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マンション売却の内覧は何が大変?5つの理由と効率よく進める方法

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マンション売却の内覧は何が大変?5つの理由と効率よく進める方法

マンション売却で内覧を行う目的は、購入意欲を高めることです。そのため、購入希望者が内覧に来たときに室内をただ案内するのではなく「このマンションに住みたい!」と思ってもらうための取り組みが大切です。

内覧が大変といわれるのは、取り組みに手間や時間がかかり売主の負担になるためです。しかし、内覧の負担を軽減するための対策もあるので、内覧が大変な理由と対策について確認しておきましょう。

内覧が大変と言われる5つの理由

マンション売却の内覧が大変と言われる理由には次の5つがあります。

  1. 内覧のスケジュール調整
  2. 室内の掃除と整理整頓
  3. 内覧当日の立ち会い
  4. 引き渡しまで安心できない
  5. 内覧の申し込みがない

それぞれの理由がなぜ大変なのか確認しておきましょう。

①内覧のスケジュール調整

内覧の申し込みが入り始めるのは、不動産会社と仲介契約を結び、販売活動をしてからです。通常、内覧日は申し込みから2〜3日後に設定されますが、翌日や当日に希望する人もいるため、急な対応を求められることがあります。

また、土日祝日に内覧を希望する購入希望者が多いため、休日の予定を入れにくくなります。平日休みの仕事であれば、業務を調整する必要がでてくるかもしれません。

内覧の申し込みが入ると、不動産会社が購入希望者と売主の都合を確認して内覧の日程を組むため、対応できなければ別の日に調整も可能です。ただし、購入希望者と日程の都合が合わず、内覧が流れると売却の機会を逃してしまいます。マンションの売却には、1件でも多くの内覧に対応することが大切です。

それには、予定をなるべく入れず、内覧ができる日を増やす必要があるため、内覧ではスケジュール調整に苦労することも少なくありません。

②室内の掃除と整理整頓

内覧ではマンションを買うかどうかを購入希望者が室内を隅々まで確認して判断します。室内の汚れが目立つ、生活感が出すぎているといった状態では購入意欲が低下するおそれがあるため、内覧前には掃除や整理整頓の徹底が重要です。

ただし、内覧では室内をただきれいにすればよい、というわけではありません。

購入希望者は天井、壁、床の状態はもちろん、クローゼットや押し入れのなかも見ていきます。さらに、排水周りの不具合やにおいの確認で洗面台下やキッチン下の棚のなかもチェックします。

家具・家電で壁や床が見えなかったり、収納内に生活用品のストックが多すぎたりすると、確認のために移動を求められることがあります。内覧前の整理整頓では、購入希望者が確認したい場所をすぐに見られるような配慮も求められるため、室内の物が多いほど労力が必要です。

忘れてはいけない室内のにおい対策

内覧前に忘れてはいけないのが、室内のにおい対策です。家のなかで生活していると、住んでいる人の生活臭がどうしても発生します。購入希望者のなかには、室内のにおいに敏感な人がいるかもしれません。

「室内のにおいがなければ買ったのに…」という可能性もゼロではないため、下記の消臭対策を徹底しましょう。

  • 生ごみなどを処理する
  • カレーや焼き魚など、においの強い料理は控える
  • ソファやカーテンなどに消臭剤を使う
  • 排水管専用の洗剤を利用する
  • シューズボックスや押し入れ内の空気を入れ替える

また、内覧当日は窓を開けて換気を行い、室内のにおいを外に出しましょう。

③内覧当日の立ち会い

内覧当日は売主と不動産会社の担当者が、購入希望者を案内します。室内の案内や説明は不動産会社の担当者が主体となって進めますが、売主は案内について回るだけでよい訳ではありません。

まず気を付けたいのが、売主の身なりや態度です。購入希望者は売主の人柄もマンションを購入するための判断材料にします。売主に清潔感や愛想がないと内覧の印象が悪くなり、マンション自体に問題がなくても購入に至らないことがあります。

また、売却につなげるために内覧ではアピールポイントを伝えることが重要です。マンションの設備や状態などの基本的なことは、不動産会社の担当者が伝えてくれます。

しかし、購入希望者は住んでいる人にしかわからない情報も求めています。そのような質問は購入希望者から直接質問されるケースも多いため、回答できるように準備が必要です。

