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移住先で人気急上昇中の宮城県栗原市とは?魅力と支援制度をご紹介

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移住先で人気急上昇中の宮城県栗原市とは?魅力と支援制度をご紹介

宮城県栗原市は「2024年度版 住みたい田舎ベストランキング」(宝島社『田舎暮らしの本』)で、人口5万人以上10万人未満の市総合部門で堂々の第1位に輝きました。多くの人を惹きつける、栗原市の魅力、そして移住支援を見ていきましょう。

自然と歴史が楽しめる街、栗原市の5つの特徴

宮城県栗原市

宮城県北部に位置する栗原市は、仙台駅から東北新幹線で約30分、東京駅からは約2時間です。美しい四季の景観や美味しいお米、地域に根付いた伝統行事、歴史的建造物など、多彩な魅力にあふれています。

四季折々の変化を楽しめる

宮城県栗原市

栗原市では栗駒山や伊豆沼、内沼などの、雄大な自然を楽しめます。春は瀬峰五輪堂山公園せみねごりんどうやまこうえんの桜や藤が咲き誇り、夏には伊豆沼、内沼の美しいハスが人々を魅了します。秋になると紅葉が栗駒山の山を鮮やかに染め上げ、冬は雪に覆われた山々の美しさを感じられるでしょう。

広大な田園で穫れる美味しいお米

宮城県栗原市

栗原市は米の生産が盛んで、水稲面積は県内第2位、宮城県全体の約15%を占めています。ご当地キャラクター「ねじり ほんにょ」は稲刈り後の稲の束を棒に干す、ねじりほんにょをモチーフにしており、米づくりの豊かさを象徴しています。

米の品種には「ひとめぼれ」「ササニシキ」「だて正夢」などがあり、絶品の新米が堪能できるのも魅力です。

歴史と現代が共存する街

宮城県栗原市

金成歴史民俗資料館は明治20年に建てられた旧金成小学校の校舎を活用しており、地域の歴史を伝えています。また、飛鳥時代に創建された櫻田山神社、江戸時代の宿駅として創設された旧有壁宿本陣など、歴史的な建造物が各地に見られます。

歴史の息づく貴重な場所が点在する栗原市は、時代を超えた魅力にあふれています。

多彩なアウトドアアクティビティ

栗原市には自然を活かした、さまざまなアウトドアアクティビティが豊富にあります。栗駒山では初心者から楽しめるトレッキングコースが整備され、藍染湖ふれあい公園ではカヤック体験が可能です。伊豆沼・内沼を1周できる、サイクリングコースもあります。冬の花山湖はワカサギ釣りを楽しめる人気スポットです。

受け継がれる地域の伝統

地域の伝統を受け継ぐさまざまな行事を体験できるのも、栗原市で暮らす楽しみのひとつです。「小迫おばさま延年えんねん」(白山神社の例大祭)は国の重要無形民俗文化財に指定されており、祭りの当日には弓道や吟道の大会が開催され賑わいます。

300年以上の歴史を持つ「くりこま山車まつり」は、勇壮な山車のパレードが人気です。くりはら神楽まつりでは、南部神楽が披露され、多くの神楽ファンが集まります。

栗原市のおすすめスポット5選

栗原市には自然を体験できる場所や、深い歴史を感じられる貴重なスポットがたくさんあります。観光客に人気の名所から、地元の人に愛されるスポットまでを厳選して紹介します。

栗駒山

宮城県栗原市

栗駒山には登山道が整備されているコースがあり、トレッキングの初心者にもおすすめです。花の百名山でも知られる栗駒山では、春から夏には高山植物の雛桜や岩鏡、立山竜胆タテヤマリンドウなどの花が山を彩ります。秋になると、神の絨毯と呼ばれる紅葉を満喫できます。

全部で9つのコースがあるため、初心者から上級者向けまで熟練度に応じて登山道を選べます。

伊豆沼・内沼

宮城県栗原市

伊豆沼・内沼は栗原市と隣の登米市をまたぐ、淡水湖沼です。夏には湖面いっぱいにハスの花が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。7~8月に開催される伊豆沼・内沼はすまつりでは、遊覧船に乗って満開のハスを見られます。

宮城県栗原市

冬になると毎年オオハクチョウとマガンが、越冬のために訪れます。特に朝焼けのなか、渡り鳥たちが飛び立つシーンは圧巻です。数万羽の鳥が羽ばたく音と鳴き声が響き渡り、その迫力に圧倒されます。

細倉マインパーク

細倉マインパークは1987年に閉山した、細倉鉱山ほそくらこうざんを利用した観光施設です。細倉鉱山では坑道の一部を実際に歩きながら、当時の作業の様子を学べます。坑道内では作業の様子や機器が細かく再現されており、鉱山の歴史や鉱夫の様子をリアルに感じられるでしょう。また、発破の体験や砂金採りの体験ができ、屋外には最長555mのすべり台、スライダーパークもあるため、大人も子どもも楽しめます。

