奈良県生駒市へ移住しよう!移住で気になる子育て・就業・住宅支援制度
奈良県生駒市は、大阪府へのアクセスのよさや豊かな自然環境、治安のよさなどから人気のあるまちです。大東建託株式会社が実施した「街の住みここち&住みたい街ランキング2023<奈良県版>」の自治体部門では「住みここち」3位に選ばれました。行政サービスに定評があり、移住する人に嬉しい制度が充実しています。
もくじ
【環境に優しいまちづくり】生駒市の特徴を解説します
奈良県の北西部に位置し、大阪府へのアクセスが抜群によいのが生駒市の特徴です。大阪へ通勤通学をする人も多く住んでいます。大都会と隣り合ったまちでありながら緑が多く、近年はSDGs未来都市に選ばれ、温室効果ガスの大幅削減などを目指した取り組みでますます注目が集まっています。
大阪難波まで20分!抜群の交通利便性が魅力
生駒駅は大阪難波駅と近鉄奈良駅のおよそ中間あたりに位置しているため、どちらへも15~20分ほどで到着します。また、乗り換え1回でJR大阪駅や新大阪駅へも1時間足らずでアクセス可能です。この抜群の利便性が生駒市の魅力です。
茶道で使う茶せんは生駒の伝統産業
生駒市の北端にある高山地区は、500年の歴史を持つ茶せんの生産地として知られています。茶せんとは茶道で抹茶を立てるために使用する、竹でできた道具です。茶道は日本固有の伝統文化ですが、いま茶せんのほとんどを海外製が占めています。高山地区は国産の茶せんの約9割を生産しており、茶せんにとどまらず、そのほかの茶道具もつくられています。
地球環境に配慮したSDGs未来都市
生駒市は温室効果ガス削減への取り組みを、積極的にしているまちでもあります。平成26年には大都市近郊型の住宅都市として初めての「環境モデル都市」に選定され、環境に優しいまちづくりを進めてきました。
太陽光を活用したエネルギーの地産地消や、公用車やコミュニティーバスのEV化などのさまざまな取り組みを継続的に進めており、令和元年には内閣総理大臣からSDGs未来都市の選定証を授与されています。
まちのシンボル生駒山を望む自然環境のよさ
生駒市中部の生駒山からは市街地を望める気持ちのよい景色が広がり、植物、鳥や虫たちと触れ合えます。竹細工が盛んな北部の高山地区へ足を運べば、冬になると竹を乾かす「竹の寒干し」の光景が季節を感じさせます。
南部の「暗峠」周辺では緑の木々が生い茂り、急坂で汗を流したところで楽しむ湧水や美しい棚田が魅力です。このように市内のあちこちに見所があるので、散歩やハイキングを趣味にするのもよいでしょう。
【1日中楽しめる】生駒市のおすすめスポットをご紹介
生駒市は奈良と大阪の交通の要所として、昔から人の往来の多い場所でした。古くから人々に親しまれてきた寺院がいまも残り、多くの人が参拝に訪れます。ここからは寺院をはじめとする生駒のおすすめスポットを紹介します。
宝山寺
商売繁盛にご利益があり、地元の人に「聖天さん」と呼ばれて親しまれている寺院です。毎月1日と16日のご縁日には多くの人々が訪れますが、毎年12月1日に行われる「生駒聖天大根炊き」は特ににぎわいます。
大根は体内の毒を消して心の悩みを消し去る効果があるとされ、聖天さんの大好物です。生駒聖天大根炊きではお供えした大根のお下がりを御神酒でじっくりと煮て、特製の味噌だれをかけて振る舞われます。
長弓寺
鎌倉時代に建てらえた本堂は文化的な価値が高く、国宝に指定されています。アジサイの名所でもあり、6月〜7月上旬には本堂の周りや参道近くを色とりどりのアジサイが彩ります。奈良県の観光の中心地からは少し離れているので、咲き乱れる青や紫のアジサイを静かにゆったりと楽しめるおすすめスポットです。
くろんど池
くろんど池は江戸時代に整備された農業用のため池でしたが、いまは池の周りにアスレチックや、バーベキュー広場、キャンプ場などがあり、自然のなかで思い切り遊べるスポットになっています。
