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【売買】デザイナーズ物件は需要が高い?その魅力や高値売却に必要な一工夫とは

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【売買】デザイナーズ物件は需要が高い?その魅力や高値売却に必要な一工夫とは

デザイナーズ物件は、若い世代を中心に需要が高まっています。個性的でおしゃれなデザイナーズ物件で過ごすひとときは、ひとり時間だけでなく、友人、恋人、家族と過ごす日常をより特別なものにしてくれるでしょう。

本記事ではデザイナーズ物件の魅力や需要が高まっている理由、購入後なるべく高値で売却するための注意点を不動産売買の仲介経験をもとに解説します。「デザイナーズ物件を購入して住み、将来的には売却したい」と考えている方や、「不動産投資としてデザイナーズ物件を売買したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

一工夫凝らした家に住みたい!デザイナーズ物件の魅力とは

デザイナーズ物件に明確な定義はありませんが、一般的に通常のマンション、戸建てよりこだわった内装・外装、間取りの建物のことをいいます。また、リノベーションされた中古住宅をデザイナーズ物件と呼ぶこともあります。

数多く流通する一般的な分譲マンションや建売住宅とは異なるデザイナーズ物件の魅力について、紹介します。

思わず家に呼びたくなる?ありふれた物件にはないデザイン性

デザイナーズ物件の魅力のひとつは、そのデザイン性といえます。分譲マンションや分譲の建売戸建ては、多くの場合、売上や利益率などの経済的な合理性、生活するうえでは機能性や使いやすさが重視されます。

そのため、デザインについても多数の方に受け入れてもらいやすい物件が多くなります。この場合、「ありふれたデザインは嫌だ」「外観や内装のデザインにこだわりたい」購入層のニーズを満たせませんが、デザイナーズ物件の魅力があれば、このようなニーズに応えられます。

その家でしか体験できないライフスタイルが実現できる

長く生活する家で、1人1人、求める生活スタイルは異なります。

分譲住宅が決められた間取りや住空間に、自分たちの生活スタイルを合わせていくものとすれば、デザイナーズ物件は、その住宅こそが自分たちの生活スタイルに合わせてくれます

たとえば、下記のような通常の物件とは異なるライフスタイルの実現が可能です。

  • 高い天井や吹き抜け、窓の大きさなどにこだわった開放感のある空間
  • 個性的な間取り、動線設計
  • 好きなコンセプトにあわせた内装や素材

コンクリート打ちっぱなしは騒音リスクも少ない

デザイナーズ物件のなかには、鉄筋(RC造)あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の仕上げでコンクリート打ちっぱなしが採用されているものがあります。構造上、ワイドスパンの広いリビングやらせん階段、曲線の壁など実現しやすく、デザイン性にも優れています。

また、コンクリートは密度が高く音を通しにくいという特性があるため、木造などの構造にくらべ隣接住戸の生活音や外の騒音が聞こえにくいです。ただし、壁や床が振動して伝わる固体音に弱い特性があるため、購入時には、住戸間の壁や床の構造、スラブ厚などを確認することが大切です。

壁や床の構造が不適切であると、住戸間での音漏れが生じる場合があります。また、スラブ厚が不足している場合には、下の階の生活音や外の騒音が聞こえやすくなるおそれがあるため注意しましょう。

【売買】デザイナーズ物件は供給より需要が高い傾向!その理由とは

不動産市場全体でみると、売上や利益が優先され、より多くの購入者層に販売しやすい一般的な分譲マンションや分譲戸建ての供給戸数が多数を占めます。

一方、デザイナーズ物件は、デザインや間取り、仕様などの付加価値がある分、価格的には高くなりやすく供給戸数も限られています。それでも、予算をかけてもこだわった家に住みたいという需要もあり、デザイナーズ物件は供給より需要が高い傾向にあります。

下記で、デザイナーズ物件の需要が高い理由について解説します。

デザイナーズ物件の需要を支える購入者層

デザインやライフスタイルにこだわるデザイナーズ物件の需要は、住宅購入層のなかでも、30代以下の若い世代の需要が高いと考えられます。

この点、国土交通省の「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、30代以下の購入者が占める割合は図のとおりです。

1次取得者(初めて住宅を購入した世帯)の物件種別別統計値
物件種別 30歳未満 30代 合計
注文住宅 13.6% 46.5% 60.1%
分譲戸建て 16.9% 50.0% 66.9%
分譲マンション 7.0% 50.5% 57.5%
中古戸建て 11.7% 27.8% 39.5%
中古マンション 6.6% 31.7% 38.3%

参考:国土交通省「令和3年度住宅市場動向調査報告書

中古物件の割合は少ないですが、新築に絞ると30代以下の購入層が占める割合は半数近くか以上にのぼります。また、データから若い人のほうが新しいものを好む傾向があるともいえるため、デザイナーズ物件を売却する際は築年数も浅いうちがよいでしょう。

また、同調査によると、注文住宅にした理由の29.8%が「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」という調査結果があります。

注文住宅取得世帯(全国)における住宅の選択理由

注文住宅取得世帯(全国)における住宅の選択理由


このように、住宅購入の若年層、デザインや空間にこだわりたい購入層は、デザイナーズ物件の需要をささえる要因のひとつといえます。

都心部や人気エリアに集中

デザイナーズ物件は、建物のデザインやシンボル性を生かすために、都心部や人気エリアに建てられることが多いです。その街の立地や雰囲気、住民層に合わせたデザイナーズ物件を供給することで、物件そのものの価値を高めることにもつながります。

