賃貸併用住宅における減価償却費の考え方 更新日:2024年6月20日 経費が増えることで課税対象額が減り、結果的に所得税と住民税の節約になるというメリットがありますが、建物や設備などの高額なものは資産とされ、費用にはなりません。 しかし、減価償却することで何年かに分けて少しずつ費用計上していくことができます。 賃貸併用住宅における減価償却について見ていきましょう。 もくじ1 減価償却費の仕組み2 減価償却の計算方法3 具体的な減価償却の計算例4 減価償却の手続き方法 減価償却費の仕組み まず、自宅部分については事業とは関係ないため、減価償却することはできません(自宅兼事務所などの場合は違ってきます)。 また、土地についても減価償却することはできないため、賃貸併用住宅において減価償却できる部分は建物の賃貸部分のみです。 そのほか、家具付きで賃貸する場合などは、家具などの備品についても減価償却することが可能です。 【完全無料】土地活用は必ず複数社のプランを比較検討してください!一括プラン請求はこちらから アパマン経営 駐車場経営 戸建賃貸 高齢者住宅 資産活用相談 土地活用プランを比較無料資料請求 家の価値いくら?無料査定する 不動産会社に売る無料買取査定 減価償却の計算方法 減価償却の計算方法は、定額法か定率法かによって変わってきます。 それぞれの計算式は以下のとおりです。 定額法 取得額÷法定耐用年数 定率法 未償却残高×償却率 定額法の場合は、毎年同じ金額が費用計上される仕組みです。 一方定率法の場合は、年数を経るごとに費用計上できる金額が減っていきます。 ちなみに建物や、建物と一体となる建物付属設備に関しては、平成28年4月1日以降に取得した場合は定額法のみが適用されることになりました。 定額法における法定耐用年数は、構造や用途によって変わります。 例えば木造の場合は22年・鉄骨鉄筋コンクリートの場合は47年です。 そのほかの備品などについても耐用年数や償却率は決まっていますので、国税庁のホームページや手引きなどで確認するようにしてください。 【完全無料】ご希望の項目を選択して一括資料請求!プランを比較検討しましょう! アパマン経営 駐車場経営 戸建賃貸 高齢者住宅 資産活用相談 土地活用プランを比較無料資料請求 家の価値いくら?無料査定する 不動産会社に売る無料買取査定 具体的な減価償却の計算例 賃貸部分の所得額が3,000万円の木造建築物件を取得した場合、毎年減価償却できる金額は以下のとおりです。 3,000万円÷22年=1,363,636円 もしもこの物件が鉄筋コンクリート製だった場合は、以下のとおりです。 3,000万円÷47年=638,297円 構造によって、1年間に費用計上できる金額がかなり変わりますね。 【簡単お手続き】最短45秒の入力だけで複数社に資料請求できます!ぜひご活用ください! アパマン経営 駐車場経営 戸建賃貸 高齢者住宅 資産活用相談 土地活用プランを比較無料資料請求 家の価値いくら?無料査定する 不動産会社に売る無料買取査定 減価償却の手続き方法 建物以外にも減価償却する資産があり、定率法か定額法を選びたい場合は事前に届け出が必要です。 その年の確定申告期限までに、「減価償却資産の償却方法の届出書」という書類を税務署に提出します。 もしも償却方法を特に選ぶ必要がなければ提出する必要はありませんが、その場合は法定の計算方法が適用されます。 ちなみに一度選択した方法は後から変更することも可能です。 賃貸併用住宅の賃貸部分については利息を費用計上できるとともに、減価償却で建物の取得金額も費用計上できますが、耐用年数は構造によって変わりますので注意が必要です。 建物以外にも減価償却できるものがあれば費用計上でき、節税につながります。 【完全無料】リビンマッチならあらゆる不動産サービスを一括比較できます!ぜひご活用ください。 家の価値いくら?無料査定する 不動産会社がスピード買い取り無料買取査定する 貸したらいくら?無料賃料査定 土地活用プランを比較無料資料請求 任意売却は即行動無料査定する リースバック無料査定する リノベーション無料資料請求 リビンマッチコラム編集部(りびんまっちこらむへんしゅうぶ) リビンマッチコラムを制作・執筆・編集を行う、リビン・テクノロジーズ株式会社の編集チームです。 難しくてわかりにくい不動産を、誰にでもわかりやすくお伝えするコラムを制作しています。 この記事の編集者 リビンマッチ編集部 リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。 誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。 コンテンツの引用ルール 運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場) カテゴリー 土地活用コラム タグ ◀ 前の記事 次の記事 ▶ 人気ワード 離婚で家を財産分与 (27) 老後の住まい (24) 売れないマンション (16) 一括査定サイト (15) 離婚と住宅ローン (13) 海外移住 (11) 訳あり物件 (11) 家の売却 (11) 家の後悔 (10) 不動産高く売る (9) 実家売却 (9) マンション価格推移 (8) マンションの相続 (8) 移住 (7) アパート売却 (7) 不動産会社の選び方 (6) マンション売却の内覧 (6) 家の価値 (6) 離婚と家 (6) 売れない家 (5) お金がない (5) 空き家売却 (5) 離婚準備 (5) 離婚と家売却 (5) 農地売却 (4) 近隣トラブル (4) マンション買取 (4) 家の解体費用 (4) 売れない土地 (3) マンションか戸建てか (3) サブリース (3) イエウール (3) 不動産価格推移 (3) リビンマッチ評判 (2) シンガポール移住 (2) リビンマッチコラムを引用される際のルール 当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。 引用ルールについて