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2024年最新相場あり!中野坂上のマンション売却の流れやコツを解説

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2024年最新相場あり!中野坂上のマンション売却の流れやコツを解説

中野坂上のマンションの売却を検討しており、具体的にいつ売却すべきか迷っている人もいるでしょう。結論から述べると、マンションの売却は今がおすすめです。現在、中野坂上のマンションの売却相場は高くなっています。一方で、住宅ローンの金利は低いため、買主も見つかりやすい状況です。

本記事では、中野坂上におけるマンションの売却相場を紹介します。あわせて、マンションの売却の一般的な流れや売却にかかる費用や押さえておきたい注意点などについても解説します。

※本記事は2023年6月26日時点の情報です。

中野坂上周辺にあるマンションの売却相場は?

中野坂上周辺にあるマンションの売却相場は?

商談の風景

中野坂上周辺にあるマンションの売却相場は、約4,500万円です。国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システム「レインズ・マーケット・インフォメーション」の情報によると、間取り別の売却相場は以下のとおりです。

中野坂上周辺にあるマンションの売却相場
間取り 売却相場(円)
1K/1DK/1LDK 1,500万~5,500万
2K/2DK/2LDK 2,300万~9,000万
3K/3DK/3LDK 6,000万~1億6,000万

マンションの売却相場は全国的に上昇傾向にあり、中野坂上も例外ではありません。また上記の売却相場はあくまで目安であり、マンションの築年数や駅までの距離、専有面積などによっても売却価格は変動することを認識しておきましょう。

※出典:レインズ・マーケット・インフォメーション「不動産取引情報提供サイト

マンション売却はいつすべき?

中野坂上のマンションの売却を考えているものの、いつ売却すればよいか悩んでいる人もいるでしょう。中野坂上のマンションを売却するなら今がおすすめです。その理由について詳細を解説します。

理由1. マンションの売却相場が高くなっている

中古マンション売却の相場は、過去20年間と比較しても特に高い状態です。マンション売却の相場が上昇している背景には、新築マンションの値上がりがあります。それにより新築マンションの購入が難しくなった結果、中古マンションを購入しようとする人が増えました。また中古マンションの人気が上がるにつれて売却相場もどんどん上昇しているのです。

ただし、マンションを含めた不動産の相場は経済や社会の変化に影響を受けて常に変動します。そのため、今後も売却相場が高い状態が続くという保証はありません。マンションの売却を考えているなら、売却相場が高い今のうちに売却するのがおすすめです。

理由2. 住宅ローンの金利が低い状態である

現在、住宅ローンの金利が低い状態が長く続いており、住宅ローンを組んでマンションを購入しようというニーズが高まっています。そのためマンションを売却する際には、スムーズに買主が見つかる可能性が高いです。

ただし固定金利型住宅ローンについては、直近で各大手銀行が金利の引き上げを発表しました。すべての人が固定金利型住宅ローンを選択するわけではないものの、以前よりもマンションを購入しにくい状況になりつつあるというのも事実です。

マンション購入の際によく利用される変動金利型住宅ローンの金利は低い状態のままですが、今後、引き上げられる可能性も否めません。住宅ローンの金利が低く、買主が購入しやすい今のうちにマンションを売却してしまうのがよいでしょう。

理由3. 築年数が浅い状態で売却するのがよい

マンションの売却価格には、築年数が大きく影響します。一般的に不動産市場では築年数が浅いほど資産価値が高いとされ、高価格で売却しやすいです。築年数が古いほど資産価値が低くなり売却価格も下がっていくため、注意が必要です。マンションを売却したいと考えているなら、少しでも築年数が浅いうちに売却したほうがよいでしょう。

ただし古いマンションであっても、リフォームやリノベーションを行えば比較的早めに買主が見つかる可能性もあります。とはいえ、リフォームやリノベーションには高額な費用がかかる上に、必ず希望の価格で売却できるとは限りません。よって、やはり築年数が浅くて買主が見つかりやすいうちに売却するのがベストだといえます。

中野坂上の魅力とは?