また、都心部や人気エリアであれば資産性が高く、将来の売却、住宅購入を不動産投資と考える購入者層の需要にも一致しています。

有名な建築家やデザイナーが設計

有名建築家やデザイナーによって設計されたデザイナーズ物件は、それだけで稀少性があります。

街を歩いているときに目を引くマンションや戸建ては、地域のシンボル的な建物となっている場合もあるでしょう。不動産の価格は、一般的には稀少性があるほど高くなりやすいです。

デザイナーズ物件では、それなりの費用をかけても、建築家やデザイナーのこだわりがつまった、目を引く稀少性の高い家に住みたいというニーズを満たせます。

住みやすさ重視の人には売れにくい!?高値で売却するための一工夫

通常の住宅よりこだわりのデザインやライフスタイルを実現してくれるデザイナーズ物件ですが、一般的な住みやすさや万人受けするデザインとは異なることが多くあります。

そのため、いざ売却する場合には、より高値で購入してもらうための工夫も必要です。

誰が建築、デザインしたかを訴求

デザイナーズ物件を購入する人は、一般の住宅とは異なるデザインやこだわりを求めている人です。そのため、売却にあたり、誰が設計、デザインしたか、その設計者や会社が過去どういった作品を手がけているのかを付加価値としてしっかり訴求しましょう。

購入時の図面やパンフレットを活用し、設計の意図やコンセプトを説明することも有効です。

SNSを活用する不動産会社へ依頼

SUUMO(スーモ)などの不動産ポータルサイトは、多くの人の物件探しに利用されますが、リノベーション物件の検索などはできても、デザイナーズ物件に絞ってとなるとなかなか見つけにくいことがあります。検索条件にデザイナーズマンションという項目がないうえに、デザイナーズで検索した場合は以下のようにデザイン性の大小に関係なく抽出されるためです。

  • デザイナーズマンションとして企画販売された物件
  • 一般のマンションで分譲され、間取りや内装などデザインリノベーションされた物件
  • デザイナーズ的な洗面化粧台などが一部採用されただけの物件

デザイナーズ物件に求めているものは、人それぞれ異なるためこれでは探しにくいでしょう。

また、物件写真の掲載枚数には限度があります。エントランスや周辺環境などのデザイン性以外の情報が含まれた写真も必要なため、限られた写真だけではデザイン性の訴求が弱くなります。そのため、ほかのマンションとの違いを明確にし、デザイン性を強く訴求するには何枚でも無料で写真を掲載できるツールを利用する必要があります。

具体的には、デザイナーズ物件を探す若いターゲット層に届けるために、Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などの無料のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を積極的に活用している不動産会社を活用するのがよいでしょう。

特に、デザイナーズ物件ならではの魅力や特徴を画像や動画でアピールできるInstagramやYouTube(ユーチューブ)は、30代以降の若いターゲット層への拡散力、訴求力が高いです。

ちなみに、株式会社スペースリーが不動産事業者200社に行った「SNSの活用調査」では、Instagramが38.5%YouTubeが23.5%の会社が活用しています。

ホームステージングを活用して内覧会を実施

ホームステージングの施工例

ホームステージングの施工例

ホームステージングは、家具や小物などを使って室内を装飾して見た目の印象をよくすることです。このホームステージングで空間を演出し、SNSなどでデザイン性やこだわりの空間を訴求しながら集客する方法があります。ホームステージングに費用がかかる場合、不動産会社の協力も必要ですが、それ以上に高値で売却できれば成功です。

さらに、物件案内についても、特定の日時を決め、内覧会を行う方法があります。この内覧会方式の場合、通常約30分の単位で内覧の予約を入れていきます。内覧会方式は以下のような特徴があり、購入に向けて安心感や競争心をもってもらいやすい方式です。

  • 購入検討者は内覧の入れ替え時にほかの検討者を把握できる
  • 売主や不動産会社は内覧会の予約時・案内時にほかの検討者の状況を伝えやすい
  • 同日に時間だけずらして複数名の購入検討者を内覧会に呼ぶため、購入申込が同時に入る可能性が高くなる。その結果、検討者にライバル意識を持たせられる

購入申込が同時に入る場合はもちろんですが、検討者が別にいる場合でも買主が競合するため、価格面での主導権は売主側に来ます。一般的な物件とは少し異なるデザイナーズ物件だからこそ、この内覧会方式が結果的に高値売却につながりやすくなるでしょう。

デザイナーズ物件を専門に扱う不動産会社へ依頼

売却にあたり、写真や動画など物件情報の載せ方や見せ方は重要です。しかし、一般の不動産会社でデザイナーズ物件を扱った経験が少ない担当者では、ポータルサイトの情報や物件資料で魅力を十分に伝えられないおそれがあります。

そこで、デザイナーズ物件を専門に扱う不動産会社中古物件をデザインリノベーションして再販する会社に依頼するのがおすすめです。依頼すれば一般の不動産会社以上に、物件の魅力や特徴に焦点を当てた売却活動をしてくれるはずです。

ただし、どの不動産会社がデザイナーズ物件の売却に適しているかを見つけるのは時間がかかります。そんなときは、不動産の一括査定サイトリビンマッチを活用してください。最短45秒で複数の不動産会社に査定依頼できます。複数社から売り出し価格、販売方法などの提案を受け、その中から、デザイナーズ物件に適した会社を比較し、その魅力を十分に引き出してくれる会社に売却を依頼しましょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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