家の査定、どこに頼む?複数社への依頼がおすすめ!依頼先の絞り方とは
家を売却する際は不動産会社に査定依頼をしますが、どこ会社に頼むべきでしょうか。また、査定依頼は複数社にするべきだといわれていますが、その理由についても理解しておく必要があります。
不動産を今後売却する方向けに、不動産会社の選び方や査定の依頼方法について解説します。
もくじ
不動産査定は無料で受けられる
不動産査定とは、不動産の売却を検討している人が、不動産会社に依頼して不動産の価格を大まかに算出してもらうことです。
不動産査定は、不動産会社が自社の営業活動の一環として行うため、基本的には無料で受けられます。
不動産査定と似たものに不動産鑑定があります。不動産鑑定とは、不動産の価値を正確に評価するために、国家資格を持つ不動産鑑定士が、法律や基準に従って、不動産の詳細な調査や分析を行い、公的な文書にまとめることです。
不動産鑑定は相続や裁判など、正確な不動産価格を算出する必要がある際に利用しますが、不動産鑑定士が専門的な知識や技能を用いて行うため、有料で受けることになります。
一般的に、不動産を売るときは不動産鑑定は利用しません。無料で受けられる不動産会社による査定を利用します。
家の査定はどこに頼む?
家を売るときは、不動産会社へ査定依頼をしますが、不動産会社といってもさまざまなタイプがあります。大きく分けると「大手不動産会社」と「地元に特化した不動産会社」の2つです。
双方の査定にはどのような違いがあるのでしょうか。査定を複数社に依頼すべき理由も紹介します。
大手不動産会社
大手不動産会社に挙げられるのは、三菱や三井、住友といった財閥系の会社です。大手不動産会社のネームバリューは売主だけでなく買主にも安心感を与えるため、大手不動産会社が公開している物件には多くの反響があります。
また、大手の資金力を活かしたサービスも充実しており、設備の修繕やハウスクリーニングを無料で行ってくれる場合もあります。このように、大手不動産会社はサービスも手厚く安心して売却を任せられるでしょう。
ちなみに、住宅新報が発表した2022年度における売買仲介の取扱件数のランキングは以下のとおりです。
順位 | 会社・グループ名 | 取扱件数 |
---|---|---|
1 | 三井不動産リアルティグループ | 3万9,106 |
2 | 住友不動産販売 | 3万4,906 |
3 | 東急リバブル | 2万9,577 |
4 | 野村不動産ソリューションズ | 9,985 |
5 | オープンハウス | 8,497 |
6 | 三井住友トラスト不動産 | 8,128 |
7 | 福屋不動産販売 | 7,875 |
8 | 積水ハウスグループ | 7,075 |
9 | 東宝ハウスグループ | 6,268 |
10 | 大和ハウスグループ | 4,884 |
上記のように、取引件数の多い不動産会社は大手不動産会社といってよいでしょう。
地元に特化した不動産会社
大手不動産会社とは別に、地元に特化した不動産会社もあります。地元に特化した不動産会社は、大手不動産会社よりもそのエリアに関しては取引事例や抱えている顧客が豊富であることが多いです。
そのエリアを熟知していることは大きなメリットであり、買主を見つけるスピードも大手不動産会社よりも早いケースがあります。
地元の不動産会社の資金力は、大手不動産会社と比べると多くありません。しかし、ハウスドゥやセンチュリー21といった大手フランチャイズに加盟していると、そのネットワークを活かしてさまざまなサービスを展開しています。さらには「手付金は売買代金の10%」など、大手不動産会社独自のルールは地元不動産会社にはないため、売主と買主に合った柔軟な対応が可能です。
このように、売主と買主に寄り添った対応を希望する場合は、地元の不動産会社への査定依頼がおすすめです。
複数社に依頼すべき理由
大手不動産会社と地元不動産会社の違いについて解説しましたが、結論からいうとどちらにも査定依頼をし、約3〜6社を並行して検討することをおすすめします。不動産会社が提示する査定価格は不動産会社によって若干異なり、さらには担当者の対応にも差があるためです。
家の売却は、基本的に売れるまで同じ担当者が対応します。そのため、担当者との相性が悪かったり信用できなかったりする場合は会社を変更するなどの手間が発生します。そのため、最初から信頼できる会社と担当者に依頼するためにも、査定は複数の不動産会社に依頼しましょう。
複数社へ査定依頼する際は、一括査定サイトの利用がおすすめです。一括査定サイトは家の情報を入力するだけで、同時に複数社へ査定依頼ができます。一括査定サイトは無料で利用できるため、家の売却を検討している方は活用しましょう。
一括査定サイトを利用するときの注意点
一括査定サイトは非常に便利なサービスですが、注意点もあります。一括査定サイトを利用する際の注意点について解説します。
できるだけ名義人での依頼を!