マンションを売却する際は、購入希望者に対して周辺地域の魅力をしっかりアピールする必要があります。中野坂上は住む人にとっての魅力が多いエリアであるため、しっかり説明できるようにしておきましょう。

まず、中野坂上駅は新宿駅や六本木駅などへアクセスしやすく、乗り換えの必要がありません。東京駅や渋谷駅などその他の主要駅についても、約15~30分でアクセスでき通勤や通学がしやすいです。中野坂上駅前には商店街や大型スーパーなどがあるため、日々の買い物に困りません。地元の人に昔から愛されている飲食店も多く、外食も楽しめます。

中野坂上には高層ビルが多いものの、緑が豊かな公園も多くあります。「朝日が丘公園」「神田川はなひろば」「二軒家公園」などがあり、いずれも中野坂上駅から徒歩10分以内です。さらに、歴史や文化を感じられるお寺や歴史的建造物もあります。都会的でありながら、歴史情緒を感じられる点も魅力の一つです。

マンション売却の一般的な流れを解説

マンションの売却には、少なくとも約3~6カ月かかります。具体的には、以下のような流れで売却の準備や手続きなどを行わなければなりません。

  1. 事前準備
  2. 不動産会社選び
  3. マンションの売り出し
  4. マンションの引き渡し
  5. 確定申告

マンションを売却する際は、上記の流れをしっかり押さえておくとスムーズに手続きを進めやすくなります。ここからは、マンション売却の流れについて詳しく解説します。

流れ1. 事前準備

マンションを売却するにはさまざまな手続きや書類が必要であるため、まずは事前に流れを確認しておきましょう。必要な書類については、事前準備の段階で集めておくのがおすすめです。家で保管している書類だけでなく、役所で取得しなければならない書類もあるので、早めに準備を進めましょう。用意すべき主な書類は以下のとおりです。

マンションを売却する際に必要な書類
マンションの査定依頼時に必要な書類
  • 本人確認書類
  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知
  • マンションを購入した際のパンフレットなど間取りの分かるもの
不動産会社と契約する際に必要な書類
  • 本人確認書類、住民票
  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知
  • マンションの間取り図
  • 固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
  • 印鑑証明書
  • マンションの管理規約、使用細則、管理費・修繕積立金の確認書
  • 住宅ローンの返済予定表または残高証明書

また、マンションの売却相場について、最新の情報を入手することも大切です。相場を把握し、どの程度の価格でマンションを売却できそうか確認してください。

流れ2. 不動産会社選び

マンションを売却する際は、売主と買主を仲介する不動産会社と契約するのが一般的です。どの不動産会社と契約するかによっても、マンション売却が成功するかどうかが変わります。契約をする不動産会社は、慎重に検討して選定しましょう。不動産会社を探す際は複数の不動産会社を比較した上で、自分の条件に合っており信頼できる会社を選ぶようにしてください。不動産会社を探す際に行うべきことを紹介します。

査定依頼を出す

契約する不動産会社を探すにあたって、まずはマンションの査定を依頼しましょう。査定を依頼された不動産会社は、査定価格を提示してくれます。ただし、絶対に査定価格で売却できるという保証があるわけではありません。あくまでも参考として捉えましょう。

また査定価格は、査定を依頼する不動産会社によってそれぞれ異なります。そのため、複数の不動産会社に査定を依頼して比較するのがおすすめです。ただし一社ずつ個別に査定を依頼すると手間と時間がかかるため、一括査定サービスを活用すると便利です。一括査定サービスなら売却したいマンションに関する情報を一度入力するだけで、複数の不動産会社からの査定価格を受け取れます。

訪問査定に立ち会う

訪問査定とは、不動産会社の担当者が実際にマンションを見た上で査定価格を算出する方法です。一括査定サービスなどで受けられる簡易査定では、短時間でおおまかな査定価格を確認できるのに対し、訪問査定では不動産会社の担当者が実際にマンションを訪問して細かい部分をチェックします。そのためより正確な査定価格を把握できます。

訪問査定でチェックされる部分は、マンションの室内の設備、インフラ、内装などです。なお、部屋が散らかっていたり床に小さな傷がついていたりしても、基本的に訪問査定の結果には影響しません。

訪問査定を受けたとしても、査定価格に納得できなければその不動産会社への依頼を断れます。一括査定に比べれば手間がかかりますが、一括査定を経て依頼したいと思う不動産会社が見つかったら訪問査定も受けてみましょう。

目的に合う媒介契約を結ぶ

媒介契約とは、マンションを売却する際に不動産会社と結ぶ契約です。不動産会社と媒介契約を結ぶと、マンション売却の方針や売り出し価格などについて話し合いができます。それをもとに不動産会社が販売活動を行ってくれます。

