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ゴミ屋敷の売却方法は3つ!必要費用やゴミ屋敷条例についても紹介

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ゴミ屋敷の売却方法は3つ!必要費用やゴミ屋敷条例についても紹介

自宅がゴミ屋敷になったり、相続した家がすでにゴミ屋敷だったりした場合、処分するために売却したいと考える方がいるでしょう。

ゴミ屋敷は放置しているとゴミ屋敷条例の対象になって、思わぬ費用が発生することがあります。そのため、早急に解消して、売却することが得策です。

しかし、たまったゴミをそのままにして売却できるのでしょうか。
本記事では、ゴミ屋敷の売却方法や売却時に必要な費用について紹介します。

ゴミ屋敷とは?

売却方法について紹介する前に、ゴミ屋敷について簡単に紹介します。

ゴミ屋敷に定義はある?

ゴミ屋敷に明確な定義はありませんが、一般的に足の踏み場もないほどゴミが散乱している家のことです。なかには、ゴミが天井、さらには家の外にまで山積みになっている家もあります。

そのような状態では、悪臭や害虫などによって健康被害があるおそれもあります。なお、ゴミ屋敷とは別に、ゴミ部屋や汚部屋と呼ばれるものもあります。

ゴミ部屋
部屋の中だけがゴミだらけになっている状態
汚部屋
ゴミではなく物が散乱して片付けられていない状態

これらはゴミ屋敷と異なり外からでは分からないので、周囲の人が気づきにくいです。
今回は、ゴミ部屋についてもゴミ屋敷として紹介します。

ゴミ屋敷の問題点

ゴミ屋敷の問題点として、以下3つが挙げられます。

健康を害するおそれがある

ゴミが放置されることで、雑菌や害虫が繁殖し、健康を害するおそれがあります。体にカビが生えてしまうこともありますし、最悪の場合命を落とすかもしれません。

火災のおそれ

ゴミ屋敷は火災が起きる危険性が高まります。コンロの火がゴミに引火したり、ほこりがコンセントに積もり、発火したりすることも考えられます。

ゴミは燃えやすいので、一度火がついてしまうとなかなか消えません。ゴミの堆積によって避難経路の確保も難しいです。

近隣トラブル

悪臭や外観は近隣住民とのトラブルに発展します。近隣住民との関係が悪化したことでゴミの集積所が使えなくなり、さらにゴミをためてしまう悪循環にもなりかねません。

ゴミ屋敷条例とは

自治体によってはゴミ屋敷条例を制定している所もあります。たとえば東京都中野区では2017年に制定がされています。

中野区は「ごみ屋敷」等の対策のために「中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例」を制定しました 。 この条例は、これまで区の規制が及ばなかった私有地などの場所を対象としており、今後は、この条例に基づき「ごみ屋敷」等の対策を進めていきます。

中野区 「ごみ屋敷」等の対策のための条例について

ゴミ屋敷として認められると、ほとんどの自治体で指導、勧告、命令および代執行の手続きがされます。代執行とは、国や役所などが、命令に従わない人や義務を怠っている人に対し、代わりに業務の執行を強制的に行う措置のことをいいます。

つまり最初は「ゴミ屋敷を解消してください」と注意されるだけですが、解消しないと徐々に自治体の強制力が出てきます。

命令では解消する期限を決められ、解消しなければ強制的に代執行させられる可能性もあります。また、代執行の費用は所有者に請求されてしまいます。罰金については自治体によっては違いますが、命令違反で数万円程度の過料を課せられることが多いです。

しかし一時的にゴミ屋敷が解消したとしても、当事者の気持ちが変わらないと、またゴミ屋敷になる可能性が高いです。そこでゴミ屋敷条例では、こころのケアにも重点を置いて対処しています。

ゴミ屋敷を売却する3つの方法

ゴミ屋敷の売却方法には大きく分けて3つあります。

ゴミが残っている状態で買取業者に売却する

ゴミが残っている状態で、一般の買主に売ることは難しいです。

また、ゴミを処分したとしても、一度でもゴミ屋敷になってしまった家を買いたいと思う人は少ないでしょう。

シミや臭いが残っていたり、湿気によって建物自体が傷んでいたりするかもしれません。このような理由から、ゴミ屋敷を一般の買主に売却するのはほぼ不可能と思った方がよいでしょう。

