デメリットを暴露!不動産一括査定の真実と賢く利用する4つのコツ
不動産の一括査定サービスは便利そうに見えますが、実際のところどうなのでしょうか。「本当に役立つのか」「デメリットはないのか」と、その実態を知りたい方も多いはずです。
実際、利用して後悔するケースも少なからずあります。一括査定サイトのデメリットについて対策して、利用の満足度を上げましょう。
もくじ
不動産の一括査定サイトとは?なぜ無料なの?
不動産一括査定は物件情報を入力することで、複数の不動産会社へ同時に査定依頼ができるサービスです。手数料は発生せず、無料で査定結果を受け取れます。
不動産一括査定が無料で利用できる仕組みは、不動産会社が顧客獲得のためにサイト運営会社に広告費を支払っているからです。つまり、ユーザーの物件売却時に発生する仲介手数料の一部が、サイト運営の資金源となっているのです。
不動産の一括査定サイトを利用する際の不安要素
何事も初めてのことには、不安を覚えるものです。多くの方は不動産を売る経験も初めてのことながら、不動産の一括査定サイトを利用する経験も初めてでしょう。
利用者の方は、どのような不安を抱えながら一括査定サイトの利用に踏み切っているのでしょうか。便利さの裏に潜む不安要素について解説します。
- 思ったより査定額が低くて、ショック!精神的ダメージを受けるおそれ
- よくわからない業者に個人情報がわたるのでは?情報漏洩の懸念
- 電話や直接の訪問など、しつこい営業をされたら面倒
思ったより査定額が低くて、ショック!精神的ダメージを受けるおそれ
不動産の査定額が予想を大きく下回っていた場合、精神的ダメージを受けてしまうことがあります。
多くの場合、長年住んでいた家に対しては愛着や思い入れがあり、少なからずその価値を高く見積もる傾向があります。一方で、不動産会社は冷静に物件の立地、築年数、設備などを評価し、現実的な市場価値を算出します。
また、リフォームや改装を施した物件の所有者が、その投資額に見合った査定額を期待するケースもあります。しかし、個人の趣味や好みに合わせた改装が、必ずしも市場価値の向上につながるとは限りません。
1,000万円をかけてホームシアターや豪華なシステムキッチンを導入しても、査定額に反映されるのはその一部に過ぎないかもしれないのです。このようなギャップも、所有者に大きなショックを与える要因となります。
期待していた金額を下回る査定結果に落胆し、売却意欲が低下してしまうおそれもあります。
しかし肯定的に受けとめれば、これは「現実的な市場価値を知る良い機会だった」ともいえるでしょう。
よくわからない業者に個人情報がわたるのでは?情報漏洩の懸念
一括査定サイトを利用すると、複数の不動産業者に同時に情報が共有されます。しかし、業者の中には利用者にとって馴染みのない、あるいは信頼性が確認できていない会社が含まれていることがあります。
また、一括査定サイトを運営する会社と提携している不動産業者の中には、知名度の低い小規模な会社も含まれていることがあります。こうした業者の情報セキュリティ対策や個人情報保護に関する取り組みが不明確であることは、不安を助長する要因です。
具体例として、ある一括査定サイトを利用した方からサイトの利用後、不動産関連以外の営業電話や迷惑メールが増加したという声がありました。
このように、信頼性の低い業者に個人情報が渡ることで、不適切な情報使用や漏洩のリスクが生じます。
情報漏洩対策として一括査定サイトの選択時に、個人情報保護方針や提携業者の選定基準、情報の取り扱い範囲などを十分に確認することが重要です。
なお、不動産の一括査定サイト「リビンマッチ」は、厳選な加盟店審査を行っているため、情報漏洩のリスクは比較的低いといえます。
電話や直接の訪問など、しつこい営業をされたら面倒
不動産の一括査定サイトを利用する際、多くの方が懸念するのが、営業への対応です。特に電話や直接の訪問による営業は、プライバシーの侵害や日常生活の妨げとなるおそれがあり、不安要素となっています。