媒介契約は以下の3種類に分かれているため、自分の目的に合う契約方法を選びましょう。

媒介契約の種類
媒介契約の種類 詳細
専属専任媒介契約
  • 不動産会社1社のみと契約をする
  • 不動産会社より1週間に1回以上、販売状況の進捗について報告を受けられる
  • 媒介契約の中でも特に手厚いサポートを受けられる
  • 売主自身が個人的に買主を見つけることはできない
  • マンションの販売を全面的に不動産会社へ任せたい人におすすめ
専任媒介契約
  • 専属専任媒介契約と同様、不動産会社1社のみと契約をする
  • 売主自身が個人的に買主を見つけた場合は、その相手にマンションを売却することも可能
  • 不動産会社より2週間に1回以上、販売状況の進捗について報告を受けられる
  • 基本的には不動産会社に買主を探してもらいたいと思っているものの、自分でも知人や親戚にマンションを紹介したい人におすすめ
一般媒介契約
  • 他の媒介契約とは異なり、複数の不動産会社と契約可能
  • 契約の有効期限も特に定められていないため、柔軟な相談ができる
  • 不動産会社からの販売状況の報告は義務付けられていない
  • 多くの不動産会社と情報共有したい場合や売主自身にマンション売却に関する知識やノウハウがある人におすすめ

それぞれの特徴と自分自身の状況を照らし合わせ、適した媒介契約を選択してください。

流れ3. マンションの売り出し

媒介契約により不動産会社とマンション売却に関する各種条件をすり合わせたら、マンションを売り出します。具体的には、不動産会社の店頭やWebサイトなどにマンションの情報が掲載され、多くの人に見てもらえるようになります。

ただしどの媒介契約を選んでも、売主自身が対応すべきこともあります。詳細は以下のとおりです。

売り出し価格を決定する

売り出し価格は売主が自由に設定できます。しかし、価格が高すぎると売れにくくなるため、注意しましょう。一般的には、売却相場よりも約1割高い価格を設定するケースが多いです。またマンションを売り出してもすぐに売れるとは限らず、状況によっては値下げする場合もあります。最初に売却相場よりも約1割高い金額を設定しておけば、値下げをしたとしてもそれほど低価格にならずに済むでしょう。

マンションの売り出し価格については、契約した不動産会社と相談しながら決めるのがおすすめです。マンションの特徴によっても、適切な売り出し価格は異なるためです。不動産会社はマンションの売却についてさまざまな知見やノウハウをもっています。不動産会社に相談すれば、客観的な視点でそのマンションに適した売り出し価格を設定しやすくなります。

売却相場を確認したり不動産会社に相談したりしながら、納得のいく売り出し価格を設定してください。

マンションの写真を撮る

マンションの売却をスムーズに進めるためには、マンションの写真が特に重要です。マンションの購入希望者は、まずは不動産会社の店頭やWebサイトなどに掲載されたマンションの情報をチェックします。掲載されている写真が魅力的であれば、より深く興味をもったり内覧を希望したりする可能性も高くなるでしょう。

マンションの写真を撮る際は、部屋の印象と設備の状態がそれぞれ伝わるようにする必要があります。たとえば、カウンターキッチンがあるならリビングからキッチンを見た場合の写真と、キッチンからリビングを見た場合の写真の両方を用意するとよいでしょう。その空間での生活をイメージしやすくなります。また設備についてはズームで撮影し、状態が詳しく伝わるように配慮しましょう。

告知書を作る

告知書とは、マンションの状態を説明するための書類です。物件状況報告書ともよばれており、売主から買主へ提出する必要があります。

告知書に記載する内容は、主に不動産の欠陥や不具合などについてです。不動産の欠陥や不具合などは「瑕疵」とよばれており、売却時に買主へ必ず説明しなければなりません。瑕疵について買主が承諾すれば問題ありませんが、場合によっては売主が修繕しないと売却できないケースもあります。

瑕疵があるにもかかわらず買主へ伝えずに売却をした場合は、契約不適合責任により契約解除となるおそれがあります。瑕疵については、すべて正直に告知書に記載することが大切です。売却後に瑕疵が発覚した場合も売主の責任になるため、注意しましょう。

内覧対応を行う

内覧とは、売却予定のマンションを購入希望者が実際に見学することです。内覧を希望する購入希望者がいれば、丁寧に案内・対応をしましょう。マンションの購入を前向きに考えてもらうには、内覧前にさまざまな準備が必要です。

