同じ場所に住むと飽きる人|家を売って引っ越すメリットとデメリット
長く同じ場所に住む「定住化」は、転勤や転校の必要がなく、仲良くなった人とも疎遠になりにくいです。しかし、人の好みや思考は年を重ねるごとに変わってきます。
実際、最初はこの家に住みたいと思って家を購入したものの「マイホーム自体に飽きた」「地元や都会の生活環境に飽きた」と後悔して住み替えを検討される方は少なくありません。
本記事では、同じ場所に住むと飽きる人の性格タイプや家を売って引っ越すメリット3選とデメリット3選などを紹介します。「いまの家に飽きてしまった」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
同じ場所に住むと飽きるのはこんな人
同じ場所にずっと住んでいると飽きる人がいれば、反対に飽きない人もいます。両者の違いはどこにあるのでしょうか。
飽きてしまう人の特徴は、主に次の3つです。
- 安定より刺激を求める
- 好奇心旺盛で新しいものが好き
- 束縛する人より自由にさせてくれる人が好き
安定より刺激を求める
自分に関わるあらゆるものにおいて、安定より刺激を求める傾向にあります。たとえ安定していたとしても、いつも同じ環境や人間関係、仕事内容、生活スタイルではもの足りず、刺激を求めて行動するのが特徴です。
給与や福利厚生に優れている大企業へ入社できても、仕事内容にやりがいを感じられないと退職してしまう人もいるでしょう。行動的でフットワークが軽いぶん、安定した生活や単調な生活には十分な刺激を感じられません。
また、引っ越しに向けて新しい家を探したり、引っ越し業者を探したり、荷物をまとめたりすることに刺激を感じ、大きなイベントのひとつとして楽しんでいる人もいます。
好奇心旺盛で新しいものが好き
好奇心が旺盛で常に新しいものが好きな人も、同じ場所に住むと飽きやすいでしょう。
「いつも行っているお店ではなく、行ったことのないお店へ行きたい」「すでに持っているもので十分足りていても、新商品が発売されるとつい買ってしまう」など、とにかく新しいものや自分が経験したことのないものに興味・関心を引かれるタイプです。
周囲にはアクティブで元気な印象を持たれがちですが、同時に落ち着きのない印象を与えてしまうでしょう。最新の設備が整った家やおしゃれなデザイナーズマンションなどを見つけると、すぐに引っ越したくなるかもしれません。
束縛する人より自由にさせてくれる人が好き
自分を束縛する人よりも、自由にさせてくれる人を好む傾向にあります。同じ場所に住むと飽きてしまう人は、いつも自分の気持ちに従って自由に行動したいと思っています。積極的な行動を妨げるような人や出来事は好みません。
そのため、恋愛でも束縛される人は苦手です。「一人で外出するときは、行先と帰る時間のメッセージを要求される」「1日に何度もメッセージのやり取りを求められる」「異性の友人とは電話やメッセージのやり取りをしてほしくない」など、自分の行動や考えを縛るような要求には耐えられません。
束縛せず、自分の好きなように自由にさせてくれる人に好意を抱くのが特徴です。
飽きたから家を売って引っ越すメリット
賃貸住宅と違って持ち家の場合、飽きたからといって簡単に引っ越しができるわけではありません。「引っ越したい」と思っても、多くの人はためらってしまいます。
現在住んでいる家に飽きたとき、家を売って引っ越すとどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットは以下のとおりです。
新しい体験、刺激を受けられる
引っ越しで家だけでなく住んでいる街も変えると、これまでとは異なる新しい環境が待っています。レストランやカフェ、モール、レジャースポット、公園など、その土地にしかない観光スポットを訪れたり、ご当地グルメや名物グルメを堪能したりするのは、多くの人にとって新鮮で大きな刺激となるでしょう。
また、引っ越し先の近所の人やよく通うお店のスタッフ、新たな職場の同僚など、新しい人間関係を築くきっかけにもなります。新しい体験や刺激を通して生活に充実感を持ったり、いままでは気づかなかった自分を知るきっかけとなったりするかもしれません。
いまの家より、よい家に住める可能性
いま住んでいる家よりも、よい条件の家に住める可能性があるでしょう。人によって程度の差はあっても、誰もが住んでいる家に対して何かしらの不満を抱いているものです。
たとえば、以下のような不満が挙げられます。
