カチタスがやばいって本当?噂の真相を徹底調査!実際の評判は?
カチタスは、物件をリフォームして再販売する「買取再販」で10年連続(2013~2023年)販売戸数1位を誇る不動産会社です。
その一方で、「カチタスがやばい」「利用して後悔した」などのネガティブな評判も見受けられます。
実際のところ、カチタスは本当に「やばい」のでしょうか。この噂の真相に迫り、カチタスの実際の評判や利用時の注意点を徹底的に解説します。
真実を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
カチタスはやばい!と噂があるのは裁判中だから?
カチタスは、不動産取引における消費税に関する裁判で注目されていました。裁判で争われた内容は「土地付きの中古住宅を売買するときの消費税の計算方法」についてです。
カチタスのIRニュースから調査した裁判の内容や、これまでの経緯を以下にまとめました。
参考:株式会社カチタス「IRニュース」
土地付き中古住宅の売買における消費税計算について
消費税は、事業者が提供する商品やサービスに課税される税金です。
事業者は商品やサービスを提供した顧客から消費税を受け取る一方で、仕入先などへ消費税を支払っています。
受け取った消費税の額から、支払った消費税の額を差し引き、残った額を所轄の税務署へ納めなければなりません。
納付額は以下のように計算します。
消費税の納付額=売上にかかる消費税額(受け取った額)-仕入れにかかる消費税額(支払った額)
消費税の一部の取引は非課税となります。
その一つとして、土地の譲渡は非課税となるため、土地付き中古住宅を売買したときは売却価格の土地部分には消費税がかかりません。
そのため、土地部分と建物部分の価格をどう算出するかによって消費税の課税額が増減し、税務署に納める消費税額も変わります。
国税当局からの更正処分について
2020年4月28日、国税当局はカチタスへ消費税の追加納付を求める更正処分を行いました。
国税当局の主張は、カチタスが過去に売買した土地付き中古住宅について、建物部分の価格が合理的に計算されていないとするものです。
これに対し、カチタスは処分を不服として、国税当局へ更正処分の取消しを求める訴訟を提起しました。
裁判所の判決について
裁判所からは以下の判決がくだされています。
- 2023年5月25日、東京地方裁判所より更正処分などの取消しの求めを棄却
- 2024年5月30日、東京高等裁判所より更正処分などの取消しの求めを棄却
簡単にいうと、「裁判所は第一審、第二審ともに国税当局の更正処分を支持した」という内容です。つまり、カチタスの更正処分の取消し依頼は、現段階で認められていないのです。
今後について
カチタス側からは、原判決を不服とする最高裁判所への上告がされる予定です。
業績については、すでに国税当局の計算方法と乖離する金額を費用計上しており、今後の事業や安定成長に向けた計画には影響はないとしています。
カチタスの裁判はあくまで消費税の計算方法であり、カチタスの販売やリフォーム、住宅そのものの
売主や買主の目線では、「係争中であるからといって特に利用をためらう必要はない」といえるでしょう。
カチタスってどんな会社?
カチタスの会社概要は以下のとおりです。
社名 | 株式会社カチタス |
---|---|
設立 | 1978年9月1日 |
代表取締役 | 新井健資 |
事業内容 | 中古住宅再生事業 |
資本金 | 37億7,887万1,000円(2024年3月31日現在) |
上場市場 |
東京証券取引所プライム市場 (証券コード8919、上場日2017年12月12日) |
決算期 | 3月 |
従業員数 | 843名(2024年4月1日現在) |
業績 |
売上:126,718百万円(2024年3月期) 営業利益:12,672百万円(2024年3月期) |
参考:株式会社カチタス「財務ハイライト」
カチタスのビジネスモデルは、中古住宅のリフォームと再販売です。
中古住宅を買い取って外観・室内・設備をリフォームし、付加価値を加えたうえで新築の半額程度の価格で販売しています。
主に地方都市をターゲットに「新築」「中古」「賃貸」に代わる、第四の選択肢を提供できるのが会社の独自性や強みになっています。
事業シェアでは、中古住宅買取再販事業の販売件数で業界1位を獲得し、グループ合計の2022年実績では2位以下に大きな差をつけています。(参考:株式会社カチタス「カチタスの事業」)
カチタスの実際の評判は?口コミをもとに調査
ここからは、カチタスのサービスを利用した人の口コミについて紹介します。
査定が早い
口コミでは、担当者の対応の早さを評価する声が多くありました。
普通の買取業者だと、査定を出すのに社内の承認が必要で、それをお客様に提示して合意を得てから、今度は金融機関の承認をもらって買取実行という流れなので、非常に時間がかかります。
