瀬戸内市は移住におすすめ！まちの特徴や充実した支援情報を紹介

2004年に牛窓町（うしまどちょう）、邑久町（おくちょう）、長船町（おさふねちょう）が合併してできた瀬戸内市は、岡山県の南東部に位置し、北西は岡山市、東は備前市に接しています。瀬戸内海に面した地域で、温暖な気候で育った農作物や、新鮮な海鮮物で知られています。

瀬戸内市の特徴

瀬戸内市は穏やかな瀬戸内海に面する、自然豊かな町です。市内は牛窓、長船、邑久の3つのエリアに分かれていて、どのエリアにも見どころがあります。市の北西には国道2号線がとおっていて都市部の岡山市へのアクセスが良く、ほどよい田舎暮らしができます。

瀬戸内海に面していて自然豊かな土地

瀬戸内市の牛窓エリアは、「牛窓オリーブ園」からの瀬戸内海の眺めが絶景スポットで人気があります。長船エリアは、「備前長船刀剣博物館」があって日本刀の聖地として知られています。邑久エリアは、邑久牡蠣（虫明牡蠣（むしあげかき）ともいう）が有名です。ちなみに岡山県の牡蠣の生産量は、広島県、宮城県に次いで3位となっています。

子育てに関する支援が充実している

瀬戸内市は、子育てに関する支援が充実しています。市内の農業者が中心となって「食のしあわせプロジェクト」を推進しています。給食の地産地消率が高く、子どもの食べるものに気をつけている人には嬉しいポイントでしょう。また、子どもの医療費が満18歳になるまで原則無料のため、経済的にも助かります。

参考：瀬戸内市「食のしあわせプロジェクトについて」

岡山市と隣接している

瀬戸内市は県庁所在地の岡山市と隣接しており、瀬戸内市役所から岡山市役所まで車なら30分ほどです。都市部と比べて鉄道の運行本数が少ないものの、市営バスが全8路線運行しており不足を補っています。

瀬戸内市のおすすめスポット

瀬戸内市は瀬戸内海に面しており、魅力的な観光スポットが多々あります。自然豊かなうえに歴史・文化にも触れられる地域です。瀬戸内市のおすすめスポットを見ていきましょう。

牛窓オリーブ園

瀬戸内海が一望できて、年中無休・入園料無料の観光スポットが牛窓オリーブ園です。約10haの土地に、約2,000本のオリーブの木が植えられています。山頂付近にはカフェを併設した展望台などがあります。

夢二生家記念館・少年山荘

いまでも多くのファンを持つ岡山出身の詩人画家、竹久夢二が少年時代を過ごしたかやぶき屋根の生家が夢二生家記念館として公開されています。近くにある少年山荘は、夢二が晩年に自分で設計して建てたアトリエ兼住居を復元したものです。

備前長船刀剣博物館

海外の日本刀ファンが押し寄せるほど人気になっているのが、備前長船刀剣博物館です。全国でも珍しい刀剣類を専門に展示する博物館です。施設には展示だけでなく、刀剣工房があり、刀剣づくりに関する作業工程を間近で見ることができます。

黒島ヴィーナスロード

瀬戸内市の牛窓沖合にある3つの島（黒島、中ノ小島、端ノ小島）は、干潮時に弓なりにつながって砂の道が現れます。この砂の道は黒島ヴィーナスロードと呼ばれています。全長約800mの砂の道は、自然が作り出した神秘といえるでしょう。

瀬戸内市の牡蠣

瀬戸内市の冬の味覚は、なんといっても牡蠣です。市内には新鮮な牡蠣を購入できる販売所が数カ所あり、殻つきの牡蠣を買って自宅で食べたり冬のキャンプで楽しんだり、人それぞれの楽しみ方ができます。牡蠣小屋では炭火焼の牡蠣を食べるのもおすすめです。移住したら毎冬、地元産の牡蠣が食べられるのは魅力的でしょう。

瀬戸内市の移住支援制度

瀬戸内市では移住を考えている人のために「瀬戸内市移住交流促進協議会」と協力して、子育て、就業、住宅などに関する相談（窓口、オンライン）や、個別の現地案内を行っています。移住・定住相談受付フォームも用意しています。

参考：瀬戸内市「移住・定住相談受付フォーム」

子育て支援

瀬戸内市は、晴れの日が多く温暖な地域で子育てしやすい環境です。市では、「子育て楽しむならせとうち」というコンセプトのもと、子育て支援策として12の事業を行っています。ここではそのうち、4つを紹介します。

育児用品購入チケット

3歳到達月まで月額3,000円分の「すくすくチャイルドチケット」が交付され、市内の協力店舗で育児用品を購入できます。第3子以降であれば、月額5,000円分に増額されます。

参考：瀬戸内市「子育て楽しむなら瀬戸内市」

外遊びを楽しむ体験

子育て世代の「子連れでも出かけやすく楽しめる場所を増やしてほしい」という声から生まれた「こどもひろば」。参加無料で、毎月外遊びを楽しむイベントを開催しています。晴れの日が多い瀬戸内市の気候を活かした事業で、主に乳幼児から小学生までの子どもを対象としています。