しかし、相場より安い価格で買い取ることができるため、ゴミ屋敷を買い取る業者は存在します。

買い取ったあと、フルリフォームをすれば、人が住める家として販売できます。リフォームが難しいような家であれば、解体をして更地として売却したり、新しく家を建てたりできます。

ゴミの処分が難しい場合は、このような業者にお任せするのがよいでしょう。ゴミを処分する費用もかからないので、手元に資金がない人にもおすすめです。

ゴミを処分してからリフォームして売却する

ゴミ屋敷になってしまうと自分で片付けるのは困難です。ゴミ処理業者に頼むのが最も確実で早いでしょう。

ゴミ処理を依頼する場合は、必ず一般廃棄物処理業の許可を得ている業者に頼みます。この許可を持っていない場合、適切なゴミ処理を行っていない可能性があります。最悪の場合、不法投棄をしていることもあり得ます。

ゴミの処理が終わったら売却に移ります。しかし、そのままではおそらく買主がいないため、リフォームをすることになります。

リフォームをした場合、当然費用がかかります。しかし、その費用分を上乗せして売却できることはまれです。リフォームは売却金額を上乗せするというより、買主が現れる可能性を上げると考えた方がよいでしょう。

どこまでリフォームをすれば売れるようになるかは、売却を仲介してもらう不動産会社と相談して慎重に決めることをおすすめします。

ゴミを処分して解体してから売却する

ゴミを処分したあと、解体して更地にすることで早く売却できる可能性があります。

解体業者は一般的に産業廃棄物の処理のみを行っているため、ゴミ処理は行ってくれません。しかし、一部の解体業者では両方を行っている場合があります。

ゴミ処理と解体の両方を行っている業者であれば、まとめて依頼することで割引してもらえる可能性があります。事前に調べておくとよいでしょう。

売却時に必要な費用

ゴミが残っている状態で業者に売却する場合は、買取価格から処分費用が差し引かれています。しかし、ゴミを処理してから売却する場合には、売却するまでに費用がかかります。

ゴミ処理費用

ゴミ処理費用は部屋の広さによって大きく変わります。以下は、部屋の規模ごとの費用目安です。

部屋の大きさごとのゴミ処理費用
部屋の規模 ゴミ処理にかかる費用の目安(円)
1部屋 5万
2部屋 15〜45万
4部屋以上 25〜70万

 

またゴミの量によっては、トラックの大きさが異なるため、費用が変わります。さらに、ゴミの種類や作業に必要な人数によっても左右されます。

解体費用

木造の場合、1坪あたり3〜5万円が相場です。30坪であれば、約90〜150万円です。もちろん立地などによっても変わってきます。

リフォーム費用

リフォーム費用はリフォームする場所によって、大きく変わります。

特にキッチンやお風呂などの水回りのリフォームでは1箇所あたり100万円近くかかることもあります。

一括査定サイトを利用して適切な売却方法を見つける

ゴミ屋敷の状態はそれぞれの物件で大きく違います。その物件にあった適切な売却方法を選択する必要があります。その際には、やはりプロに相談することが一番よいでしょう。

また、1社だけでなく複数社に問い合わせをして比較してみましょう。その中から、売却価格や売却期間など、一番要望に沿ってくれそうな業者を選択しましょう。

そこで利用したいのは一括査定サイトです。一度の問い合わせで複数の業者へ問い合わせができます。ゴミ屋敷の売却は手間のかかることが多いので、一括査定サイトを利用して少しでも手間を減らしましょう。

ゴミ屋敷の売却に関するよくある質問

ゴミ屋敷でも売却できる?
売却方法や売却価格は制限されますが売却できます
ゴミ屋敷を放置しておくとどうなる?
火災や近隣トラブルに発展する可能性があります

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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