霧島市はどんなところ?移住者向けに観光スポットや移住支援をまとめました
霧島市はハイテク産業で栄えつつ日本百名山の霧島山を擁するなど、産業と自然が一体になった都市です。不便すぎない地方生活を楽しめるため、都市生活を送っていた人でも比較的移住しやすい地域といえるでしょう。
霧島市は九州の端にあるものの鹿児島空港があるため、東京までの移動時間は意外と短時間です。地方へ移住しても気軽に都心へと出かけられるため、リモートワークでの移住先としておすすめです。
もくじ
霧島市の特徴
霧島市は水や山などの自然、温泉、伝統文化などのさまざまな魅力があります。また、交通量も多すぎず、公園も各所に点在しているので子育て世代にも人気です。そんな霧島市の特徴を自然と温泉、伝統、水、子育て支援の4項目に分けて解説します。
豊かな自然と温泉
霧島市は山に囲まれた自然豊かな地域で、昭和9年に雲仙や瀬戸内海とともに日本で初めて国立公園に指定されました。霧島の山々は、季節によって表情を変え、鮮やかな景色を楽しめます。これらの山々は、鹿児島県内でも有名な観光スポットとなっています。また、霧島市は多くの温泉に恵まれており、温泉巡りを楽しむ観光客に人気を集めています。
受け継がれた伝統行事
霧島市には多くの独特な伝統行事があり、きりしま隼人浜下りはそのひとつです。鎧と兜を身に着けた武者行列が、鹿児島神宮から浜之市港まで練り歩きます。甲冑に触れると子どもが健康になったり、馬糞を踏むと足が速くなったりするなどの言い伝えがあります。
これらの言い伝えは、長い歴史のなかで受け継がれてきた霧島市ならではの文化であり、伝統行事をとおして地域の人々に親しまれています。
きれいな水
霧島市は水の産地として有名で、県外でも霧島の水として販売されているほどです。霧島の水は軟水で、料理や焼酎などに使用しても口当たりがよいのが特徴です。移住すれば、この美味しい霧島の水をいつでも味わえます。関平鉱泉水といわれる霧島山麓の自然の中で湧出する温泉水も隠れた逸品で、理想的なミネラルバランスの国内では希少な中硬水です。霧島市の豊かな自然が質の高い水を生み出しており、地域の人々の生活を支えています。
充実した子育て支援
霧島市は子育てしやすさが知られています。子ども医療費助成制度や粉ミルク支援事業など、子育て支援事業が充実しているのが特徴です。広い公園や散歩しやすい道路が多いため、休日には子ども連れの家族が町なかを歩いたり、公園で遊んだりする姿をよく目にできます。
霧島市のおすすめスポット
霧島市は鹿児島県内でも有数の観光スポットを抱えており、自然や歴史などを楽しめます。なかでも代表的なスポットを紹介します。
霧島神宮
霧島神宮は、霧島市屈指のパワースポットとして知られており、天孫降臨神話の主人公であるニニギノミコトを祀っています。霧島神宮の本殿、幣殿、拝殿は、令和4年に国宝に指定されています。
参拝にはバスか車を使用するのが一般的ですが、涼しい季節であれば、霧島神宮駅から散歩がてら徒歩で参拝するのもおすすめです。
犬飼滝
犬飼滝は高さ36m、幅22mもある大きな滝で、滝の近くまで遊歩道が整備されており、観光客だけでなく地元の方々にも愛されている場所です。遊歩道からは滝だけでなく美しい景色も楽しめるため、自然を感じてリフレッシュしたいときにぴったりです。入場料は無料で、年中無休で訪れられます。
霧島神宮駅
霧島神宮駅は観光スポットとしてはあまり知られていませんが、地元では若者に人気のスポットになっています。駅前では揚げピザやパン、本格カレーなどのグルメを楽しめるほか、駅周辺を散歩して足湯に入って疲れを取るのが定番の過ごし方です。ゆっくりと時間を過ごしながら、美味しい食べ物を堪能できる穴場のスポットといえるでしょう。
霧島市の移住支援制度
霧島市はさまざまな支援制度を用意しており、移住に利用できるもの、移住後の生活を支えるものなどがあります。移住する人にとって重要な、子育て、就業、住宅に関する支援を紹介します。
子育て支援
子どものいる世帯にとって、移住先の子育て支援は非常に重要です。子どもに優しい地域であれば、安心して新生活をスタートできるでしょう。霧島市はまさしく子育てにぴったりの地域で、さまざまな子育て支援を行っています。数あるなかからその一部を紹介します。
子ども医療費助成
