一戸建てで近隣トラブルが発生!事例8選と対処法を紹介

一戸建てを購入する際は、周辺環境や立地、間取りなどのさまざまな条件を確認するでしょう。しかし、どれだけ慎重に検討しても、実際に住み始めてから近隣トラブルが発生してストレスを抱える人もいます。
近隣トラブルが起きるかどうかは、住んでみなければわからない面があります。また、自分が購入したあとに引っ越してきた近隣住民に問題がある場合は、避けようがありません。
一戸建てにおける近隣トラブル事例と、具体的な対処法を紹介します。
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一戸建てにおける近隣トラブルは多い!
実は、一戸建てと分譲マンションを比較すると、近隣トラブルに悩む人の割合に大きな違いはありません。
株式会社AZWAYが実施したアンケートでも、近隣トラブルにあった経験のある人の割合は「持ち家でマンション」の人と「持ち家で一軒家」の人で差がないことがわかります。
参考:PR TIMES「【近隣トラブルにあったことのある人の割合は?】男女500人アンケート調査」
しかし、共同住宅のマンションとは異なり一戸建ては独立した住居のため、「敷地内であれば何をしてもよい」と考える層が一定数存在します。そのため、より悪質な近隣トラブルが発生しやすいともいえます。
また、管理組合による指導や管理規則による取り決めなど、問題を解決するための明確な手段がないことも、トラブルの根を深くしています。自治会などのコミュニティは存在しますが、その指導力に期待することは難しく、また各世帯への影響力も大きくありません。
前述のアンケートでは、近所に住んでほしくない人については、以下の順番で回答が多くなっています。
- 騒音を出す人
- 非常識・協調性のない人
- 汚部屋・清潔感のない人
- ゴミ出し等のルールを守れない人
- 反社会的・暴力的な人
- 神経質・口うるさい人
- 過干渉・噂好きな人
- タバコを吸う人
一戸建てで起きる近隣トラブル事例8選
昨今における新型コロナウイルスの流行によってリモートワークが増え、自分自身だけではなく近隣住民も家で過ごす時間が長くなり、結果としてトラブルの発生数が飛躍的に増えていると考えられます。
特にいままでは見られなかった、平日の昼間における騒音や迷惑駐車に対するトラブルなどは顕著な例でしょう。
騒音トラブル
近隣トラブルの最たる例が騒音問題です。これは騒音となる「音」を発生させている住民に自覚がないことが多いため、発生しやすく、改善されにくいトラブルです。
- 聴力が弱い高齢者がテレビやラジオの音量を大きくする
- 電話などの話し声が大きい
- 重低音の激しい音楽
上記のような原因のトラブルがよくありますが、最近ではインターネットで動画を配信する人の音が問題になるなど、多岐にわたっています。
迷惑駐車トラブル
迷惑駐車が繰り返し行われる場合は、迷惑を通り越した非常識な違法行為です。
よくあるトラブル例として、駐車場の出入り口をふさぐ形での駐車や、アイドリングによる音や振動などがあります。
また、悪質なものとして、無断での駐車場の使用や、敷地内でUターンをする行為なども存在します。
境界線の侵害トラブル
隣接する住宅とは塀などで区切るのが一般的ですが、境界線を侵害されるトラブルがあります。多いのが、庭に植えた木で伸びた枝が侵入してくるだけではなく、そこから落ち葉や害虫などが落下するケースです。

境界線を侵害しそうな庭の木
また、空中からだけではなく、根が伸びて地中から侵食することもあります。最悪の場合、建物の土台に影響を与え、大きな問題となります。
ほかには、純粋に境界線を超えた設置物(物置)などが置かれるなど、悪意をもったトラブル例も散見します。
庭での調理トラブル
庭でバーベキューを楽しむことは、一戸建ての
年に数回、近隣住民に許可を得てバーベキューをするのであれば、我慢の範囲内かもしれません。しかし、毎週末、友人を呼んでバーベキューパーティーを開催して大騒ぎをされてはたまったものではありません。
極端な例ではありますが、実際、過去にバーベキューパーティーの騒音に怒った近隣住民によって引き起こされた刑事事件もあります。
自分さえ楽しければよいという考え方の近隣住民が存在すると、大きなストレスを抱えてしまいます。
自治会トラブル
自治会は、町内会とも呼ばれる小さな範囲の地域をまとめる団体です。公的な力はありませんがごみ出しのルール決めや地域清掃など、治安と安全を守る役割を果たしています。
基本的に地域住民の持ち回りで形成されていますが、近年はなり手が少なくなり、高齢化が顕著となっています。
そのため、高齢者で構成された自治会と、新規住民が対立するトラブルが発生するケースもあります。高額な寄付金を募る、勝手に役員に任命して自治会の参加を強制するなどはよくある例といえます。
ルール違反トラブル
地方公共団体(自治体)が定めるルールを守らない自分勝手な近隣住民がいる場合もストレスを感じるでしょう。ただ迷惑なだけではなく、実害を被る場合はもっと悪質です。
たとえば、ごみ収集においてネットを被せるといった簡単なルールについてひとりでも守らない人がいると、カラスに荒らされてごみが散乱するおそれがあります。
また、最近多いのは、マイホームが汚れることや同居する家族に気を使って、ベランダや玄関先で喫煙するケースです。