電話による営業の場合、査定依頼後に複数の不動産会社から次々と連絡が入ることがあります。これは、一括査定サイトを通じて複数の業者に情報が共有されるためです。
非常識な業者に情報が共有されると、朝早くや夜遅くの時間帯に電話がかかってくることもあり、生活リズムを乱す原因となりかねません。
また、仕事中や外出先での着信も多く、その都度対応に追われることになります。
直接訪問による営業はさらに厄介です。事前の連絡なしに突然来訪されることで、プライバシーが侵害されたと感じる方も少なくありません。
特に、家族や同居人がいる場合、不在時の訪問や予期せぬ来客に対応しなければならない状況が生じるおそれがあります。
また、強引な営業手法を用いる業者の場合、断りきれずに長時間の説明を聞かされたり、契約を迫られたりする事態も想定されます。
売却を検討している段階で、まだ決断に至っていない場合、過度な営業圧力によって冷静な判断が難しくなるおそれもあるでしょう。
しかし、「メールでの連絡を希望する」「何度もかかってくる電話に対しては無視しない」など対策をすれば、電話による頻繁な連絡は避けられます。
自分のペースで検討を進められるよう、連絡方法や頻度をコントロールしながら利用することをおすすめします。
不動産の一括査定を利用するデメリット5選
ここでは、一括査定を利用する際に考慮すべき5つのデメリットについて詳しく解説します。
- 契約を取りたいあまりに、高い査定額を提示する会社に遭遇するおそれ
- 依頼数が多いほど、対応する手間は増える
- 会社ごとに意見が異なると、どの会社を信用すべきか困惑しやすい
- 選択肢が多い=1社に絞るのに時間がかかる
- 利用後、どこからも連絡がこない場合がある
契約を取りたいあまりに、高い査定額を提示する会社に遭遇するおそれ
不動産一括査定サービスを利用する際に注意すべき点のひとつに、契約獲得を目的とした過大評価のリスクがあります。一部の不動産会社は顧客との契約を確実にするため、実際の市場価値よりも高い査定額を提示することがあるのです。
この不動産会社による過大評価は、売主にとって非常に望ましくない状況をつくり出す要因になります。
たとえば、ある物件の実際の市場価値が2,000万円程度であるにもかかわらず、契約獲得に熱心な不動産会社が2,500万円という査定額を提示したとします。これを鵜呑みにして市場価値より高すぎる金額で販売した結果、物件が長期間売れ残るリスクがあります。
不動産市場では、新規リストから3カ月以内に売却されない物件は「売れ残り物件」とみなされ、買主の興味を失う傾向があるためです。
不動産会社の査定を鵜吞みにした結果、最終的には大幅な値下げを余儀なくされ、当初の期待よりも、さらには実際の市場価値よりも低い価格で売却することになった事例があります。
査定額=その価格で売れる保証はありません。非現実的な高い査定額を提示する会社を避けるには、1社だけの査定を鵜呑みにせず、複数の査定額を比較検討することが重要です。
その金額がどのように算出されたのかを明確に説明できる会社を選びましょう。
依頼数が多いほど、対応する手間は増える
不動産の一括査定サービスを利用する際、多くの業者に依頼すればするほど、より多くの査定結果を得られるというメリットがある一方で、対応に要する手間が増大するというデメリットも存在します。この点について、具体的に見ていきましょう。
まず、依頼数が増えるほど、各不動産業者からの連絡対応に時間を取られることになります。一括査定サービスを利用すると、通常は24時間以内に各業者から連絡が入ります。5社に依頼した場合、最低でも5回のメールまたは電話対応が必要となり、場合によっては1社につき複数回のやり取りが発生することもあります。
不動産の一括査定サービスにおいて依頼数を増やすことは、より多くの選択肢を得られるメリットがある反面、対応に要する手間や時間、さらにはプライバシーリスクなども増大させるというデメリットがあるのです。
