独身男性がマンション購入で後悔する事例|後悔しないための行動7選
独身男性がマンションを購入すると、「経済的に余裕がある、魅力的な男性」「将来に向けた早い段階での投資を行う、大人で賢い男性」と印象づけられます。
しかし、自己実現や将来の安定を考えてマンションを購入した結果、後悔してしまう事例は少なくありません。その事例6選と失敗しないために購入前にしておくとよい行動を紹介します。
マンションの購入を検討中の独身男性は、ぜひ参考にしてください。
独身男性がマンション購入で後悔する事例6選
独身男性がマンションを購入して後悔するパターンは、意外と同じ理由が多いです。
後悔するパターンを知ることで、物件選びのポイントや購入前に考えておくべき点に気づけます。代表的な事例を6つ紹介するので、購入してから後悔しないように確認しておきましょう。
婚活で不利に働く場合がある
生涯独身を貫くつもりでも、人生には予測不可能なことが起こるものです。人の気持ちは簡単に変わるため、「結婚したい」と感じるときがくるかもしれません。また、思いがけず最愛の人と出会ったときには、結婚を考えるかもしれません。
しかし、「結婚相手を探したい」「最愛の人ができて結婚したい」そう感じても、マンションを所有しているがゆえに、すぐに結婚できないことがあります。
相手側にもよりますが、「住宅ローンの支払いがあること」や「生活拠点が結婚前から決まっていること」など、ネガティブなイメージを抱く人がいるためです。
もちろん気にしない相手であれば問題ありませんが、婚活で不利に働くケースがあることは頭に入れておきましょう。
なお、結婚を見越してマンションを購入する場合は、頭金を多く準備して住宅ローンの支払いを減らすなどの工夫が必要です。
収入が減ると住宅ローンの支払いが負担になる
転職や失業などで収入が減少すると、住宅ローンの支払いに苦しむケースがあります。マンションを購入すると、賃貸のように簡単には住み替えができません。
住宅ローンの支払いが滞ると、競売によってマンションが強制的に売却されるおそれがあります。さらに、個人の信用情報に悪影響が及び、いわゆるブラックリストに載ることで、新たにローンを組めない期間が発生するリスクもあります。
そのため、収入が多少減少しても返済に影響がないよう、ローンを組む際には安定した返済計画を立てることが大切です。
購入後にマンション価値が下がる
購入したマンションの価値が大きく下がり、後悔するケースもあります。特に、間取りが単身者向けのマンションは、ファミリー向けと比較して購入する層が限られているため価値が下がりやすい傾向にあります。
ファミリー層が敬遠しやすい「学校や公園から遠いマンション」「騒がしいマンション」などは、購入希望者が見つかりにくく価値も下がりやすいため注意しましょう。
住宅ローンにより、別のローンが組みにくくなる
住宅ローンを組んだことで、マイカーローンやショッピングローンなど、別の種類のローンが組みにくくなる場合があります。
特に、年収に対して上限まで住宅ローンを組んでしまうと追加のローンが難しくなる確率が高いです。
また、住み替えなどをきっかけに別で住宅を購入する場合、購入済みのマンションを売却しないとローンを組めないおそれがある点には注意しましょう。
引っ越しが簡単にできなくなる
引っ越しが簡単にできなくなることも、マンション購入で後悔するポイントです。たとえば、購入後に以下のような理由で引っ越ししたくなることもあるでしょう。
- 隣人とトラブルになった
- 住宅ローンの支払いが厳しくなった
- 別の場所に住みたくなった
賃貸であれば身軽に引っ越せますが、持ち家になると難しくなるため、購入する場合はより慎重になる必要があります。
実家で親の介護をしにくくなる
マンションの購入後に実家で親の介護が必要になった場合、すぐ実家に戻れないため、介護がしにくくなって後悔につながるケースがあります。
たとえば、実家に住んでいて一人暮らしをきっかけにマンションを購入した男性の場合、「買わなければすぐに実家に戻れたのに」と後悔してしまうかもしれません。
ほかにも将来的に実家を相続する予定である場合は、いつか実家に帰る可能性も考えてマンション購入を検討したほうがよいでしょう。
独身男性がマンション購入で後悔しないための行動7選
独身男性がマンション購入で後悔しないために取ったほうがよい行動を7つ紹介します。独身のうちからマンションを持つことは将来の安定した生活を考えるうえで素晴らしいことですが、独身であるからこそ事前に考えておくべきことは多くあります。
先述したような後悔につながらないよう、ここでの内容を参考にしたうえで購入を検討しましょう。
実家の取り扱いを事前に相談しておく
マンションを購入する前に、将来的に実家をどうするのか、親族同士で相談しておきましょう。
具体的には、以下のようなことを相談しておくとよいでしょう。
- 将来的に実家を相続してそこに住む可能性はないか
- 介護が必要になったら両親はどこに住み、誰が面倒をみるのか
将来的に実家に住むことを考えているのであれば、マンションを購入する必要性自体を考え直す必要がありますし、住み替え前提で購入する場合は選ぶべき物件も変わってきます。
事前相談を何もせずに購入してしまうと、あとあと実家の処分をめぐってトラブルになることや購入したマンションが大きな負担になることも考えられます。
