引っ越したいのに家が全然売れない!すぐやるべき対策とは
引っ越したいのに家が売れないことで、なかなか計画が進まないという方は多いです。
家が売れないのは、何らかの原因があります。原因を把握し対策をしない限り、今後も売れない状態が続くでしょう。
この記事では一般的な家の売却期間や売れない時の対処法などを紹介します。自身の状況と比較して、適切な対策を講じましょう。
もくじ
家の売却期間はどのくらい?
家の売却期間は一般的にどのくらいなのでしょうか。株式会社ウェブクルーの「不動産売却の満足度に関するアンケート調査」から紹介します。
約8割の人が半年程度までに売却できている
売却を検討してから売却完了までにかかった期間は、3カ月程度が42%、半年程度が37%と、約8割の人が約半年で売却を完了していることが分かります。
このことから、売却検討から半年以上かかっている場合は、売れるのが遅いといえます。
この場合は、何らかの対策を講じる必要があるでしょう。
1年以上かかるケースもある
アンケートでは、売却の検討から売却完了までに1年以上かかった割合は8%でした。売却期間が伸びるにつれて、不満足と感じている人も多いようです。
1年以上かかっていると、売れていない理由に対して、適切な対策ができていない可能性があります。
不動産会社の担当者と原因や対策について、もう一度話し合いましょう。
家が売れないとどうなる?
引っ越し前提の売却では、家が売れないとさまざまな不都合が起こります。どういった不都合が起きてしまうのか確認しましょう。
売れるまで管理の手間がかかる
家の売却では、住みながら売却を進める場合、週末に内覧の対応などをする必要があります。
その準備のために、家を清掃したり、家に在宅する必要があったりなど、大変な手間がかかります。また不動産会社とも都度連絡を取る必要があるので、面倒と感じるかもしれません。
売れないスパイラルに陥る
家が売れないと、売れないスパイラルに陥ってしまう点に注意しなければなりません。
売れないスパイラルとは、物件自体に大きな問題はなくても、長期間広告などに掲載されていて、売れない期間が続くことで「あの物件はなにか理由があるから売れ残っている」と思われてしまうことです。
これを避けるためにも、家の売却はできる限り短期間で売れるようにすることが大切です。
次のステージの計画が立てられない
引っ越し前提で売却を進めている場合、売却で得たお金を新居などの次のステージの費用に充てようと計画しているケースが多いでしょう。
いくらで売却できるのかが確定しない限り、次の計画が立てづらくなります。
もし、売却中に気に入った物件が見つかっても、即決することが難しいため、ストレスがたまります。
売れない家の3つの特徴
売れない家によくある3つの特徴を紹介します。自身の売却中の物件に当てはまっていないか確認してみましょう。
内覧件数が少ない
内覧件数が少ないということは、広告の打ち出し方、つまり写真や価格設定などが悪いことが理由として考えられます。
あるいは、不動産会社に営業力がなかったり、積極的に広告してもらっていなかったりということが考えられます。
物件のイメージがよくない
内覧が入っても買付申し込みまでなかなか進まないといった物件の場合は、物件のイメージがよくないということが考えられます。
具体的には、マンションの場合は居室に至る前のロビー付近の雰囲気がよくないことが考えられます。また、戸建ての場合は庭の草がきれいにされていないかもしれません。
マンションと戸建てにも共通して見られるポイントとしては、以下のものがあります。
- 最初に居室内に入ったときに、明るさを感じられるのか
- 水回りがきれいに手入れされているか
- 居住中に売却を進めるケースでは生活感を感じさせないか
売り出し価格が高い
よい物件であっても、相場より売り出し価格が高いと契約につながる可能性は低いです。
このため、適切な売り出し価格で売却活動を進めてくれる不動産会社を選ぶことが大切です。
売れないときにすぐやるべき3つの対策
家が売れないときには、どのような対策をするとよいのでしょうか。ここでは、すぐやるべき3つの対策を紹介します。
内覧前に徹底的に清掃する
家の売却では、内覧前に徹底的に清掃することが大切です。
居室内では、水回りを特に重点的に清掃しましょう。さらに、外の芝生を刈ったり、マンションの場合にはロビー回りやポストなどまでしっかりきれいにしたりすることも考えましょう。
ハウスクリーニングの利用を検討するのもよいでしょう。
なお、水回りの設備が古く、清掃だけではきれいにならないといったケースでも、お金をかけてリフォームするのはあまりおすすめできません。
家の売却において、お金をかけてリフォームしたとしても、そのお金の分だけ価格に上乗せできることはそう多くありません。
また、家を買った人が購入後に自分好みにリフォームすることも多く、その場合せっかくリフォームした分が無駄になってしまいます。
広告を見直す
不動産会社に売却を依頼した後は、インターネットやチラシなどで、自分の物件がどのように広告として掲載されているかを確認できます。
その広告をみて、たとえば写真の掲載内容がよくないと感じる場合は、早めに撮り直しをしてもらうなどの対策をしましょう。
場合によっては、仲介の不動産会社を変えることも検討します。
媒介契約は、3カ月間などと契約期間を設けているケースが多いです。そのため、不動産会社を変更する場合は、契約期間が終わる段階で更新をしないという選択をすることになります。
すでに媒介契約を結んでいる場合は、媒介契約書を確認してみましょう。なお、媒介契約ごとの契約期間の上限は下記のとおりです。
媒介契約の種類 | 契約期間の上限 |
---|---|
一般媒介契約 | 既定なし(3カ月以内が多い) |
専任媒介契約 | 3カ月 |
専属専任媒介契約 | 3カ月 |
一括査定サイトを利用する
家が売れない場合、不動産会社選びが間違ってしまっている可能性があります。
広告や売り出し価格など、不動産会社の提示する内容に問題があると感じるようであれば、早い段階で不動産会社の変更を検討するのがおすすめです。
その際、一括査定サイトを利用することで失敗する可能性が少なくなります。
一括査定サイトは物件情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定依頼を出すことが可能です。複数の不動産会社から査定を受けることで、査定額の相場観をつかむことができます。
また、多くの不動産会社の対応を比較することで、信頼のおける不動産会社を見つけられる可能性が高くなります。
引っ越したいのに家が売れないと悩んでいる方は、無料で利用できる一括査定サイトがおすすめです。
引っ越したいのに家が売れない!に関するよくある質問
- みんなどのくらいの期間で売却できているの?
- アンケートによると、3カ月程度が42%、半年程度が37%と、約8割の人が約半年で売却を完了しています。半年以上売れていないなら対策が必要です。
- 売れない時にできる対策は?
- ひとつの方法として広告を見直します。インターネットやチラシなどで、自分の物件がどのように広告として掲載されているかを確認できます。写真の掲載内容がよくないと感じる場合は、早めに撮り直しをしてもらうなどの対策をしましょう。場合によっては、仲介の不動産会社を変えることも検討します。
大手住宅メーカーの注文住宅販売や不動産テック企業の仲介業務に4年間携わり、不動産取引にかかわった件数は350件以上にわたります。2021年よりリビンマッチコラムの執筆・編集を担しています。皆さんが安心して不動産取引を行えるよう、わかりやすくリアルな情報を発信します。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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