したがって、一括査定サービスを利用する際は、自身の状況や目的に応じて適切な依頼数を見極めることが重要です。
会社ごとに意見が異なると、どの会社を信用すべきか困惑しやすい
不動産一括査定を利用する際、複数の会社から異なる査定結果や意見が提示されることがあります。
たとえば、ある会社は「すぐに売れる」と太鼓判を押す一方で、別の会社は「価格を下げないと難しい」と慎重な姿勢を示すこともあります。このような状況に直面すると、どの会社の意見を信じるべきか、どの査定額を基準にすべきか、判断に迷ってしまうのです。
この問題の根底には、各不動産会社が持つ独自の査定基準や市場分析、さらには営業戦略の違いがあります。ある会社は地域の最新の取引事例を重視し、別の会社は将来の開発計画を考慮に入れるかもしれません。
また、早期売却を目指す会社は控えめな査定額を提示し、高額での成約を狙う会社は強気の価格を提案する傾向があります。
また、不動産会社によっては、特定の物件タイプや地域に強みを持っていることがあります。たとえば、マンション専門の会社と戸建て住宅に強い会社では、同じ物件に対する見解が大きく異なる可能性があります。
このような専門性の違いも、どの意見を重視すべきか迷う原因となるのです。
したがって、一括査定を利用する際は、単に多くの意見を集めるだけでなく、それらを適切に分析し、総合的に判断する能力が求められます。
選択肢が多い=1社に絞るのに時間がかかる
多くの場合、一括査定サービスを利用すると2社以上の不動産会社から連絡が来ます。それぞれの会社が提示する査定額や売却にかかる期間、手数料などの条件が異なるため、比較検討に多くの時間を要することになります。
たとえば、ある物件で10社から査定結果が届いた場合、査定額だけでも何百万円以上の開きがあることも珍しくありません。
また、A社は査定額が高いものの、売却にかかる期間が長めで手数料も高め、B社は査定額はやや低いが、売却期間が短く手数料も低めといった具合に、各社の提案にはそれぞれ特徴があります。
選択肢が多いことで「より良い選択肢があるのではないか」という不安が生じ、決断を先延ばしにしてしまう心理的影響も無視できません。
具体例として、ある売主は6社から査定結果を受け取りました。最高額を提示した会社A、中間的な金額だが丁寧な対応の会社B、やや低めの査定額だが売却実績の豊富な会社Cなど、それぞれに魅力的な要素がありました。
売主は各社の提案を比較検討し、さらに追加の質問や面談を重ねましたが、どの会社も一長一短があり、最終的な決断に1カ月以上を要しました。その間に市場環境が変化し、当初の査定額が実情と合わなくなるリスクも生じました。
このように1社に決め切れない場合は、複数の不動産会社と契約可能な「一般媒介契約」がおすすめです。
利用後、どこからも連絡がこない場合がある
不動産の一括査定サービスを利用したあと、予想に反してどこからも連絡がこない場合があります。
たとえば、以下のように物件の魅力度が低い場合、不動産会社にとって売却や仲介が難しいと判断され、連絡が来ないおそれが高くなります。
- 立地条件が悪い
- 建物の老朽化が進んでいる
- 周辺環境に問題がある
また、一括査定サービスに登録している不動産会社の数が少ない地域では、連絡が来ない確率が高くなります。特に地方や過疎地域では不動産取引の需要が低く、活動している不動産会社自体が少ないことがあります。
そのほか、一括査定サービスを利用する際に入力した情報が不十分または不正確だった場合も、連絡が来ない原因となり得ます。たとえば、連絡先の電話番号やメールアドレスに誤りがあった場合などです。
このデメリットは、サービスの性質上完全に排除が難しいものの、利用者が適切な対策を講じることで、ある程度の回避が可能です。
たとえば、「複数の一括査定サービスを利用する」「物件情報を詳細かつ正確に入力する」などの方法が効果的です。
不動産の一括査定を利用するメリット5選