売主が売却予定のマンションに住んでいる場合は、なるべく部屋を整理整頓しておきましょう。特に水回りや収納は入念にチェックされる可能性があるため、掃除を徹底する必要があります。また内覧に来る人数を確認し、全員分のスリッパを用意しておくと印象がよくなります。

流れ4. マンションの引き渡し

無事に買主が決まったらマンションを引き渡します。ただし、マンションを引き渡すにはさまざまな手続きが必要です。それぞれもれなく対応するためにも、事前に手続きの内容を理解しておきましょう。ここでは、マンションの引き渡しに際して必要な手続きをまとめて紹介します。

購入希望書を受け取る

マンションの購入の申し出は、購入希望書によって行われます。購入希望者から購入希望書が届いたら内容を吟味して、売却するか決めましょう。

購入希望書に法的拘束力はないため、その人にマンションを売却するかどうかは売主の判断で自由に決められます。ただし購入希望者自身も、購入希望書による購入の申し出をいつでもキャンセルできます。購入希望書は、あくまでも購入の意思表示のためのものであると理解しておきましょう。

マンションの管理組合に連絡を入れる

マンションを売却すると決めた場合、管理組合にも連絡する必要があります。具体的な引き渡し日についても、決まり次第報告しましょう。

またマンションの売却について決済が済んだ後は、組合員資格喪失届の提出が求められます。決済と同時に速やかに提出できるよう、マンションの売却が決まったらすぐに準備しておきましょう。基本的には、不動産会社の担当者が管理組合とのやりとりや組合員資格喪失届の用意をしてくれるため、連携しながら手続きを進めてください。

売買契約を締結する

売買の条件に売主と買主の両者が同意したら、マンションの売買契約を締結します。売買契約は、法的拘束力のある正式な契約です。そのため、売買契約を結んだ後に売主の都合でマンションの売却をキャンセルしようとすれば、費用が発生するおそれがあります。本当に売却するかじっくり考えた上で、売買契約に進みましょう。

なお、不動産会社に対する報酬である仲介手数料の支払いも、このタイミングで行います。買主からは手付金が支払われるため、受領した手付金から支払うことも可能です。

金融機関に連絡する

売却するマンションの住宅ローンの返済がまだ残っている場合、売買契約を終えたら金融機関に連絡して一括返済の旨を伝えましょう。一括返済を行う際は、同時に抵当権抹消登記も行う必要があります。一括返済と抵当権抹消登記は、マンションの売却において特に重要な手続きです。住宅ローンの返済が残っているマンションを売却したときは、忘れずに対応しましょう。

別の物件に引越しをする

売買契約と決済が完了したら、別の物件に引越しをしてマンションを引き渡す必要があります。すでに新居が決まっている場合は問題ありませんが、新居が決まっていない場合は早急に引越し手続きを進めましょう。

通常、売買契約から引き渡しまでの期間は約1~3カ月かかるケースが多いです。計画的に引越しの準備を整え、スムーズにマンションを引き渡せるようにしてください。

流れ5. 確定申告

マンションの売却により利益が出た場合は、必ず確定申告をして納税しなければなりません。なお、住宅ローンの返済との相殺により利益が出なかった場合も、控除や特例を利用するには確定申告が必要です。

ただし確定申告はいつでもできるわけではなく、利益が出た翌年の特定期間に行うと決まっています。マンションを売却した翌年に手続きする必要があるため、忘れないようにしましょう。確定申告をするには確定申告書の作成が求められます。確定申告書は管轄の税務署や国税庁のホームページなどで入手可能です。また、提出方法には以下の3つがあります。

  • 税務署へ持参する
  • 郵送する
  • インターネット上で申告をする

なお、確定申告や納税が必要であるにもかかわらず怠ると、脱税とみなされるため注意しましょう。脱税に対しては、無申告加算税や過少申告加算税などのペナルティが科されます。そうなれば、もともと納付すべきだった税額よりもさらに高額な税額が発生します。脱税にならないよう、期限内に確定申告と納税を確実に済ませることが大切です。確定申告の方法が分からなければ、管轄の税務署や税理士などに相談して手続きを進めましょう。

マンション売却にかかる費用一覧

マンションを売却する際は、さまざまな費用がかかります。ただし、状況によってかかる費用には違いがあり、マンションを売却した後に戻ってくる可能性がある費用もあります。