霧島市では、中学校を卒業するまで子どもの医療費を助成する制度を用意しています。また、令和3年度から市民税非課税世帯は、高校終了年度まで県内医療機関の一部負担金をなくす制度も開始しました。
参考:霧島市「子ども医療費助成制度」
粉ミルク支援事業
母親が病気で母乳を与えられないなどの条件を満たす世帯に、粉ミルク支援事業として月3,000円分の粉ミルク支給券を配布しています。生まれた翌月以降の申請月から1歳の誕生月までが期限です。転入したばかりでも、転入月の翌月以降の申請月から利用できます。
参考:霧島市「粉ミルク支給事業」
産後ケア事業
産後ケア事業では、出産後の母親の心身のケア、授乳や育児などの相談を行っています。霧島市に住所がある、産後1年未満の母子、または産後ケアを必要とする人が対象です。指定の施設または自宅で、母親と子どもの体調に合わせて助産師などによるケアが受けられます。
参考:霧島市「産後ケア事業」
ひとり親家庭医療費助成制度
ひとり親家庭医療費助成制度は、ひとり親家庭の子どもと養育する親の医療費のうち、医療機関で支払った保険診療分を全額助成する制度です(所得制限あり)。これにより、ひとり親世帯の経済的な負担を軽減します。また、父母のどちらかに障害がある場合は、配偶者も対象になります。
参考:霧島市「ひとり親家庭医療費助成制度」
一時預かり
就労や通学・就学、急な用事、心理的・肉体的な負担の軽減などに当てはまる場合は、子どもの一時預かりが利用可能です。息抜きのためという理由でも利用できます。利用するには、ひとりあたり1時間300円が必要です。
参考:霧島市「一時預かり」
就業支援
霧島市では東京圏から移住して就業した人への支援金や、新規に農業をはじめる人を対象とした支援事業などを行っています。移住したときの大きな助けとなるため、あらかじめ確認しておきましょう。
霧島市移住支援金
東京23区に住んでいたまたは東京圏から23区に通勤していた人が「かごJob」掲載の対象企業へ就業して移住するなどの条件を満たすと、霧島市移住支援金が交付されます。この移住支援金を利用すると単身世帯なら60万円、ふたり以上の世帯なら100万円です。18歳未満の子どもがいると、ひとりにつき100万円が加算されます。
「かごJob」は鹿児島県が運営するWebサイトで、就職情報の提供を行っています。
認定新規就農者(青年等就農計画制度)
この制度は霧島市で新たに農業をはじめる人に対して、経営を軌道に乗せるための資金を交付する制度です。市が認定した就農者に対して、年間150万円の資金を交付するほか、機械や設備を導入する資金を補助します。
参考:霧島市「認定新規就農者(青年等就農計画制度)」
住宅支援
霧島市では空き家問題を解決につながるふるさと創生移住定住促進制度や、移住支援金などがあり、他県からの受け入れや市内での引っ越しを支援する体制が整っています。
霧島市移住支援金
霧島市では、東京23区に在住または東京圏から東京23区に通勤していた方で5年以上居住する意思のある方が対象となる求人に就職、起業するなどの条件を満たした方を対象に移住支援金を交付しています。
交付金額は、単身の場合60万円、2人以上の世帯の場合100万円を上限とし、18歳未満1人につき100万円の加算金が受け取れます。
参考:霧島市「霧島市移住支援金」
ふるさと創生移住定住促進制度
霧島市では中山間地域の活性化と空き家の有効活用を目的に、移住定住促進制度を設けています。この制度では住宅取得補助金、住宅増改築補助金、家賃補助金、若年・子育て加算金の4種類の補助金が用意されています。
参考:霧島市「ふるさと創生移住定住促進制度(補助制度)」
霧島市オーダーメイド型移住ツアー
霧島市への移住を促進するため、移住を検討している人を対象としたツアーを実施しています。仕事や住まい、子育てなど、移住後の生活をイメージできるよう、参加者と市が一緒になってツアーの内容をカスタマイズします。
参考:霧島市「「霧島市オーダーメイド型移住ツアー」ご活用ください!」
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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