くろんど池といえばボート。手漕ぎやペダル式などさまざまなボートがあり、選んだボートで池の真ん中から周辺の自然を360度楽しめます。池の畔には宿泊施設があり、自然のなかで夜を過ごすのもおすすめです。
生駒山上遊園地
生駒山上遊園地は生駒山上にあるファミリー向け遊園地で、生駒市のみならず周辺に住む人たちに長年親しまれています。
おすすめは、山上の見晴らしのよさを生かした空中サイクリングのサイクルモノレールです。2024年には雨でも安心の室内アトラクションのシューティングライドも新しく登場し、ますます楽しめるスポットになりました。お得な乗り放題パスや12枚綴りのチケットが利用できるほか、乗り物ごとの現金払いも可能です。
生駒市高山竹林園
高山茶せんの資料館や、本格的な茶室を持つ高山竹林園。敷地内には国内外から集められた約50種類の竹や笹が観察できる竹の生態園もあります。
おすすめは「茶筌づくりと抹茶体験」、竹細工などのワークショップです。笹の葉のこすれる清涼な音を聴きながら、茶せんづくりを楽しめます。
10月に行われる、竹細工のモニュメントにろうそくの火を灯す「高山竹あかり」もおすすめです。竹の香りとろうそくの光がつくり出す、幻想的な雰囲気に包まれます。
【移住するなら必読】生駒市の移住支援制度
生駒市では、移住や定住する人に嬉しい支援制度が用意されています。ここからは生駒市の「子育て支援」「就業・創業支援」「住宅支援」について解説します。事前に知っておきたい支援制度ばかりなので、移住を検討している人は必読です。
【手厚い支援が魅力】生駒市の子育て支援制度
大阪へのアクセスがよい生駒市は県外で働く人も多く、働きながら子育てする人への支援制度が整っています。遊び場の提供や地域住民同士で子育てを助け合う預かり事業があるため、働きながら子育てをする人にとって心強いでしょう。そのほかにも支援金や相談窓口もあります。生駒市は、忙しい保護者を多方面から手厚く支援してくれるまちです。
ファミリー・サポート事業
ファミリー・サポート事業とは、会員同士で子育てを助け合う制度です。会員は子どもを預けたい依頼会員と、預かる援助会員、その両方を兼ねる両方会員で構成されています。入会金や年会費は無料で、1時間あたり600円から利用できます。土・日・祝日や年末年始も利用できるため、多忙な子育て世帯の事情に柔軟に対応できる便利な制度です。
参考:生駒市「ファミリー・サポート事業」
みっきランド
0〜2歳までの就学前の子どもと、その保護者が利用できる遊び場です。無料で予約も必要ないため、気軽に利用できるのが魅力です。
日ごろの子育てで気になることがあれば、常駐のアドバイザーが悩み相談に乗ってくれます。各回45名の入れ替え制で、参加者同士で顔見知りになることも。同じくらいの子どもを持つ親同士の仲間づくりの場として最適です。
参考:生駒市「みっきランド」
生駒市出産・子育て応援給付金事業
出産や子育てに関する経済的負担を軽減するために、妊娠の届出や出生届を行ったすべての妊婦・子育て世帯等に給付金を支給する制度です。出産応援給付金と子育て応援給付金は、どちらも所得制限はなく、それぞれ5万円ずつ支給されます。
参考:生駒市「生駒市出産・子育て応援給付金事業」
保健師・栄養士による子育て相談
生駒市では子育てに関することや予防接種についての質問などを電話で保健師や管理栄養士に相談できます。希望する人には家庭訪問での相談にも対応しています。
参考:生駒市「保健師・栄養士による子育て相談」
【多様な働き方を支援】生駒市の就業・起業支援制度
生駒市の就業・創業支援は、多様な働き方に対応しているのが特徴です。会社で働きたい人、創業したい人、自宅で開業したい人などへ向けての支援制度が整っています。移住をきっかけに働き方を変えたい人には、どれも見逃せない制度でしょう。
IKOMA LOCAL BUSINESS HUB