ここからは以下の3つに分けて、マンション売却に関する費用について確認していきましょう。

  • 必ずかかる費用
  • 場合によって発生する費用
  • 売却後に戻ってくることがある費用

必ずかかる費用

マンション売却において必ずかかる費用としては、仲介手数料と印紙税があげられます。

仲介手数料

仲介手数料は、不動産会社に支払う報酬です。マンションの売却において仲介手数料が発生するのは、実際に買主が決まって売却する際です。基本的にはマンションを売却できるまで仲介手数料はかかりません。なお、仲介手数料の上限は宅地建物取引業法で決まっており、具体的な上限は以下のとおりです。

マンション売却にかかる仲介手数料
売却価格 仲介手数料の上限
200万円以下の部分 売却価格×5.5%
200万円超、400万円以下の部分 売却価格×4.4%
400万円超の部分 売却価格×3.3%

※出典:国土交通省「宅地建物取引業法関係

また仲介手数料の計算方法として速算式というものもあります。マンションの売却価格が400万円超の場合、速算式は以下のとおりです。

マンションの売却価格×3%+6万円+消費税=仲介手数料の上限

速算式を使えばより簡単に仲介手数料の計算が可能です。たとえば、売却価格が5,000万円の場合、速算法を使うと仲介手数料は以下のとおり171万6,000円であると分かります。

5,000万円✕3%+6万円+15万6,000円=171万6,000円

印紙税

印紙税とは、課税文書に対してかかる税金です。課税文書の定義は印紙税法で細かく定められています。不動産の売買契約書も課税文書の条件に該当するため、マンションを売却する際に作成される売買契約書について印紙税を納める義務があります。収入印紙を購入して課税文書に貼り付けると納税が可能です。

印紙税の額は、売買契約書で取り交わされる売却価格に応じて決まります。ただし、2024年3月31日までに作成された売買契約書には軽減措置を適用できます。具体的な印紙税の額は、以下のとおりです。

印紙税
売却価格 税額(円) 軽減税率適用後の税額(円)
100万円超、500万円以下 2,000 1,000
500万円超、1,000万円以下 1万 5,000
1,000万円超、5,000万円以下 2万 1万
5,000万円超、1億円以下 6万 3万
1億円超、5億円以下 10万 6万
5億円超、10億円以下 20万 16万

※出典:国税庁「不動産売買契約書の印紙税の軽減措置

場合によって発生する費用

マンションの売却においては、状況に応じて発生する可能性がある費用もあります。すべての費用が必ず発生するわけではないものの、あらかじめ把握しておきましょう。

クリーニング・リフォーム費用

マンションの汚れがひどい場合や自分たちで掃除するのが困難な場合、クリーニングを専門業者に依頼するケースがあります。スムーズに買主を見つけるためには、マンションをなるべくキレイな状態にすることが重要です。写真撮影や内覧の前にしっかりとクリーニングをしておきましょう。

また、マンションが古かったり不具合が発生している箇所があったりする場合は、リフォームも検討しましょう。クリーニングやリフォームはマンションの状態や内容にもよりますが、数万円から場合によっては100万円以上かかるケースもあります。マンションの売却を検討しているなら早めに着手する必要があります。

広告費

基本的には、マンションの販売活動にかかる広告費は不動産会社が負担し、売主への請求は行われません。しかし、売主が自ら特別な広告を希望した場合は、売主自身が広告費を負担する必要があります。たとえば、不動産会社が通常利用している広告ではなく、より目立つ広告を利用したいという申し出を売主がした場合、それにかかる費用は売主自身が負担しなければなりません。また、遠方にあるマンションの売却において通常とは異なる広告費が発生するケースでも、売主に広告費が請求される可能性があります。ただし、その場合は必ず売主の同意が必要であるため、不動産会社が勝手に行った広告活動に対しては売主が費用を負担する必要はありません。

引越し費用

売却するマンションで暮らしている場合は、売却に際して引越し費用もかかります。引き渡しの時期を決めたら、それまでに引越し作業を完了させなければなりません。引越し業者の繁忙期に重なると、引越し費用が高額になるケースもあります。また希望の日時に手配できないおそれもあるので、売却が決定したら早めに引越し業者に連絡するようにしましょう。なお、引越しのために家具や家電を処分するなら、別途処分の費用もかかります。加えて、新しい物件の契約や新生活の準備にも費用がかかるため、マンションの売却を決めたら計画的に費用の用意や荷造りの準備などを進めておくのがおすすめです。