仙台藩花山村寒湯番所跡

宮城県栗原市

国の史跡にも指定されている仙台藩花山村寒湯番所は、仙台藩の関所跡です。全国的にも関所の遺構が良好な状態で残っていることは珍しく、釘を使わず建てられた四脚門は必見です。

関所守の役宅も現存しており、歴史を感じられる貴重な建物として観光客だけでなく、歴史愛好家にも親しまれています。

くりでんミュージアム

宮城県栗原市

くりでんミュージアムは栗原市を走っていた、くりはら田園鉄道(2007年廃線)の歴史や車両などを展示している鉄道博物館です。施設では運転シミュレーターやレールバイク乗車会、実際に使用していた車両に乗車できるくりでん乗車会、気動車運転体験(要事前予約)もできます。鉄道模型のジオラマも人気の展示物です。

栗原市の移住支援制度

栗原市には子育て世代や起業・開業を考える人など、さまざまなニーズに対応する支援制度があります。充実した相談体制や支援制度を活用することで、安心した新生活をスタートできます。

子育て支援

栗原市では手厚い子育て支援を行っており、子育て世帯の経済的な負担をサポートしています。数ある支援のなかから、いくつかピックアップして紹介します。

幼稚園・学校給食費の無償化事業

栗原市では市立幼稚園に通園する幼児の給食費が無償のほか、他市町村や私立幼稚園に通園する幼児にも給食費相当分の補助があります。市立の小中学校の学校給食費も無償で提供されています。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「子育てに優しい街 栗原。(ビッくりはら!)

すこやか子育て支援金

子どもが生まれたときには、お祝い金が支給されます。第1子~第3子まではそれぞれ50,000円、第4子は100,000円、第5子以降は200,000円と、子どもの数が増えるほど金額が上がります。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「子育てに優しい街 栗原。(ビッくりはら!)

子育て応援医療費助成事業

新生児から高校卒業(0歳から18歳)までの医療費が全額助成され、健康保険が適用されたときの自己負担分が無償になります。子どもはけがや病気をする機会も多いため、経済的な負担を大きく軽減してくれるでしょう。

助成を受けるには市役所などの窓口から申し込み、子育て応援医療費助成受給者証の交付を受ける必要があります。

参考:栗原市「子どもの医療費の助成

任意予防接種の費用助成

1歳以上7歳未満のおたふくかぜの予防接種料金が、全額助成されます。また、中学生までのインフルエンザ予防接種費用も全額助成されます。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「子育てに優しい街 栗原。(ビッくりはら!)

就業支援

移住を考えるうえで心配なことは、仕事の有無です。栗原市はハローワークと連携した移住相談を行っています。また、創業する人への支援制度なども用意しているため、移住を検討している人はぜひ確認しておきましょう。

移住支援金制度

東京23区に住んでいる、もしくは東京圏から23区内に通勤する人を対象とした支援金の制度があります。対象の求人へ就職するか、自発的にテレワークを行うなど、一定の要件を満たすと支援金が支給されます。支給額は、世帯移住が100万円、単身移住が60万円です。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「移住支援金制度

栗原市ビジネスチャレンジサポート事業

創業する人への支援制度もあり、新たに開業する小規模事業者へ店舗改修や設備導入費の一部費用を補助します(上限50万円)。また、店舗の賃借料が1カ月4万円を限度に、最大12カ月補助されます。

参考:栗原市「栗原市ビジネスチャレンジサポート事業補助金
参考:きてみらいん くらしたい栗原「就農等支援制度

住宅支援

栗原市では移住者へ向けた住宅支援が充実しています。空き家バンクや空き家のリフォーム助成、若者定住促進助成など、新生活のスタートをサポートしています。

お試し移住生活体験事業

移住を考えている人向けに、気軽に栗原市の暮らしを体験できるお試し移住生活体験事業を実施しています。移住体験住宅が用意されており、実際の生活を通じて移住後の暮らしをより具体的にイメージできます。滞在期間中に伝統的な食文化や、手仕事などに触れる機会を設けてもらうことも可能です。1回の利用期間は、連続した3日間から10日間です。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「お試し移住生活体験事業

住まいる栗原 ホームサーチ事業(空き家バンク制度)

栗原市では空き家バンク制度を設けています。利用登録をすることで、市内の空き家物件の情報を閲覧でき、見学や空き家の持ち主と交渉ができます。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「住まいる栗原 ホームサーチ事業(空き家バンク制度)

住まいる栗原 空き家リフォーム助成事業

住まいる栗原 ホームサーチ事業を利用して空き家を購入もしくは3年以上の賃貸契約をした方は、住まいる栗原 空き家リフォーム助成事業を利用できます。この事業では、対象のリフォーム経費が上限40万円まで補助されます。さらに加算項目を満たせば最大70万円まで助成されます。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「住まいる栗原 空き家リフォーム助成事業

若者定住促進助成事業

転入者型と多世代同居型があり、転入型では栗原市内へ転入してきた人が住宅の新築または購入した場合、借入金の一部が助成されます。対象となるには満40歳以下であること、転入前の3年間は市外に住民登録があったなどの条件があります。

参考:きてみらいん くらしたい栗原「若者定住促進助成事業

この記事の編集者

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