オーナー社長の会社でも、最終的には金融機関の承認が必要なので、査定金額は早く出ますが、買取実行までには結構時間がかかります。
カチタスは社内決済だけでやっていたはずですので、安めではありますが早く査定が出るはずです。
事情によっては売却価格よりも、とにかく成約までの早さを優先したい場合もあるでしょう。
特に大手不動産会社などは、手続きとして社内や金融機関の承認が必要となり、対応に時間がかかるおそれがあります。
カチタスは社内決済のみで査定を承認しているため、比較的査定が早い傾向にあるでしょう。
リフォームによる付加価値のアップが期待できる
カチタスのリフォームによる付加価値の向上には定評があるようです。
質問者様の検討している会社は、全国展開の中古住宅買取・売却会社です。その売り物件の中には、一般の物件だけではなく、競売にて自ら落札した物件も多くあります。
そうしたものをリフォームして付加価値をつけて売却しているので、むしろ一般物件よりお得感があるはずです。
逆に言うと、リフォームできない不動産はカチタスの強みが生かせないため、買い取りが難しいおそれがあります。
たとえば以下のようなケースでは、リフォームができない場合があります。
- 環境や景観を守るための市街化調整区域に指定されている場所にある不動産
- 建築基準法ができる前に建てられたため、リフォームをすると違反建築となる再建築不可の不動産
- 築古などで建築確認済証がない不動産
駐車スペースの有無は重要なポイントとなる
地方では車がないと生活が不便になるため、駐車スペースがないとリフォームをしても売れにくくなります。
そのため、カチタスでは買取査定のときに駐車場の有無は必ずチェックされる重要なポイントです。
カチタスに問い合わせ中です。
2件売りたくて問い合わせましたが、築50年の方は無理そうです。
駐車場がなく、車の出入りも大変ですよねとグーグルマップ見て言われました。後日見に来るようです。急ぎでなければ仲介が良いと思います
ファミリー向けの物件では、2〜3台分の駐車スペースが必要になる場合もあります。
駐車スペースはあるものの、前面の道路が狭く車庫入れが難しい場合も査定ではマイナスになるでしょう。
エリアによっては買い取りを断られる
中古住宅の再販は立地条件で大きく左右されるため、エリアによっては買い取りが難しくなります。
売却の相談をしたことが有ります。全く相手にされませんでした。メールで軽く断られました。
担当は若い女性でしたね。都心まで40分エリアで築40年の古い家です。
人口激減で土地の値段も急降下してるエリアですので要らないのは分かりますけどね、結局、別の所で買取して貰いましたよ。
特に人口が減っているエリアや土地の値段が下がっているエリアでは、まったく査定してもらえないケースもあるようです。
査定価格は仲介より安くなる傾向にある
査定価格は仲介業者より安くなる、という口コミが多くありました。
カチタスさん含めて不動産屋の買取りは、相場の売却予想額からリフォーム費用、利益を差し引いた金額なので、かなり安くなります。
仲介業者を通すなら時間がかかっても一般の客に高く売った方が良いし、カチタスのような業者買取であれば早く売れるけど市場価格より安くなります。
中古住宅をリフォームして再販するというビジネスモデルなので、リフォーム代がコストとなり、買取価格は抑える必要があるという事情もあります。
高く売却したいなら、複数社から見積もりを取るほうがよい
高く売りたいなら、複数社に査定を依頼したほうがよいという口コミです。
高く売りたいなら、カチタスだけではなく地元の業者・大手にも見積りを出してもらえば良いかと思います。
カチタスの買い取りはリフォームを前提とした買取価格なので安いかと思います。
2~3件見積りを出してもらえば基準となる価格が出てくると思います。
買取の査定価格は不動産会社によっても基準が異なるため、複数社に依頼したほうがより高値で売却できる可能性は高くなるでしょう。
カチタスのおすすめ利用方法
カチタスの利用は、「そのままの売却では購入希望者が現れない」と判断された人におすすめです。その理由を詳しく解説します。
まず仲介業者を利用し、売却が難しい場合にカチタスを利用
カチタスはリフォームを前提としているため、その分のコストが買取価格から引かれます。
たとえば、物件の時価が2,000万円であるとします。しかし、物件の状態が少し古く、キッチンやバスルームなどのリフォームが必要だと判断されました。
カチタスの査定では、リフォーム費用として300万円が見積もられました。
この場合、カチタスの買取価格は物件の時価2,000万円からリフォーム費用300万円を差し引いた、1,700万円です。
つまり、リフォームに300万円かかるため、実際の売却価格は1,700万円になるのです。