デメリットはあるものの、一括査定には多くのメリットがあります、ここでは、一括査定を利用する際の主要な5つのメリットについて詳しく解説します。
- 一度の入力で複数社へ査定依頼できる(何社もまわる手間と時間を省ける)
- 加盟店審査がある一括査定なら、悪質な不動産会社への依頼リスクが減る
- 依頼時にありがちな、先手必勝の営業をされにくい(会社を公平に比較できる)
- 別会社と比較していることが明瞭なため、良い対応を受けやすい
- 複数社の見解を確認できるため、騙されにくくなる
一度の入力で複数社へ査定依頼できる(何社もまわる手間と時間を省ける)
不動産の一括査定は、1回のインターネット申込みで複数の不動産会社に査定依頼を出せます。1社ずつ依頼する場合のように、物件情報を各社のフォーマットに合わせて何度も入力する必要はありません。
また、査定価格に納得できなかったのに断るタイミングを逸して時間を無駄にしたり、そもそも自分の物件に対応していなかったりといったリスクを最小限に抑えられます。
1社ごとに問い合わせる手間と時間を省いて、査定結果を見てからじっくり不動産会社選びをスタートできるのです。
加盟店審査がある一括査定なら、悪質な不動産会社への依頼リスクが減る
不動産一括査定サービスの中には、加盟店審査を厳格に行っているものがあります。加盟店審査とは、一括査定サービスに参加する不動産会社を事前にチェックし、一定の基準を満たしていると判断した会社のみを、加盟店として認めることです。
事前審査がある一括査定サービスを通じて紹介される不動産会社は、ある程度の信頼性が担保されています。
たとえば、過去に顧客とトラブルを起こした会社や、不適切な営業手法を用いる会社は、審査の段階で排除されることが多いです。
また、審査をパスしたあとも、顧客からの評価や苦情などをモニタリングし、問題がある場合は加盟店資格を剥奪するなどの措置を取るサービスも少なくありません。
加盟店審査は、不動産一括査定サービスの信頼性を高め、利用者が安心して査定を依頼できる環境を整えるうえで効果的な仕組みといえます。この制度を設けているサービスを選ぶことで、悪質な不動産会社とのトラブルリスクを減らせるのではないでしょうか。
依頼時にありがちな、先手必勝の営業をされにくい(会社を公平に比較できる)
通常、単一の不動産会社に直接査定を依頼すると、その会社は競合他社よりも先に情報を得られるため、積極的な営業活動を展開しがちです。しかし、一括査定サービスを利用することで、複数の不動産会社が同時に物件情報を受け取るため、特定の会社が有利な立場に立つことを防げます。
たとえば、ある物件所有者が一括査定サービスを利用せずに、直接A社に査定を依頼したとします。A社は他社に先駆けて物件情報を入手したため、所有者に対して即座に営業をかけ、早期の売却を促す可能性が高くなります。
この場合、所有者は他の選択肢を十分に検討する時間を持てないまま、A社との取引を急かされるおそれがあるでしょう。
しかし、一括査定サービスを介すれば、不動産会社との直接的なやり取りを一定程度コントロールできます。たとえば、査定結果を受け取ったあと、興味のある会社にのみ訪問査定を依頼するといった選択も可能です。
別会社と比較していることが明瞭なため、良い対応を受けやすい
不動産の一括査定サービスを利用する際、複数の会社と同時に比較していることが明確であるため、各不動産会社からより良い対応を受けやすくなります。なぜなら、競争原理が働くことで顧客サービスの質が向上しやすいためです。
一括査定サービスを通じて複数の不動産会社に問い合わせると、各社は他社との競争を意識せざるを得なくなります。そのため、顧客獲得のために最善の努力を尽くす傾向が強まるのです。
たとえば、査定価格の提示においてより慎重かつ正確な評価を行い、市場動向や物件の特性を綿密に分析したうえで、競争力のある価格を提案するでしょう。
また、対応のスピードも向上する可能性が高くなります。一括査定では複数の会社が同時に連絡を受けるため、迅速な対応が求められます。
