不動産の見積もりを比較する方法を紹介!3つのポイントや注意点とは
これから家を売ろうと検討した場合、「できるだけ高く売りたい」と考えるのは当然です。では、不動産を高く売るためにはどうすればよいのでしょうか。
一般の方で、普段から不動産会社と関わりがあったり、不動産の相場や仲介手数料に詳しい人は少ないです。
そのため、一度に複数の不動産会社へ見積もりを依頼できるサイトを利用することがおすすめです。 ここでは、利用する際の注意点やメリットを解説します。
もくじ
複数の不動産会社へ見積もりを依頼できるサイトとは?
売却したい物件の情報や連絡先などの簡単な入力をすると、マッチングした複数の不動産会社に一括で問い合わせることができるサービスがあります。複数の不動産会社から見積もりをしてもらい、その結果を比較します。
サイトの利用手順は以下のとおりです。
- サイトに登録する
- マッチングした不動産会社から、依頼する会社を選ぶ
- 査定の提案を受ける
- 見積もり結果を比較する
利用するメリットや注意点を確認して、正しい使い方をしましょう。
メリット
不動産の一括査定サイトのメリットは、複数社に相談することであらゆる比較ができるという点です。
不動産を売ることは、購入することと比べて10倍難しいと言われています。売却価格の付け方や集客方法には不動産に関する専門性や、経験が必要です。
不動産を購入する際は、じっくりと下見をしたり、周辺の環境や施設情報を入念に調べて購入する人がほとんどです。しかし、売却する際にはそういった下調べや予備知識を持たない方も多いでしょう。
複数の会社に問い合わせをして比較することで、不動産の専門的な知識を持たない売主であっても、一番自分に合う売却方法を見つけることが可能です。その結果、より高く不動産を売却できる可能性があります。
注意点
サイトを利用した際、複数の不動産会社に提示してもらった査定価格が必ず売れる価格ではないことに注意しましょう。
売主は、不動産会社に提示された査定価格などを参考に、売り出し価格を決めます。
しかし、不動産の最終的な売却価格は、売主と買主の合意のもと成立します。 買主との価格交渉によって、値下げをする場合があります。
また、同時期に同様の物件が売り出されている場合、売れ残りを防ぐためには、ある程度の「価格調整」をする必要があることも意識しておきましょう。
比較する3つのポイント
では実際に、サイトを利用して、どういった部分を比較するのでしょうか。
各会社とのやりとりにおいて比較するべきポイントが3つあります。
価格の比較
売却しようとしている不動産が、まずいくらぐらいの価格なのかを考える方は非常に多いです。
一括査定の一番のメリットが、価格を比較できることだと考える方も多いのではないでしょうか。 複数の不動産会社に査定を依頼することで、その不動産の相場を把握できます。
ただ、査定価格の算出方法はその物件や不動産会社によってさまざまです。 不動産会社は、以下のような点を参考に不動産を査定します。
- 不動産の周辺の物件価格
- 取引相場
- 地価
会社ごとで得意な地域や物件の種別があるため、査定価格に何百万円も差が出ることがあります。
一方で、複数の会社に依頼した見積もりの結果に差がなかった場合、その価格は信頼性のある価格と判断できます。
しかし、複数社の査定価格を比較した際に、ほかの会社の相場と比べて突出して高い価格を提示する会社があった場合は、注意が必要です。
不動産会社は売主と媒介契約を交わしてから、初めて売却活動を始めます。
なぜなら、不動産会社は契約(媒介契約)を交わさなければ利益を上げることができません。そのため、契約するために、査定価格を故意に高額に設定して、販売活動中に価格をどんどん下げていく不動産会社もいます。
いずれにしても、不動産会社から見積もりの結果を提示されたら、その価格の根拠を確かめ、少しでも不明瞭な点があれば断るという選択肢も考えておきましょう。
担当営業マンとの相性の比較
複数の不動産会社に査定依頼を出すと、ほとんどの場合、各社から営業担当がひとり付きます。この担当者は契約を締結し、物件を売りに出し、売却が完了するまでのすべてをひとりで行うケースが多いです。そのため、長い期間売主と連絡を取ります。
そのため、担当者との相性はとても重要です。不動産という高額な売買において、本当に信頼できる人間関係を形成できるかという部分は、売却の結果に大きな影響を与える可能性があります。
トップセールスマンだからといって万人と信頼関係を作れるわけではありません。複数社への問い合わせをすることによって、本当に自分と相性のよい担当者を見つけることができます。
提案内容の比較
不動産会社による、提案内容の比較も慎重に行いましょう。
