンションの情報を一度入力するだけで、対応できる複数の不動産会社へ査定を依頼できます。入力するときは具体的な売却時期を選択すると、多くの不動産会社に関心を持ってもらえるのでおすすめです。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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