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【超わかりやすく解説】有料老人ホームとは?種類別の費用やメリット、デメリット

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【超わかりやすく解説】有料老人ホームとは?種類別の費用やメリット、デメリット

有料老人ホームは介護付住宅型健康型の3種類あり、種類ごとに費用や入居条件が異なります。

本記事では、種類別に有料老人ホームのメリットとデメリット入居条件費用相場などを解説します。

「両親へ有料老人ホームへの入居をすすめようか迷っている方」や「有料老人ホームへの入居を検討されている方」へ向けて、入居検討時に確認したいポイントも解説していますので、ぜひご一読ください。

有料老人ホームとは?3種類別に解説

有料老人ホームは、高齢者が暮らしやすいよう配慮した「住まい」を提供する場所です。家事サービスや介護(食事・排せつ・入浴)、健康管理などのケアが受けられます。

介護サービスの利用方法により有料老人ホームは、以下の3種類に分類されます。

有料老人ホームの種類
種類 介護付有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム
費用相場(万円) 15.7~28.6 9.6~16.3 12~40
メリット 介護スタッフが24時間常駐(看取りも対応)している バリアフリーなどの設備が整っている 家事サポート、食事サービスが受けられる
デメリット 入居審査があり、入居を断られる場合がある 要介護度が高い人は入居できないことがある 要介護になった場合は退去する

サービスによって費用やメリット、デメリットが異なるため、以下で詳しく解説します。

介護付有料老人ホーム

介護付有料老人ホームは、主に介護を必要とする高齢者に向けた居住施設です。介護スタッフが24時間常駐し、介護(食事・排せつ・入浴)や掃除などの家事が提供されます。レクリエーションや、健康管理として機能訓練などの身体や脳を動かすサービスも受けられます。

民間企業が経営しているため、入居費用が高額な施設もあれば低価格な施設もあるなど幅広いのが特徴です。入居には、入居前に支払う入居一時金月額費用が必要です。

  • 入居一時金(初期費用):0~数百万円
  • 月額費用:15.7~28.6万円

入居一時金とは、平均寿命などを参考に入居者が住み続ける居住期間を想定した初期費用のことです。入居一時金がない施設は、その分月額費用が高くなる傾向があります。

月額費用には、以下の費用が含まれます。

  • 家賃
  • 管理費
  • 食費
  • 介護保険サービス(負担割合で変動)
  • そのほか、オムツ代や理髪代など

家賃は、施設に住むための「居住費用」です。アパートと賃貸契約するイメージだとわかりやすいでしょう。上記の費用を加算した額が月額費用です。

介護度が軽い人から重い人まで、さまざまな高齢者が入居できます。入居条件の幅広さで比較的入居しやすいのも、介護付有料老人ホームのメリットです。

注意点は入居審査にとおらなければ、入居できないことです。入居できないことはほぼありませんが、審査があるのはデメリットでしょう。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、生活支援等のサービスが付いた高齢者向け老人ホームです。不自由なく生活ができるよう、施設内全体は手すりやスロープが施されたバリアフリーです。

介護サービスも整っており、生活援助や外部の介護サービスの組み合わせが自由で、個人に合ったケアが受けられます。在宅介護で利用していたサービスを継続できるのもメリットです。

入居対象は自立〜軽度要介護の60歳以上の人です。要介護度の高い方は入居できないことがあります。要介護度の高い人が入居するのであれば、病院と連携した施設を選びましょう。病院と連携した施設であれば医療体制が整っているため、入居できる可能性が高くなります。

入居時に以下の入居一時金と月額費用が必要です。

  • 入居一時金(初期費用):0~数百万円
  • 月額費用:9.6~16.3万円

そのほかにも、家賃・管理運営費・食費などが加算され、介護保険の負担割合により金額が変動します。

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは、介護が不要な自立した高齢者を対象とした施設です。残りの人生を楽しむのが目的で入居される方もいます。

実際、健康体の高齢者が入居できる施設は少なく、食事や掃除などの支援が受けられる施設は貴重です。健康体でも入居できる施設を探している方は、検討しましょう。

ただし、自立した方が対象のため、入居後に要介護認定を受けた場合は退去して別の施設を探す必要があります。

入居には、ほかの有料老人ホームと同様、以下の入居一時金と月額費用が必要です。

  • 入居一時金(初期費用):0~数億円
  • 月額費用:12~40万円

初期費用として入居一時金を支払ったうえで、月額費用を負担します。

老人福祉施設との違いは運営主体と費用!