そのため、各社は可能な限り早く連絡を取り、詳細な情報提供や丁寧な説明を心がけるようになります。これにより、売主側は短期間でより多くの情報を得られ、意思決定のプロセスを効率化できます。
ただし、必ずしもすべての場合に当てはまるわけではなく、個々の不動産会社の方針や担当者の姿勢によっても変わってくる点には注意が必要です。
とはいえ、全体的な傾向としては、一括査定を利用することで、「より良い対応を受けやすい環境が整う」といえるでしょう。
複数社の見解を確認できるため、騙されにくくなる
不動産の一括査定では、複数の不動産会社から同時に査定を受けられるため、物件の価値に関する多角的な視点を得られます。これにより、特定の業者による偏った評価や不適切な査定額の提示を見抜きやすくなり、結果として騙されるリスクを軽減できます。
たとえば、ある不動産会社が意図的に低い査定額を提示し、安価で物件を買い取ろうとする場合でも、他社の査定結果と比較することで、その不自然さに気づきやすくなります。
実際に、一括査定を利用した方の中には、最高額と最低額の査定結果に1,000万円以上の開きがあったケースも報告されています。
さらに、複数社から査定を受けることで、各社の対応や説明の丁寧さ、専門知識の深さなども比較できます。これにより、信頼できる不動産会社を見極める目も養われ、最終的な売却先を選ぶ際の良い判断材料となるでしょう。
一括査定サイトを賢く利用する4つのコツ
一括査定サイトを賢く利用するには、いくつかのコツを押さえておくことが重要です。ここでは、不動産一括査定を最大限に活用するための4つの重要なポイントについて詳しく解説します。
- しつこい場合は、メールでの対応に切り替える
- 査定額が相場より高い・低いなら、その理由について納得いくまで説明を求める
- 連絡なしを防ぐには、サービス対象範囲内かを事前に確認する
- 一括査定する会社は自分で選択する(認識外の会社への依頼を避けられる)
しつこい場合は、メールでの対応に切り替える
不動産一括査定サイトを利用すると、複数の業者から頻繁に電話連絡が来ることがあります。これは査定を迅速に進めるためですが、なかには執拗な営業電話に悩まされるケースも少なくありません。そこで、しつこい電話対応に疲れた場合は、メールでのやり取りに切り替えることをおすすめします。
メールでの対応に切り替えることで、自分のペースで情報を確認し、返信できます。急かされることなく、じっくりと内容を吟味できるため、冷静な判断が可能になります。
また、文字ベースのコミュニケーションなので、あとから内容を見返すことができ、複数の業者からの提案を比較検討しやすくなります。
具体的な対応方法としては、電話がかかってきた際に「お手数ですが、今後のやり取りはメールでお願いできますか?」と伝えます。
その際、「仕事の都合で電話に出られない時間が多いため」や「じっくり検討したいので」といった理由を添えると、相手も理解しやすくなります。適切にお願いすれば、多くの業者は顧客の要望に応じてくれるはずです。
もし、それでも電話連絡が続く場合は、「申し訳ありませんが、メール以外での対応は控えさせていただきます」とはっきりと伝えましょう。それでも電話連絡が来る場合は、着信拒否設定をしても問題ありません。
査定額が相場より高い・低いなら、その理由について納得いくまで説明を求める
不動産一括査定を利用する際、査定額が相場と大きく異なる場合があります。このような状況では、その理由について納得いくまで説明を求めることが重要です。
査定額が相場より高い場合も低い場合も、その根拠を理解することで、より適切な判断を下せます。
具体的には、以下のような質問を不動産会社に投げかけることで、査定額の根拠を明確にできます。
- 周辺の類似物件と比較して、どのような点で査定額に差が出ているか
- 物件の特徴(間取り、設備、改修履歴など)がどのように査定額に反映されているか