家の査定は、名義人ではなくとも代理人という立場であれば査定依頼は可能です。たとえば親名義の家を子どもが査定依頼する、夫名義の家を妻が査定依頼するといったケースはよくあります。
そのため、近い親族であれば問題なく査定依頼を受けてくれるでしょう。ただし、名義人がそのことを知らなかったり名義人の許可なく査定依頼したりするのはNGです。なぜなら、名義人の許可なくしては売却ができないからです。売却ができないとわかっていれば不動産会社は査定をしてくれないでしょう。
また、名義人だとうそをついて査定依頼することもおすすめできません。不動産会社とやり取りするうちにすぐにうそだとバレるでしょう。その場合は冷やかしだと思われ、査定依頼を断られることがあります。
このように、名義人でなくとも査定依頼は可能ですが必ず名義人の許可を取り、正しく情報入力しましょう。
査定依頼をしたあとは連絡が入る
一括査定サイトで査定依頼をすると、メールまたは電話で不動産会社から連絡が入ります。これは査定依頼した物件の詳細確認と、依頼がそもそもいたずらでないかどうかを確かめるためです。そのため、連絡がとれるまで査定をしてくれない不動産会社もいるようです。査定依頼後の連絡はできるだけ対応しましょう。
なかには、必要以上にしつこく連絡をしてくる不動産会社がいるかもしれません。不快に感じた場合はハッキリと断りましょう。それでも連絡頻度が減らない場合は、利用した一括査定サイトから連絡してもらうという方法もあります。
一括査定サイトは「リビンマッチ」がおすすめ
無料で利用できる一括査定サイトは、いくつか存在します。しかし一括査定サイトを併用するのはおすすめできません。併用することで査定をしてもらう不動会社が増え、対応しきれなくなるおそれがあるためです。
ここでは、数ある一括査定サイトのなかでも、リビン・テクノロジーズ株式会社が運営する「リビンマッチ」がおすすめである理由を紹介します。
実績が豊富で全国対応している
リビンマッチを運営するリビン・テクノロジーズ株式会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しています。リビンマッチは2006年からスタートしており、16年の運用実績があります。
不動産査定サイトの認知度と今後利用したい不動産査定サイト調査において、3年連続全国第1位を獲得しています。
加盟している不動産会社は、大手不動産会社から地元に特化した不動産会社まで、全国で約1,700社です。利用時には個人情報を入力する必要がありますが、プライバシーマークを取得しているため、個人情報の取り扱いには安心できます。
不動産に関するサービスの幅が広い
リビンマッチは、不動産に関するさまざまなサービスを提供しています。売却査定以外にも「買取査定」や「賃料査定」にも対応しています。リビンマッチの提供しているサービスは以下のとおりです。
- 売却査定
- 買取査定
- 土地活用の資料請求
- リースバック査定
- リノベーションの資料請求
- 外壁・屋根塗装査定
- メタ住宅展示場
このように、不動産に関するさまざまなサービスを提供しているため、「売却するのか賃貸に出すのかを迷っている」「売却をしてから注文住宅を建てたい」などの要望にも応えられます。
リビンマッチを活用した売却事例
売れないと思っていた不動産が売れたり、予想以上に高く売れたりとリビンマッチを利用して多くの方が不動産売却を成功させています。リビンマッチを実際に利用した方の体験談をいくつか紹介します。
すぐに2社見つかり、その内の1社がK社さんでした。連絡が早くて、外観を見てくれたり大まかな査定額を出してくれたりするまで、頻繁に連絡を頂きました。
対応もすごく丁寧でしたが、机上査定の価格も驚きました。想定の3倍でしたから!
契約してからは、丁寧なアドバイスまでしてくれて、「ここなら大丈夫」と思って、早速返事をしてお願いしたんです。
そうしたらあっという間に売却が完了してました。リビンマッチを利用してから1週間?10日くらいじゃなかったかな?あまりの早さに、今でも驚きです。
一旦保留にしました。まだコロナの影響もあるでしょ?「売れるかな・・」と、だんだん不安にもなってきてたんです。
でも、T社さんが色々声掛けしてくれて、なんとか活動を続けて新居を見つけられてやっと売出しに踏み切ることができました。
多くの売主からご利用いただいているリビンマッチは完全無料です。ぜひ活用してください。
大手住宅メーカーの注文住宅販売や不動産テック企業の仲介業務に4年間携わり、不動産取引にかかわった件数は350件以上にわたります。2021年よりリビンマッチコラムの執筆・編集を担しています。皆さんが安心して不動産取引を行えるよう、わかりやすくリアルな情報を発信します。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
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