たとえば、以下のようなポイントが挙げられます。

  • 日当たりや風通しのよさ
  • 防音性能が高い
  • 収納力がある
  • 近隣住民の騒音がない
  • マンションを売却する理由

初めて会った人に何かを伝えることは大変ですが、内覧では売主のアピールポイントが購入の決め手になることがあるため、しっかりと準備しておきましょう。

④引き渡しまで安心できない

マンション売却は、買主が見つかってもキャンセルになるおそれがあるため、引き渡しが終わるまでは注意が必要です。

内覧が終わると、約1週間で不動産会社を通じて購入希望者から連絡が届きます。購入の申し込みだった場合、引き渡しまで次の流れで進みます。

  1. 買主の住宅ローン事前審査
  2. 売買契約の重要事項の説明
  3. 売買契約を結ぶ
  4. 住宅ローン本審査
  5. 決済
  6. 引き渡し

しかし、購入希望者に購入の意思があっても、住宅ローンの本審査に通らなければ、決済ができないためキャンセルとなります。また、本審査に通ったからといって安心はできません。

マンションの売買契約は、契約時に支払った手付金(売買金額の10%が目安)を放棄すれば買主の都合でキャンセルできます。キャンセルになれば、内覧からやり直しになるため、気を抜かずに販売活動を続けましょう。

⑤内覧の申し込みがない

マンションの販売活動が始まっても、内覧の申し込みが1件もこないことがあります。複数の原因があるため、ひとつずつ検証して探っていくのは大変な作業です。

もちろん、不動産会社と媒介契約を結んでいれば担当者が対策を考えてくれます。しかし、すべてを不動産会社に任せるのではなく、マンション売却では、売主も内覧の申し込みがない原因を探してみることが大切です。

内覧が来ない原因が不動産会社の販売活動であることも珍しくありません。その場合、不動産会社が原因を報告してくる可能性は低いため、販売活動と並行して新しい不動産会社を探す検討も必要です。

内覧から売却までを効率的に進める方法

マンション売却の販売活動にかかる期間は、1〜3カ月が目安です。売却するまでの内覧回数は平均10回といわれており、1回の所要時間は1〜2時間です。

売却につながる可能性は、内覧の回数が増えるほど高くなります。しかし、準備や当日の対応などで時間や手間がかかるため、内覧の回数が増えるのは売主にとって負担です。

負担を軽減しながらもマンション売却を効率的に行うには、どのような対策が必要になるのか確認しておきましょう。

すぐに使わない私物はトランクルームに入れておく

内覧ではクローゼットや押し入れのなかも見られます。しかし、一回ずつ中身を出して、終わったら片づけてを繰り返すのは大変な作業です。

私物が多くて整理整頓が難しい場合は、トランクルームやレンタルボックスを活用しましょう。特定の季節にしか使わない衣類や家電、ストックしている日用品などを預けておき、室内には日常生活に必要な最低限の私物だけ残しておけば、整理整頓の負担を減らせます

内覧のときに室内が片付いていれば、購入希望者から好印象を持たれるだけでなく、見たい場所をすぐに見てもらえるので、購入につながる可能性が高くなります。

ハウスクリーニングを利用する

室内の汚れも内覧の評価ポイントです。ただし、日常生活で使うトイレやお風呂、洗面台、キッチンなどの水回りは汚れやすく、内覧のたびにきれいに掃除をするのは大変です。

室内をきれいに保つのが難しい場合は、ハウスクリーニングの利用を検討しましょう。ハウスクリーニングで部屋全体をきれいにするには、約10万円の費用がかかります。しかし、プロが掃除をすることで、手間をかけずにきれいな室内を案内できます。

マンションをきれいに使っていることがアピールできれば、購入希望者に好印象を与えられるため、購入につながる可能性が高くなります。

賃貸住宅に引っ越して内覧を不動産会社に任せる

マンションの買主が見つかるまで一時的に賃貸住宅に住むのもひとつの方法です。空室になっていれば、整理整頓や掃除は不要です。購入希望者も室内の状況を把握しやすくなります。

また、居住していないマンションであれば、不動産会社にカギを預けておき、内覧の対応を丸投げすることも可能です。

内覧のスケジュールは、購入希望者の都合で決まるため、売主が調整する必要がなくなります。内覧に対応できる件数が増えれば、売却につながる可能性も高くなるでしょう。

一括査定サイトの利用で内覧の負担を減らせる

マンションを売却するときは、一括査定サイトを利用しましょう。一括査定サイトは、複数の不動産会社に一括で査定を依頼するサイトです。

マンション売却は、内覧で決まるといっても過言ではありません。早期売却につなげるには、購入希望者に対して好印象を持たれる内覧を行うことが重要です。そのためには、適切な販売活動や内覧時の案内が大切になるため、不動産会社の実績や能力がとても大切です。

能力の高い不動産会社に依頼するには、複数の不動産会社に査定を依頼して、提案を比較する必要があります。

一括査定サイト「リビンマッチ」なら、一度の査定で最大6社に依頼ができるので、不動産会社の比較が効率よく行えます。ぜひこの機会にご利用ください。

この記事の編集者

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