たとえば買い替えや住み替えを検討している場合、以下のような点も比較対象です。
- 売却価格などを加味して、買い替え先の物件も同時に提案してくれるか
- 決まった期間内に売却できなかった場合に保証を付けてくれるか
さらに、具体的な売却活動の内容も確認しましょう。以下のような活動方法のうち、どれが得意なのかといった部分でも、比較することが重要です。
- 周辺地域へのポスティング
- インターネットサイトへの掲載
サイトの選び方
不動産の一括査定サイトは、規模が大きいものから小さいものまで、多数あります。
以下のようなポイントに着目して、自分に向いているサイトを選びましょう。
得意な分野
不動産には、以下のように、さまざまな種別があります。
- 一戸建て
- 分譲マンション
- 一棟マンション、一棟アパート
- 土地
サイトによっては、戸建てに特化しているものや全種別対応できるものなど、それぞれ得意な分野が違います。
また、建物の種別だけでなく、対応できる地域も違います。 リビンマッチのように全国の不動産会社が加盟しているサイトもあれば、限定された地域に特化しているサイトもあります。
そのため、自分の目的に合ったサイトを利用することが大切です。
加盟している不動産会社
加盟している不動産会社が多い一括査定サイトは、それだけ実績があるため、信頼できるサイトといえます。
また、サイトによって、一度に問い合わせることができる不動産会社の数が違います。一度の登録で何社に依頼することができるかも確認しておきましょう。
加盟店の数だけで判断できないこともあります。
不動産会社の中には、大手もあれば、中小の企業もあります。サイトによっては、大手に絞っているサイトや、中小の加盟点が多いものもあります。
大手の不動産会社は、実績もあるため、安心感があります。 また、全国展開していることが多く、なかなか中小が手を出しづらい地方でもカバーしてくれるでしょう。
その反面、中小の不動産会社は、特定の地域に特化しており、親身に相談にのってくれることが多いです。 そのため、地域によっては、大手よりも中小の不動産会社の方が、より高く不動産を売ることができるケースがあります。
このように、大手と中小にはそれぞれの良さがあります。 特色が異なるサイトを複数利用して、比較してみるのもよいでしょう。
利用の手軽さ
本来、不動産売却を検討した場合は、複数の不動産会社にそれぞれ問い合わせて、直接訪問することでしか比較ができません。それを、オンライン上で手軽に済ませられることが、一括査定サイトを利用する理由として多いでしょう。
なお、サイトの中でも、利用の手軽さに違いがあります。
リビンマッチでは、手軽にチャット形式で入力して、不動産会社に問い合わせることができます。 順番に表示されるチャットに従って、答えていくだけなので、面倒な作業がありません。
リビンマッチ編集部より
大切な不動産をより高く売りたいと考えられている方は、ぜひ不動産の一括査定サイトの利用をご検討ください。たとえ不動産に関する知識がなくても、複数の不動産会社を比較できます。本当にあなたにぴったりな不動産会社が、不動産の売却をサポートしてくれるでしょう。
(りびんまっちこらむへんしゅうぶ)
リビンマッチコラムを制作・執筆・編集を行う、リビン・テクノロジーズ株式会社の編集チームです。
難しくてわかりにくい不動産を、誰にでもわかりやすくお伝えするコラムを制作しています。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
人気ワード
離婚で家を財産分与 (27) 老後の住まい (24) 売れないマンション (16) 一括査定サイト (15) 離婚と住宅ローン (13) 海外移住 (11) 訳あり物件 (11) 家の売却 (11) 家の後悔 (10) 不動産高く売る (9) 実家売却 (9) マンション価格推移 (8) マンションの相続 (8) 移住 (7) アパート売却 (7) 不動産会社の選び方 (6) マンション売却の内覧 (6) 家の価値 (6) 離婚と家 (6) 売れない家 (5) お金がない (5) 空き家売却 (5) 離婚準備 (5) 離婚と家売却 (5) 農地売却 (4) 近隣トラブル (4) マンション買取 (4) 家の解体費用 (4) 売れない土地 (3) マンションか戸建てか (3) サブリース (3) イエウール (3) 不動産価格推移 (3) リビンマッチ評判 (2) シンガポール移住 (2)リビンマッチコラムを引用される際のルール
当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。
引用ルールについて