参考：瀬戸内市「子育て楽しむなら瀬戸内市」

出産・子育て費用の補助

妊娠、出産、育児のタイミングで「出産・子育て応援給付金」といった、給付金をもらえる制度を利用できます。

• 出産応援給付金：妊婦ひとりにつき5万円
• 子育て応援給付金：出生児ひとりにつき5万円

妊娠、出産といったお金のかかる時期に給付されるため、子育て世代には助かる制度です。

参考：瀬戸内市「瀬戸内市出産・子育て応援給付金のご案内」

子どもの医療費

瀬戸内市の子どもは医療費が無料です。満18歳になった最初の3月31日までの子どもついて、必要書類を市に提出すれば原則として無料で医療を受けられます。

利用方法は医療機関の窓口で、市が発行した子ども医療費受給資格者証と健康保険証を提出するだけです。

参考：瀬戸内市「こども医療費助成制度」

就業支援

就業支援も充実しており、瀬戸内市内だけでなく、隣接する岡山市や備前市まで範囲を広げて仕事を探すことが可能です。

また、シニア世代の求職相談、リモートワーク体験などの新しい働き方にも取り組んでいます。

リモートワーク体験

瀬戸内市では「瀬戸内市移住交流促進協議会」（愛称：とくらす）と連携して、瀬戸内市での暮らしを体験しながらリモートワークを体験できる取り組みを行っています。とくらすでは、4つのリモートワーク体験プランを用意していて、働きながら瀬戸内市での移住体験ができます。リモートワーク体験プランの利用申請は「とくらすweb」から行うことができます。

参考：とくらす瀬戸内「リモートワーク情報」

就業支援マッチングサイト

「晴れの国で働こう！岡山県しごと情報サイト」は岡山県内での就職を希望する人の就業支援サイトです。働きたい地域や職種を選ぶだけで、求人情報を見られます。

移住支援金の対象になる求人から探すことも可能です。東京23区に在住・在勤の人が対象の求人に就職した場合、移住支援金を受け取れることがあります。

参考：求人ボックス「晴れの国で働こう！岡山県しごと情報サイト」、岡山県「東京23区からのIJUターン就職支援事業について」

おかやまぐらし相談センター

おかやまぐらし相談センターは、瀬戸内市を含む岡山連携中枢都市圏6市町の公共事業で、相談者の将来を一緒に考えてくれるキャリアカウンセラーが在籍しています。移住に関する支援制度、求人情報の提供などを行っています。

東京オフィスや大阪オフィスのほか、オンラインでの相談も可能です。瀬戸内市などの地域への移住を検討しているものの、不安を感じている人はまず相談からはじめてみましょう。

参考：おかやまぐらし

住宅支援

移住を考えている人のために、瀬戸内市ではお試し住居の提供、空き家情報の提供、移住・定住のための住まい探しの支援サービスといった多くの情報提供をしています。また、IJU（移住）コンシェルジュがいるので、相談に乗ってもらうこともできます。移住を検討している人は、コンタクトを取ってみてください。

参考：瀬戸内市「IJU（移住）コンシェルジュ」

お試し住宅の提供

県外からの移住を希望している人に向けて、お試し住宅を提供しています。敷金礼金不要で、家具・家電つきの住宅を安く借りられます。1週間から最長3カ月も利用できるため、瀬戸内市の暮らしをしっかりと体験できるでしょう。

仕事探しや住居探しの拠点として利用することも可能です。瀬戸内市移住交流促進協議会やIJU（移住）コンシェルジュのサポートも受けられます。本格的に移住を考えている人は、ぜひ試してみましょう。

参考：瀬戸内市「瀬戸内市お試し住宅​」

空き家バンク

空き家バンクでは、瀬戸内市内の空き家情報を提供しています。空き家バンクで空き家情報の募集・発信をすることで、瀬戸内市にある空き家を貸したい・売りたいと考えている人と、空き家を借りたい・買いたいと考えている人を結びつけるサービスです。

さまざまな空き家情報を掲載していますので、移住先を探している人はぜひチェックしてください。

参考：瀬戸内市「瀬戸内と暮らす」「空き家物件一覧」

移住・定住のための住まい探しの支援サービス

岡山県外からの移住者にムーズに対応できるよう、瀬戸内市のほか岡山市や倉敷市などの7自治体と、岡山県宅地建物取引業協会、岡山県不動産協会が連携して住宅情報を提供するサービスを行っています。

瀬戸内市などの自治体への移住を検討している人が希望する物件情報を入力すると、該当する物件があると情報の提供を受けられます。

参考：瀬戸内市「瀬戸内と暮らす」、不動産情報サイト 住まいる岡山「【 瀬戸内市 】　賃貸・購入希望物件調査票　入力フォーム」