歴史と文化を受け継ぐ高梁市へ移住して暮らそう!充実の支援制度も紹介
「健幸都市たかはし」を掲げる高梁市は、歴史と文化を大切にしつつ子どもから大人まで幸せに暮らせるまちづくりを行っています。特に子育て世帯へのサポートは手厚く、自然のなかでのびのびと子どもを育てられるでしょう。また、広島県と隣接しており、県内外へのアクセスがしやすいのも魅力です。移住先としての高梁市の魅力を見ていきましょう。
もくじ
高梁市の特徴
高梁市は美しい山々に囲まれた、山あいのまちです。自然災害が少なく、一年中心地よく暮らせるでしょう。移住するにあたって知っておきたい、高梁市の特徴を見ていきましょう。
温暖な気候で自然災害が少ない
高梁市のある岡山県は「晴れの国おかやま」と呼ばれ、安定した温暖な気候が特徴です。高梁市は県の中西部にあり、台風などの自然災害もあまりありません。豊かな自然を感じながら、安全に暮らしたい人におすすめです。
農業が盛んな地域
高梁市の農家の数は岡山県内で3番目の多さで、農地の広さは5番目です。田んぼが農地の多くを占め、お米や大豆などがつくられています。トマトやピオーネ、シャインマスカットをつくる農家が多く、新鮮な野菜や果物が食べられます。岡山県内だけでなく、県外にも多く出荷されています。
子育て支援やサポートが手厚い
高梁市では産前・産後・子育てまで幅広く支援しているため、経済的負担や精神的不安をなく、安心して子育てができます。子ども医療費の無料化や遠距離通学支援、英語学習の推進など子どもの年齢に合わせた支援やサポートがあります。
多くの歴史や文化を感じられる
高梁市では多くの歴史や文化が受け継がれています。日本で唯一天守が残る山城の「備中松山城」や、昭和54年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けた「備中神楽」などがあります。ベンガラ色に統一された町並みが特徴的な「吹屋ふるさと村」は多くの観光客を魅了しています。
高梁市のおすすめスポット
数多くの歴史スポットが存在する高梁市には、毎年多くの観光客が訪れます。特に、雲海に浮かぶ備中松山城の幻想的な眺めは、訪れた人たちを虜にしています。
備中松山城
備中松山城は日本で唯一天守が残る山城で、江戸時代からの現存天守12城のうちのひとつです。天守、二重櫓、土塀の一部は、国の重要文化財に指定されています。最近では「雲海に浮かぶ天空の城」として人気スポットになっており、近くに展望台から雲海にあらわれる備中松山城を眺められます。
吹屋ふるさと村
標高約550mの山間にある吹屋ふるさと村では、赤胴色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された美しい町並みを楽しめます。昭和52年に文化庁の国の重要伝統的建造物群保存地区、令和2年には「ジャパンレッド発祥の地」として日本遺産に選ばれました。
町並みにだけでなく、旧吹屋小学校や笹畝坑道なども、ぜひ目にしておきたい歴史を感じられる観光スポットです。
夫婦岩
夫婦岩は標高400mの石灰岩の上にそびえる、巨大な石の塊です。夫岩(男岩)は高さ12mあり、絶妙なバランスで屹立しています。妻岩(女岩)は高さ16mで、愛児のような岩を抱えているのが特徴です。周辺では季節ごとに、ひまわりや紅葉などを楽しめます。
頼久寺庭園
頼久寺は足利尊氏が諸国に建立させた、安国寺のひとつといわれています。昭和49年に国の名勝の庭園に指定された枯山水の庭園は、愛宕山を借景に、白砂敷の中央に鶴島、その後方に亀島の二つの低い築山を配置し、サツキの大刈込みと組み合わせて青海波を表現しています。
高梁市立図書館
2017年にオープンした高梁市立図書館は、備中高梁駅と直結しているため、雨に濡れることなく駅から入館できます。2階には観光案内所と蔦屋書店、スターバックスが併設されています。4階は子ども向けの絵本や児童書がそろえられており、親子向けのイベントも定期的に行われています。
高梁市の移住支援制度
高梁市では子育て世帯も単身世帯も安心して移住できる、さまざまな支援制度がそろっています。子育て支援は産前から中高生世代の子育てまで、切れ目なく行われます。住宅支援は助成金制度で経済的負担を軽減してくれます。
参考:高梁市「高梁市 定住サポート制度概要(令和6年度版)一覧」
子育て支援
手厚い子育て支援が強みの高梁市には、子育て世帯を支える支援やサポートが多くあります。金銭的負担を減らす支給制度はもちろん、放課後学習サポートや英語学習の推進など教育サポートも充実しています。
子ども医療費の助成
0歳から満18歳までの児童について、医療費の自己負担分を助成します。受給資格者証の交付を受けることが必要で、県内の医療機関等で自己負担額が無料となります。
※一部医療機関では自己負担の支払いが必要なところがあります。
参考:高梁市「子ども医療費」
子育て応援チケット