このように、カチタスはリフォーム費用を考慮して買取価格を提示するため、リフォームコストが差し引かれます。
一方で、仲介業者を利用すれば、リフォーム費用は買主の負担となるため、概して売却価格は高くなります。
少しでも高く売却したい場合、まず仲介業者を利用し、売却が難しい場合にカチタスを利用するのがよいでしょう。
築古の物件など仲介での売却が難しい場合、価格は下がりますが、カチタスのリフォームによって買い手がつく可能性が高まります。
カチタスはリビンマッチの「ベスト不動産カンパニー」に認定
画像引用:リビンマッチ「ベスト不動産カンパニー」
不動産の一括査定サイト「リビンマッチ」では、各都道府県において最大3社まで「ベスト不動産カンパニー」を認定しています。
認定されるには、以下の条件に該当していることが不可欠です。
- 宅地建物取引業免許を保有している
- 当該都道府県で3年以上の営業実績がある
- 前期の売上、営業利益、経常利益のいずれかが前々期を上回っている
- 継続的に雇用を創出している
上記に加え「経営者の資質」「当該地域における確固たる実績」「挑戦と成長」の3つの観点から公平に審査し、選び抜かれた会社だけに「ベスト不動産カンパニー」の称号を付与しています。
カチタスは47都道府県のうち、10県において「ベスト不動産カンパニー」として認定されています。
- 青森県
- 宮城県
- 秋田県
- 栃木県
- 群馬県
- 富山県
- 石川県
- 三重県
- 滋賀県
- 奈良県
上記の都道府県に該当される方は、利用を検討されてはどうでしょうか。
カチタスの利用をおすすめできないとき
以下のようなケースでは、カチタスの利用はおすすめできません。
- リフォームができない再建築不可の不動産
- 駐車スペースがない不動産
- 心理的瑕疵のある場合や、事件、自殺などのあった事故物件
前述の口コミの通り、カチタスでは買い取りが難しい物件であり、断られてしまうリスクが高いでしょう。
不動産の一括査定サイトの併用も
不動産会社へ査定を依頼すると、通常は1週間ほどで査定結果が提示されます。
より高く不動産を売却するには、できるだけたくさんの不動産会社に査定を依頼するのがよいでしょう。
ただし、多くの不動産会社に依頼した場合、それだけ時間や労力がかかります。
おすすめは、不動産の一括査定サイトを利用する方法です。
一括査定とは、複数社の見積もり金額を同時に提示してくれるサービスです。複数の不動産会社へ査定依頼をするために、同じ内容を何度も入力する必要もありません。
一括査定サイトを利用すると、売却したい不動産情報を入力すれば複数の不動産会社による査定が同時に行われ、高い売却価格が見込める先を効率的に選定できます。
不動産会社によっては、数百万円単位で査定価格に違いがでるケースも珍しくありません。
高い査定価格の提示を受けるには、一括査定サイトの利用がもっとも効果的な方法といえるでしょう。
リビンマッチの一括査定サイトは認知度、利用したい度No.1
東証グロース市場上場のリビンマッチは、4年連続(2019~2023年)「不動産査定サイト全国認知度No.1」「今後利用してみたいと思う不動産査定サイトNo.1」の称号を獲得しています。(参考:リビン・テクノロジーズ株式会社「ニュースリリース」)
利用者が必要情報を入力すると、優良会社である最大6社に一度で査定依頼ができます。査定を担当するのは、弊社スタッフと、第三者機関による審査基準を満たした会社だけです。
「悪徳不動産会社を避けたい方」「少しでもよい不動産会社と出会いたい方」は、ぜひご利用ください。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
人気ワード
離婚で家を財産分与 (27) 老後の住まい (24) 売れないマンション (16) 一括査定サイト (15) 離婚と住宅ローン (13) 海外移住 (11) 訳あり物件 (11) 家の売却 (11) 家の後悔 (10) 不動産高く売る (9) 実家売却 (9) マンション価格推移 (8) マンションの相続 (8) 移住 (7) アパート売却 (7) 不動産会社の選び方 (6) マンション売却の内覧 (6) 家の価値 (6) 離婚と家 (6) 売れない家 (5) お金がない (5) 空き家売却 (5) 離婚準備 (5) 離婚と家売却 (5) 農地売却 (4) 近隣トラブル (4) マンション買取 (4) 家の解体費用 (4) 売れない土地 (3) マンションか戸建てか (3) サブリース (3) イエウール (3) 不動産価格推移 (3) リビンマッチ評判 (2) シンガポール移住 (2)リビンマッチコラムを引用される際のルール
当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。
引用ルールについて