- 部屋が狭くて窮屈さを感じる
- 日当たりが悪くて薄暗い
- 近所に住んでいる人の生活音がうるさい
- 近くにスーパーやコンビニエンスストアがない
- 最寄り駅が遠くて、歩くと時間がかかる
大半の人にとって、家は日常生活で多くの時間を過ごす場所です。できるだけ不満がない家を見つけられると、いまよりも快適な暮らしを送れるようになるでしょう。
「部屋が増えて、ゆったりとした気分で過ごせるようになった」「近所の騒音問題が解決して、夜にぐっすり眠れるようになった」など、引っ越しによって快適な生活を送れるようになるかもしれません。
お気に入りの場所が増える
毎日の生活の中で、自分のお気に入りの場所があるかどうかは大切な要素です。カフェや雑貨店、公園、図書館、海など、どこでも構いません。心からホッとできるような場所が増えると、生活の質が向上し精神的な安定につながります。
考えごとがあるときにお気に入りの場所へ行くと、スムーズに考えがまとまったり、悩みを解消できたりすることもあるでしょう。引っ越しによって生活環境がガラッと変わり、お気に入りの場所が増えるかもしれません。
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飽きたから家を売って引っ越すデメリット
飽きたから家を売って引っ越すとメリットだけでなく、デメリットも生まれるかもしれません。次のようなデメリットが考えられるため、それぞれの状況に合わせて引っ越すか引っ越さないか判断しましょう。
新しい環境、生活に馴染めないおそれ
引っ越しをした結果、新しい環境や生活にうまく馴染めないおそれがあります。どのような環境や生活が合うかは、人それぞれで異なります。どれだけ下調べをしても、実際に引っ越してみないとわからない部分もあるでしょう。
たとえば、次のようなものが想定されます。
- 夜になると、隣のコンビニエンスストアに若者が集まってうるさい
- 断熱性が悪く、夏は暑くて冬は寒い
- 湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい
- 近所の人たちと気が合わない
- 近くに居心地のよいお店や場所がない
新しい環境や生活に馴染めないと、毎日の暮らしがストレスになるかもしれません。
手間がかかる
準備から後片付けまで引っ越しには、多くの手間がかかります。たとえば、次のような手間が必要です。
- 引っ越し先を決める
- 引っ越し業者を決める
- 荷造りをする
- 不要なものを処分する
- 住所や電気、ガス、水道などの変更手続きをする
- 近所に引っ越しのあいさつをする
- 新居で必要なものを購入する
それぞれ持っている荷物の量によって異なりますが、引っ越しでは特に荷造りが大変です。日中に仕事をしている場合、仕事が終わったあとや貴重な休日をフル活用して、荷物を整理する必要があります。
費用がかかる
新しく家を購入する場合は購入費用が、マンションやアパートを借りる場合は敷金・礼金・仲介手数料などが求められます。
また、引っ越し業者へお願いすると、引っ越し料金もかかってくるでしょう。特に引っ越しのハイシーズンといわれている3月と4月は、新年度に向けて引っ越しする人が増える時期です。引っ越し業者への依頼件数も増えるため、引っ越し料金も高くなります。
3月と4月は通常期の1.5倍~2倍ほどの料金となるケースが珍しくなく、さらに時間を指定すると割増料金を求められる場合があります。
引っ越すべきか持ち家に住み続けるべきか迷ったら
住んでいる家に飽きて引っ越すべきか、住み続けるべきか迷ったときは、その家の価値を客観的に把握することが大切です。売却価格を把握できれば、売るべきかどうか判断しやすくなります。
納得できる価格で売れて、引っ越しに必要な費用を捻出できるとわかれば、売ってしまったほうがよいでしょう。売ったお金でいまよりよい家、よい場所に住めます。
反対に想定よりも安い価格だったり、引っ越しの費用捻出には足りないとわかったりしたときは、売らずに住み続ける選択肢もあります。
持ち家を査定するなら、不動産の一括査定サイトの利用がおすすめです。複数の不動産会社の査定結果を比較できるため、効率的に持ち家の売却を進められます。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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