たしかに室外での喫煙は家族へのケアになりますが、無関係な近隣住民が副流煙に悩まされることも考慮するべきです。
干渉型トラブル
円滑な生活に必要な「ご近所付き合い」は、双方における距離感を間違えると過干渉によるストレスを感じてしまいます。長い年月、同じ地域で暮らすのだから親しくなりたいという好意だとしても、相手が同様の考えでなければすれ違いが生じます。
特に、監視をされているかのように「仕事は?」「どこへ行くの?」「最近、見なかったけど」など、プライベートに踏み込まれるのは避けたい人が多いでしょう。
近隣住民とはいえ、適度な距離感は大切です。とはいえ、距離感には明確な指針はなく、人によって異なるのが当たり前です。そのため、自分が考える距離感と大きく異なる人が近隣住民の場合、トラブルの解決は難しいでしょう。
直接危害を受けるトラブル
少し特殊なトラブルではありますが、暴言や威圧的な態度を取ってくる反社会的な人が家の近くに住んでいると、不愉快でありプレッシャーを感じます。
家から出るだけでプレッシャーを感じるような生活では、せっかくのマイホームが快適に暮らせる場所ではなくなります。
もちろん、暴力など直接的な行為があれば、警察に通報するべきですが、それでもなかなか解決するのは難しいでしょう。
一戸建ての近隣トラブルの対処法
一戸建てで生活する中で近隣トラブルに巻き込まれた場合、どのような対処をすればよいでしょうか。
何より重要なのは、「ひとりで悩まないこと」です。
近隣トラブルの大半が法律で裁くことのできない内容のため、ひとりで悩みがちになりますが、悩んでも解決はしません。できるだけコミュニティを利用し、不特定多数の人たちを味方につけて対処しましょう。
警察に相談する
暴力や暴行などの身体的被害を受けた場合はもちろん、近隣トラブルが長期にわたり続く場合は、あらかじめ警察に相談しておきましょう。
また、将来的にトラブルが悪化し身の危険を感じた際に、速やかな対応を期待できる効果もあります。
コミュニティを利用する
地方公共団体や役所などのコミュニティに、近隣トラブルの内容を相談しておくのも有効な手段です。解決能力はそれほど高くはないかもしれませんが、警察に相談しておくのと同じで、前もって事情を説明しておけば、トラブルの悪化を回避できる可能性があります。
また、何か問題が発生した際に、行政としての手助けが期待できるので、 コミュニティを利用することも大切です。
ほかの近隣住民と情報交換する
自分が迷惑に感じている近隣住民に対して、ほかの住民も同様に感じているかもしれません。近隣トラブルはひとりで対応するのではなく、ほかの住民たちと連携し情報交換をしながら対応するとよいでしょう。
1対1で対応すると精神的な負担が大きく、 また危害を一身に浴びることにつながりかねません。
近隣トラブルが発生した場合は、警察やコミュニティ、ほかの住民などを巻き込んで、個人対個人ではなく、複数対個人となるように動くのが重要です。
近隣トラブルがストレスなら住み替えも視野に
近隣トラブルの最大の問題点は、解決するために必要な労力に対して効果を得にくいことです。言い換えれば、近隣トラブルが発生してしまえばすっきりと解決するのは難しく、対症療法として臭いものにふたをするしかありません。
そのため、せっかく購入した一戸建てとはいえ、生活する中で毎日ストレスを感じるのであれば、思い切って住み替えを検討するのも有効な手段です。
トラブルの主は引っ越さない
近隣トラブルが発生した際に、誰しもが「あの人が引っ越してくれたら解決するのに」と考えてしまうでしょう。
しかし、トラブルの原因である近隣住民本人は被害を受けていないのですから、特別な事情がない限り、引っ越すケースはあまりありません。人によっては、周りに対して反対に「非常識な人だな」と考えているかもしれません。
特に一戸建ては、分譲マンションよりも居住年数が長くなる傾向があります。トラブルの主が引っ越していなくなることは、期待しないほうがよいでしょう。
一戸建ては早いほうが高く売れる
一戸建てを手放すのは、家族の思い出や暮らしに対する想いがあるため、なかなか決断できないものです。しかし、近隣トラブルが大きくなってから引っ越す事態になるなら、できるだけ早い段階で住み替えを検討するのが賢い選択です。
一戸建ての価値は築年数が経過するごとにどんどん下がっていきます。国土交通省の「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によると、築5年の一戸建ては購入価格の約70%、築10年で約50%まで価格が下落します。
築年数がたっていないタイミングで思い切って売却すれば、より高値での取引が期待できるかもしれません。
不動産の一括査定で現状を知る
不動産の一括査定サイト「リビンマッチ」を利用すると、簡単に自分が所有する一戸建てがどれくらいで売れそうかがわかります。
すぐに売却を決める必要はありません。「もし引っ越すのであれば、自分の家は大体これぐらいで売れるんだな」とわかっているだけでも「いつでも引っ越せる」という心の安心につながります。
近隣トラブルの対処は難しく、負担が大きいため、備えと心の安定のためにもリビンマッチの利用を検討しましょう。
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