抵当権抹消登記費用・住宅ローン返済手数料

住宅ローンが残っているマンションを売却するケースでは、抵当権抹消登記費用やローン返済手数料も必要です。抵当権抹消登記費用は、不動産1つにつき1,000円と決まっています。マンションを売却する場合、建物と土地のそれぞれについて抵当権抹消登記費用が必要となるため、合計で2,000円がかかります。また司法書士に手続きを依頼するケースが多いため、その場合は司法書士への報酬も用意しておきましょう。約1万~2万円かかることが多いです。

住宅ローン返済手数料の費用は銀行によってさまざまです。中には住宅ローン返済手数料が無料になるパターンもありますが、基本的に数千~数万円がかかるでしょう。

譲渡所得税

各種税金が発生する可能性もあります。譲与所得税とは所得税と住民税を合わせたもので、マンションの所有期間によって税率が異なります。所有期間と税率をまとめると、以下のとおりです。

譲渡所得税
マンションの所有期間 所得税率(%) 住民税率(%) 計(%)
5年以内 30 9 39
5年超 15 5 20

(※1,2)

また2037年までは復興特別所得税の2.1%を所得税とあわせて申告・納付する必要があります。

※1 出典:国税庁「No.3211 短期譲渡所得の税額の計算

※2 出典:国税庁「No.3208 長期譲渡所得の税額の計算

なお、譲渡所得税の計算の基準になるのは、あくまでも譲渡所得です。譲渡所得は、マンションの売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いた金額です。取得費にはマンションの購入費用をはじめとし、購入時に支払った税金や仲介手数料なども含まれています。また譲渡費用には、売却時にかかった仲介手数料や印紙税も含められます。単にマンションの売却価格に対して税率をかけるわけではないため、注意しましょう。

消費税

事業目的でマンションを売却する場合は消費税も発生します。消費税の対象となるのは不動産のうち建物のみで、税率は一律で10%です。また住まいとして使用していたマンションを売却するケースは事業目的に該当しないため、消費税は発生しません。

なお、譲与所得税と消費税を納付するタイミングは、いずれもマンションを売却した翌年の確定申告時です。マンションを売却してすぐ納めるわけではないため、忘れないように注意しましょう。確定申告を怠ると、故意でなくてもペナルティの対象になります。確定申告や納税を忘れると脱税とみなされ、社会的にも大きな責任を問われます。

マンションの売却でそのようなトラブルを引き起こさないためには、確定申告や納税についてもあらかじめ知識を得ておく必要があります。分からないことがあれば、まずは不動産会社に質問しましょう。より専門的な内容については、管轄の税務署や税理士に相談すると正確な情報を得られます。

売却後に戻ってくることがある費用

マンションを売却すると、後から戻ってくる費用もあります。すべてが戻ってくるとは限らないものの、条件に当てはまれば返金を受けられるため、よく確認しておきましょう。

固定資産税・都市計画税の清算金

固定資産税・都市計画税は、1月1日に不動産を所有している人が1年分を納める決まりになっています。ただし、年の途中でマンションを売却しても、税務署から税金の一部が返金されるわけではありません。とはいえ、買主に売却後の期間分に相当する固定資産税・都市計画税の金額を請求することは可能です。売主と買主が負担する固定資産税・都市計画税の割合を正確に計算し、買主に請求しましょう。

注意が必要なのは、不動産の売却における固定資産税・都市計画税の精算はあくまでも当事者間の契約によって行われる点です。売主が買主に固定資産税・都市計画税を請求できるという法律があるわけではありません。そのため、買主に支払いを渋られる可能性もあります。不動産会社に相談しつつ、スムーズに固定資産税・都市計画税の精算ができるようにしましょう。

マンションの管理費・修繕積立金の清算金

マンションの所有者は、マンションの管理組合に管理費や修繕積立金を支払っています。管理費は、マンションの日常的な管理をするために必要な費用です。一方、修繕積立金は、マンションの大規模修繕に向けて積み立てられている費用です。マンションを売却するとしても、一度支払った管理費や修繕積立金は返金されません。ただし、マンションの引き渡し日以降についての管理費や修繕積立金をすでに売主が支払っている場合、買主に該当金額を請求できます。