子育て応援チケットとは、高梁市の子育て支援サービスを1回分無料で体験できるチケットです(一部自己負担あり)。対象者は市に住民票がある子ども(出生から3歳に達する年度末まで)とその保護者です。
体験対象の支援サービスは、産前産後ヘルパー派遣事業、産後ママ安心ケア事業、ファミリーサポートセンター事業、病後児保育事業、一時預かり(一般型)事業、歯科保健指導・歯科フッ素塗布です。
参考:高梁市「子育て応援チケットについて」
高梁市多子世帯いきいき子育て応援金
第3子以降の児童を持つ保護者を対象に、入学時に支援金を支給する制度です。小学校入学時に5万円、中学校入学時に5万円が支給されます。この支援金を受けるには、保護者がその児童を実際に監護していること、児童が小学校または中学校に入学する年に高梁市の住民基本台帳に登録されていることが必要です。
参考:高梁市「高梁市多子世帯いきいき子育て応援金について」
出産・子育て応援金
高梁市では妊婦や出産を終えた人に対し支援金を支給しています。出産応援給付金として、妊婦ひとりあたり5万円、子育て応援給付金として、新生児ひとりあたり10万円が支給されます。子育て応援給付金は国からの5万円に加え、高梁市が独自に5万円を上乗せして支給するものです。
参考:高梁市「出産・子育て応援金について」
就業支援
高梁市の企業への就業や新たに起業する場合、補助金や支援金が交付されるので、移住後の働き方に対する不安や経済的負担を軽くすることができます。また、農業にチャレンジする人へのサポートもしっかり行っています。
高梁市地域商業活性化事業補助金
高梁市内で事業を行う人や起業予定の人を対象に、経費の一部を補助する制度です。移動販売事業では、移動販売車の購入や改造費の半額(上限150万円)を補助します。ほかにも、新規開業支援や経営革新支援などが対象です。
参考:高梁市「【拡充しました】高梁市地域商業活性化事業補助金について」
高梁市移住支援金
高梁市は東京圏からの移住を促進し、市内の中小企業の人手不足を解消するための支援金制度を設けています。岡山県のマッチングサイトで移住支援対象の求人に就職するか、起業支援金の交付を受けることを条件に、単身で移住する場合は60万円、ふたり以上の世帯で移住する場合は100万円が支給されます。また、18歳未満の子どもがいる場合、ひとりにつき100万円が加算されます。
参考:高梁市「I・J・Uターンの方を応援【高梁市移住支援金について】」
就農支援
新たに農業をはじめようとする人への支援として、高梁市ではぶどうやトマトの研修生を受け入れる地域を設けています。平成5年からはじまったこの取り組みで、令和4年までに46人が就農しています。また、オンラインでの就農相談も毎月開催されています。
参考:岡山県「岡山で就農するなら 【高梁(たかはし)地域の就農情報】(R6版)」
住宅支援
高梁市での生活が快適にはじめられるように、助成金制度が充実しています。特に子育て世帯への支援が手厚く、経済的負担も減ります。お試し住宅のサービスもあり、実際に市内での暮らしを体感することで移住への不安を解消できます。
住宅取得助成事業
マイホームの新築や購入を検討している人に向けた助成金制度で、新築は住宅用地購入代金の10%(上限100万円)、中古住宅や建売住宅の購入は購入代金の10%(上限50万円)が助成されます。過去に同じ制度を利用していないこと、高梁市に定住する意志があり、市税などを滞納していないことが条件です。
参考:高梁市「マイホームを取得する方を応援!【令和6年度住宅取得助成事業について】」
空き家バンク活用促進助成金
高梁市空き家情報バンクに登録している物件を購入するときに、助成金を受け取れる制度です。この助成金では購入の場合、助成対象経費の10%以内、上限50万円が支給されます。15歳未満の子どもがいる場合は、ひとりにつき10万円が追加、合計で最大30万円まで加算されます。
参考:高梁市「空き家の活用を支援します!」
お試し暮らし住宅
高梁市では移住を検討している人に向けて、お試し住宅を提供しています。お試し住宅は1カ月から最長1年間利用でき、月額料金は7,000円から9,000円です。移住を検討するときに先輩移住者との交流や体験したいことがあれば、移住コンシェルジュが滞在期間に合わせてサポートしてくれます。
参考:高梁市「お試し暮らし住宅」
子育て世帯引越し助成事業
子育て世帯引越し助成事業は県外から引っ越す子育て世帯に助成金を支給する制度です。高梁市に住民票を登録し、5年以上居住する予定がある子育て世帯が対象です。助成金は対象経費の2/3で、上限は10万円です。対象経費には引越し業者への費用や、賃貸住宅の契約にともなう仲介手数料と礼金が含まれます。
参考:高梁市「子育て世帯の引越しを応援します!」
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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