両親の介護が必要になったときや相続時に悩むことがないよう、マンション購入の前に実家の扱いを決めておくことが大切です。
どこに住むかを慎重に検討する
購入するマンションの場所は慎重に検討しましょう。たとえば、将来的に親の介護をする可能性がある場合は、できるだけ実家近くのマンションを購入したほうがよいでしょう。介護が必要なくとも両親が高齢である場合は、遠くのマンションを購入してしまうと何かあったとき、すぐ駆けつけられません。
ただし、実家から近いからといって立地の悪いマンションを購入すると、将来売りにくくなります。
また、都心部の駅近のマンションは住みやすく感じるかもしれませんが、郊外に比べ犯罪率が高かったり、騒音や付近の病院などが混雑したりとデメリットもあります。
予算や住みやすさ、将来的な資産価値を考慮して住む場所を選びましょう。
物件の維持費用を確認する
マンションは、物件によって管理費や修繕積立費が異なるため、維持費用は購入前に必ず確認しましょう。維持費用は、ローンの返済が終わったあとでも引き続きかかるコストです。
大型マンションになると、築年数が経つごとに維持費用が大きく膨れ上がるおそれがあります。
マンションの購入では物件価格に目が行きがちですが、所有している限り発生する維持費用についても忘れずに確認し、比較することが大切です。
隣人がどんな人か確認しておく
マンションのような共同住宅は、日常的に隣人と顔を合わせるため、どんな人か確認することも大切です。
たとえば、隣人との相性が悪い場合、住み続けて毎日顔を合わせるのが苦痛になるおそれがあります。持ち家の場合、すぐの住み替えが難しいため、購入前に隣人がどんな人か必ずチェックしておきましょう。
実際、どのマンションを購入するか決める前には、不動産会社に相談し隣人と顔合わせをされる方が多いです。
大地震で倒壊しにくい階の部屋を購入する
日本は地震が多いため、地震対策として大地震で倒壊しにくい部屋を購入することも大切です。柱が太く壁も厚い下層階の部屋は、上層階よりも倒壊しにくい傾向があります。
マンションでは上の階に住む人ほどお金持ちのイメージがありますが、実際には風の影響を受けやすく、地震による揺れも大きくなります。確かに、タワーマンションのような最上階に住んでいると周囲から羨ましがられますし、「眺望がよい」「プライバシーが守られる」などのメリットがあります。
しかし、地震が起きることを考えるとあまりにも上の階に住むのはおすすめできません。地震によりエレベーターが一時的に使えなくなることがあるため、万が一の場合に備え、数日は階段を使うことも考慮して部屋の階を選びましょう。
また、階層だけでなく、建物の築年数や耐震性、施工会社などの情報も確認することが大切です。建物の耐震性は、新築であっても万全とは限りません。建物の耐震性については、建築基準法に基づいて確保される基準がありますが、それ以上の耐震性を持つマンションもあります。築年数が古くても、リフォームや補修を継続的に行っている場合もありますので、その点も確認しましょう。
さらに、施工会社も重要なポイントのひとつです。信頼できる施工会社が建てたマンションは、建物の耐震性に関する信頼性も高くなることが多いです。建物の耐震性や施工会社については、不動産会社や住宅メーカーに問い合わせるか、インターネットで情報収集できます。
引っ越しが必要になったときのため、売却前提で購入する
先述したように、マンションを購入しても親の介護や結婚などで将来的に別の家に引っ越す可能性は、十分に考えられます。
別の家に引っ越す場合、購入したマンションを処分する必要があるため、検討する物件は売却前提で購入することをおすすめします。
たとえば、マンション購入後に実家に戻ることになっても、売却前提で物件を選んでいれば、すぐに売却して資金化でき、住み替えがスムーズに進むでしょう。
購入時は「一生住み続ける」と思っていても、環境や気持ちの変化で引っ越したくなることがあるかもしれません。念のための保険として、売却を見据えてマンションを購入するのがおすすめです。
十分な貯金をしてから購入する
突然の病気の発症で働けなくなるなど、収入が減少するリスクは誰にでもあります。そうなったとき、住宅ローンの返済が難しくなり生活が困窮してしまうおそれがあります。
そのため、マンションを購入する際は、住宅ローンの支払費とは別で「基本的には使わないお金」として、ある程度貯金しておいたほうがよいでしょう。
資金が潤沢にあれば、収入が減少しても住宅ローンの支払いがきつくなることはありません。
なお、マンションの購入費用を貯めるには、実家を売却するのも有効な手段です。将来相続したとき、実家が売れずに空き家になると、所有しているだけで固定資産税を支払う必要があります。また、両親が老人ホームへの入居を希望する場合、実家を売却すればマンションの購入費用だけでなく、入居費用に充てられます。
実家の売却には、不動産の一括査定サイトリビンマッチがおすすめです。リビンマッチを利用すると、最大6社の優良会社が査定した査定価格をもとに、最適な不動産会社を選択できます。実家の情報などを入力すれば無料で査定価格を確認できるので、「マンションの購入資金に充てたい方」などは試しに利用してみてください。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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