有料老人ホームと老人福祉施設との一般的な違いは、施設が公的運営民間運営かにあります。社会福祉法人や自治体が運営する施設は公的運営です。一般的な老人福祉施設は公的運営のため、比較的リーズナブルな料金制度がとられています。

老人福祉施設のひとつである特別養護老人ホームの場合、公的運営のため料金が安く、申し込みが殺到しています。

そのため、少し料金が高くても、入居難易度が低い有料老人ホームに申し込みするケースが多いです。有料老人ホームは民間で運営されているため、入居料金に幅があります。

特別養護老人ホームと比較すると料金は高いですが、有料老人ホームは施設によってリハビリを目的としたレクリエーションを受けられたり、数種類のメニューから食べたい献立が選べたりと異なるサービスを受けられます。

レクリエーション

レクリエーション

加えて、入居条件も施設によって異なるため、介護が必要ない方から重い介護度の方まで入居できる点もメリットといえます。

入居検討時に確認しておきたいこと

入居後、後悔しないために確認しておきたいことは、以下の3ポイントです。

  1. 施設内環境
  2. 入居条件
  3. 1日の生活スケジュール

順番に見ていきましょう。

1.施設内環境

日常生活で利用することが多い居室や設備は入居後の暮らしに関わるため、確実に確認すべき重要事項です。

施設内環境で見るべきチェック項目は以下のとおりです。

  • 居室
  • 施設の周辺環境
  • 清掃・メンテナンス
  • 入浴設備
  • 施設内の安全性・使いやすさ
  • 多目的ホールや機能訓練室

上記をチェックし不自由な生活にならないよう、しっかり見定めましょう。

2.入居条件

有料老人ホームは民間運営のため、入居条件は事業所や施設によって異なります。入居を検討している場合は、対象施設の入居条件を確認しておきましょう。

各施設の一般的な入居条件は以下のとおりです。

有料老人ホームの入居条件
施設タイプ 入居条件
介護付有料老人ホーム 自立~要介護1以上の方
住宅型有料老人ホーム 65歳以上で自立~要介護の方
健康型有料老人ホーム 原則60歳以上の健康で自立している方

上記の入居条件を把握したうえで、各施設の詳しい入居条件を確認しましょう。

1日の生活スケジュール

快適な生活を送るためにも、1日の生活スケジュールは把握しておきたい点です。生活スケジュールは施設ごとに多少の差はありますが、基本的に同じ流れで大きく異なることはありません。

有料老人ホームの1日の流れは以下のとおりです。

有料老人ホームの1日の流れ
時間帯 活動内容 特記事項
7:00 起床・着替え・整容(身だしなみを整える) 必要時に介助
8:00 朝食・服薬・口腔ケア 服薬を間違えないかチェック
9:00 入浴 入浴は週2回以上
10:00 水分補給 コーヒーやジュースなど有
11:00 自由時間 施設によってはレクリエーションや面会も
12:00 昼食・服薬・口腔ケア むせるなどの症状等がないか見守り
13:00 自由時間 施設によっては外出レクリエーションも
15:00 おやつ デザートを提供
17:00 夕食・服薬・口腔ケア 状態に合わせた食事を提供

有料老人ホームへの入居は、持ち家の売却とセットで考えよう

有料老人ホームへ入居すると、これまで住んでいた家が空き家になってしまうことがあります。

空き家でも固定資産税を払い続ける必要があるため、ほかに住む人がいないのなら売却するのもよいでしょう。また、家を売却したお金を介護費用や医療費の足しにできます。

有料老人ホームへの入居をきっかけに持ち家を売却したい方は、不動産の一括査定サイト「リビンマッチ」を使うのがおすすめです。リビンマッチは1回入力するだけで、複数社の査定結果を比較できます。

査定結果を比較すれば、家の売却相場がわかるうえに、より高く売却してくれる不動産会社を見つけられます。

持ち家の売却を考えているのであれば、ぜひリビンマッチを利用してください。


この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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