なお、管理費や修繕積立金の精算についても法律による義務はありません。加えて、売主が負担する管理費や修繕積立金は少額であるケースがほとんどであり、実際は精算しないパターンも多いです。管理費や修繕積立金を精算するかどうかは、実際の状況を考慮して判断しましょう。

住宅ローン保証料

住宅ローンを利用する際は保証会社による保証をつける必要があり、住宅ローン保証料を支払っています。住宅ローン保証料の金額は場合によって異なり、数十万~数百万円まで幅があります。マンションを購入して住宅ローンを契約した際に住宅ローン保証料を一括で支払っていれば、売却時に年数に応じた返金を受けることが可能です。

火災保険料

住宅ローンを利用するには火災保険への加入が条件になっているため、マンションを売却しようとしている売主のほとんどは火災保険に加入しています。火災保険の加入期間はさまざまですが、保険料は一括払いが基本です。火災保険の加入期間中にマンションを売却する場合、残りの保険料が返金されます。

中野坂上のマンション売却における注意点とは

中野坂上のマンションを売却する際は、気をつけたいこともあります。ここでは、具体的な注意点を確認しておきましょう。

中野坂上にあるマンションの売却相場をあらかじめ調べて置く

中野坂上のマンションをスムーズに売却するには、中野坂上にある中古マンションの売却相場を把握しておくことが大切です。すでに触れたとおり、売り出し価格は売主が自由に設定できますが、売却相場とかけ離れた価格を設定してもなかなか売れません。

マンションの売却相場はさまざまな方法で調べられます。たとえば、前述したレインズ・マーケット・インフォメーションでも一般向けにマンションを含めた不動産の取引情報が公開されており、売却相場を確認可能です。また、より簡単に相場を把握したい場合は、不動産ポータルサイトで条件を絞って検索するとおおまかな売却相場をチェックできます。

一括査定サービスを活用する方法が便利

一括査定サービスは、Webサイト上で必要な情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。一括査定サービスを活用すれば査定結果を一度にまとめて確認できるため、それぞれの査定価格などを比較検討しやすいというメリットもあります。

訪問査定を依頼する不動産会社を選定する際も、まずは一括査定サービスによる査定結果をもとにするのがおすすめです。一括査定サービスをうまく活用し、マンションの売却に必要な手間のかかる作業を効率的に進めましょう。

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2つの売却方法の違いを押さえよう

不動産の売却方法は、仲介と買取の2種類に大別できます。マンションを売却する上では、仲介と買取の違いをそれぞれ押さえておきましょう。

仲介

仲介とは、売主と買主を不動産会社が仲介してマンションを売却する方法です。不動産会社の役割は、売主と買主をマッチングさせてマンションの売買を成立させることです。ここまで本記事で解説した売却方法は仲介にあたり、不動産会社に相談しながら買主を探してマンションの売却を目指します。

仲介では1から買主を探し始めるため、売却までに時間がかかってしまうケースもあります。しかし、買取よりも高価格で売却できる可能性が高く、不動産会社に仲介を依頼してじっくり買主を探す人は多いです。

買取

買取とは、不動産会社に直接マンションを売却する方法です。不動産会社に相談すると査定が行われ、査定価格が提示されます。売主が査定価格に納得すれば契約が成立し、そのままマンションを売却できる仕組みです。

不動産会社が買主になるため、仲介よりもスピーディにマンションを売却できます。ただし不動産会社の目的は、購入したマンションにリフォームなどを行った後に販売して利益を得ることです。リフォーム費用なども考慮されるため仲介と比較すると、買取のほうが売却価格は低くなる傾向があります。

まとめ

まとめ

マンションの模型とパソコン

中野坂上のマンションを売却するのにベストなタイミングは今だといえます。売却相場が高く、住宅ローンの金利が低い今なら、スムーズにマンションの売却ができる可能性が高いです。今後の売却相場や住宅ローンの金利がどのように変化するかは分かりません。なるべく有利な状況で売却するためにも、このチャンスを逃さないようにしましょう。

マンションを売却するには、ある程度以上の期間がかかります。いつ何をする必要があるのか事前に確認し、それぞれ適切にこなせるようにしましょう。マンションの売却を依頼する不動産会社を探す際にはリビンマッチがおすすめです。全国の不動産会社の中から最大6社に査定依頼を一括で行えます。査定価格の比較検討が手軽にでき、条件に適した不動産会社を選べるでしょう。中野坂上でマンション売却を検討している場合は、お気軽に利用してみてください。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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