IKOMA LOCAL BUSINESS HUBは、生駒市内で新しく事業を始めたい人などを対象としたプログラムです。生駒市内の支援機関のもと、実務経験豊富な講師陣より経営の基礎や人材育成、財務の考え方など、さまざまなことを学べます。座学やワークショップをともなうフルコミットコースやオンラインのみで受講できるライトコースがあり、生駒市で新しい挑戦をしたい人をサポートしています。
参考:生駒市「令和6年度「IKOMA LOCAL BUSINESS HUB」を開講します」
生駒市テレワーク&インキュベーションセンター(IKOMA-DO(イコマド))
IKOMA-DOはコワーキングスペースやセミナールームを備えた施設で、生駒駅から徒歩約5分の便利な場所にあります。オフィス家具や大型モニターを備えたオフィスルームもあり、企業のサテライトオフィスや起業したばかりのスタートアップオフィスとしても利用できます。
起業家を招いての講演会や、事業に役立つスキルやノウハウを学べる実践セミナーなどのイベントも開催されています。
参考:生駒市「生駒市テレワーク&インキュベーションセンターとは」
生駒市住宅エリア開業支援事業補助金
生駒市の住宅エリア内で住宅を改修して飲食業や小売業、サービス業を始めたい人を対象に、市が補助金を交付する制度です。支給される金額は、対象となる経費の2分の1で、上限額は100万円です。住宅と店舗を兼ねることが条件のひとつで、そのほかにも支給対象条件があります。
参考:生駒市「生駒市住宅エリア開業支援事業補助金」
【理想の住まい探しを徹底サポート】生駒市移住の住宅支援制度
市内には近鉄線の9つの駅と5つのケーブル電車の駅があり、エリアによってまったく違った雰囲気があります。どこに住むか悩む移住者に対し、生駒市では各種相談窓口で住まい探しをサポートしています。
オンライン移住相談窓口
生駒市の職員が移住の相談に対応するオンライン移住相談窓口は、生駒市に移住を考えている人に向けのサービスです。交通アクセスや子育て、福祉・医療、防災や自治会活動など、暮らしに関わるさまざまなことを相談できます。移住者の相談に対して約1時間じっくりと話をします。相談料はかかりません。住宅課の職員のほか、相談内容によっては他部署の職員も交えて移住者の疑問を解決します。
参考:生駒市「生駒で暮らそう。オンライン移住相談窓口」
移住支援金制度
東京圏から生駒市内への移住・定住をした人を対象に移住支援金交付事業を実施しています。支給額は、単身世帯で60万円、ふたり以上の世帯では100万円です。条件を満たしたうえで18歳未満の家族と移住する場合は、ひとりにつき100万円が追加で給付されます。
参考:生駒市「令和6年度の移住支援金の申請受付について」
いこま空き家流通促進プラットフォーム
気に入った住宅が見つからない場合は空き家物件を購入し、自分の生活スタイルに合わせて改装する選択肢もあります。そんな時に役立つのが、生駒市内の空き家を取り扱う「いこま空き家流通促進プラットフォーム」です。生駒市のWebサイトで情報を公開し、入居者を募集しています。
参考:生駒市「いこま空き家流通促進プラットホーム」
住まい選び相談
生駒市内の中古物件の購入や賃借を検討している人は、住まい選び相談を利用してみましょう。中古物件は「どこを修繕したらよいか」「リフォームにどれくらいの費用が必要か」などの判断が難しいものです。住まい選び相談では建築士が物件の見学に同行し、専門的な立場からのアドバイスを受けられます。利用料は2,000円です。日程調整が必要なため、余裕を持って申し込みましょう。
参考:生駒市「理想の住まいの実現を支援!物件見学に建築士が同行する「住まい選び相談」」
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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