- 現在の不動産市場の動向や、将来の見通しをどのように考慮しているか
- この査定額で実際に売却できる可能性はどのくらいか
- 売却価格を上げるために、どのような対策が考えられるか
これらの質問に対する回答を丁寧に聞き、必要に応じて追加の説明を求めることで、査定額の妥当性を判断しやすくなるでしょう。
連絡なしを防ぐには、サービス対象範囲内かを事前に確認する
不動産一括査定サイトを利用しても、連絡が来ないケースがあります。この状況を回避するには、事前にサービスの対象範囲内かどうかを確認することが重要です。
一括査定サイトのなかには、特定の地域や物件タイプに特化している場合があります。首都圏のマンションのみを扱うサービスもあれば、地方の一戸建てに特化したサービスもあります。
自分の物件がサービスの対象外である場合、連絡が来ないのは当然の結果ともいえるでしょう。
また、対応可能な地域が限られていることがあります。特に、大都市圏から離れた地方や、特殊な立地条件の物件の場合、サービス対象外となる可能性が高くなります。
このような状況を避けるには、物件情報入力時の選択肢を確認する対策が有効です。
一括査定サイトの多くは、物件情報を入力する際に、所在地や物件タイプを選択する項目があります。ここで自分の物件が選択できない場合は、対象外の可能性が高いでしょう。
売却する物件を選択できない場合は、別の一括査定サイトの利用も検討しましょう。
事前に対象範囲を確認することで、連絡が来ないというストレスを避けられます。
一括査定する会社は自分で選択する(認識外の会社への依頼を避けられる)
一括査定サービスを利用すると、多くの不動産会社に同時に査定を依頼できます。ただ、複数の会社と同時にやりとりするのは大変かもしれません。
リビンマッチではお客様の利便性を考えて、依頼先の会社を自由に選べる仕組みを用意しています。
具体的には、まずあなたの物件に合った不動産会社を最大6社まで紹介します。その中から、すでに連絡を取っている会社や、何らかの理由で査定を依頼したくない会社があれば、それらを外せます。たとえば、4社や5社だけに絞っての査定依頼も可能です。
パソコンから自分で選択する手順
まず、次のように査定を依頼したくない不動産会社があれば、チェックを外します
その後、「利用規約及び個人情報の取り扱いについて」 の「不動産売却は全社に送信する」のチェックを外せば、完了です。
携帯から自分で選択する手順
まず、次のように査定を依頼したくない不動産会社があれば、チェックを外します
その後、「利用規約及び個人情報の取り扱いについて」 の「不動産売却は全社に送信する」のチェックを外せば、完了です。
このようにリビンマッチでは、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応できるようになっています。一括査定の便利さを生かしつつ、自分のペースで進められるので、ぜひご活用ください。
不動産一括査定のデメリットに関するよくある質問
- 不動産一括査定はどういう仕組み?
- インターネット上で物件情報を入力し、複数の不動産会社へ同時に査定依頼ができるサービスです。手数料は発生せず、無料で査定結果を受け取れます。
- 不動産一括査定のデメリットは?
- 「契約を取りたいあまりに、高い査定額を提示する会社に遭遇するおそれ」「依頼数が多いほど、対応する手間は増える」「 会社ごとに意見が異なると、どの会社を信用すべきか困惑しやすい」「選択肢が多い=1社に絞るのに時間がかかる」「利用後、どこからも連絡がこない場合がある」といったデメリットがあります。しかし、うまく活用すればデメリットを十分にカバーして、多くのメリットを得られます。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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